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世界のマーケットとそのほかの個人的趣味

【マーケット記録】2023/10/17(火) 最終版

【総まとめ】

  • 米10月NY連銀製造業景気指数:-4.6 (予想:-5.0、9月:1.9)、9月1.9からマイナスに落ち込んだものの予想の‐5.0は上回った

  • ロンドン株式市場は反発し、コモディティ関連株の上昇やイングランド銀行の金利方針待ちの状況が影響

  • 欧州株市場は反発し、資源株や金融銘柄の上昇が貢献

  • ユーロ圏の国債利回りは上昇、ECB当局者は金融政策の制限的姿勢を強調

  • ドイツの10年債利回りは2.78%、イタリアの10年債利回りは4.767%

  • 米国の主要な株式指数、ダウ平均が314.25ドル高の33,984.54ドルで、ナスダックも160.75ポイント高の13,567.98ポイントで取引終了

  • 政府と同盟国が中東情勢の外交的解決を目指し、市場の中東に対する懸念が後退

  • ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演にて、政策金利の据え置きを支持する立場を明確に示す

  • グールズビー米シカゴ連銀総裁がインフレの鈍化を認める発言、金利の先高観が後退

  • 米国のイエレン財務長官がインタビューで、国内経済の強さに言及し、高い金利が持続する可能性を示唆

  • 16日のNY外為市場にて、ドル・円の為替レートが149円41銭から149円76銭の範囲で取引、終値は149円53銭

  • ユーロ・ドルとユーロ・円が上昇、一方でポンド・ドルも上昇し、ドル・スイスフランは0.9034フランから0.8996フランへの変動を記録

  • NYMEXのWTI原油先物11月限は前営業日比で1.03ドルの下落、通常取引終了価格は86.66ドル。取引範囲は86.32ドルから88.33ドルの間で変動

  • 日経225先物12月限は前日比310円高の3万1990円で夜間取引終了。日経平均株価の現物終値3万1659.03円に対しては330.97円高

  • 17日の日経平均は381.26円高の32040.29円で、3営業日ぶりに反発

  • 前日の米国市場で利上げ見送り観測からハイテク株が買われ、東京もそれを引き継いで買い戻し

  • 日経平均は一時32260.77円まで上昇、しかし中東情勢の懸念で様子見ムードに

  • 日経平均は前日の下げを半値程度しか回復せず、中東や米国の長期金利上昇が懸念材料

  • 日経225先物12月限は前日清算値比360円高の3万2040円で日中取引終了。この日の日経平均株価の現物終値3万2040.29円に対しては0.29円安


【チャート】

◆1日の値動き=5分足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限5分足チャート2023/10/16(月)16:30~2023/10/17(火)15:15


◆過去2週間の値動き=1時間足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限1時間足チャート2023/10/03(火)16:30~2023/10/17(火)15:15


◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限日足チャート2023/04/17(月)16:30~2023/10/17(火)15:15


【経済イベント指標】

◆2023/10/16(月)の経済指標結果

2023-10-17 Tue の2023/10/13(金)の経済指標結果


◆2023/10/17(火)の経済イベント予定

2023-10-18 Wed の経済イベント予定


【欧州市況】

◆欧州市場サマリー(16日ロイター)

2023/10/17(火)03:06

要約(ChatGPT併用)

  • ロンドン株式市場は反発し、コモディティ関連株の上昇やイングランド銀行の金利方針待ちの状況が影響

  • FTSE250種指数は0.37%上昇、FTSE350種鉱業株指数は1.99%上昇

  • BPとシェルの株価はそれぞれ0.2%と1.0%上昇、原油価格の下落にもかかわらず

  • 投資家は17日の英失業率、18日のCPIへの注目、9月CPIは前月比0.4%上昇予想

  • 資産運用会社Abrdnの株価は4.2%上昇、ブラジルの企業への事業売却合意を背景に

  • ヒプノシス・ソングス・ファンドの株価は9.3%下落、中間配当の取りやめが影響

  • 欧州株市場は反発し、資源株や金融銘柄の上昇が貢献

  • STOXX欧州600種資源株指数と小売株指数はそれぞれ1.84%、2.00%上昇

  • ポーランドのWIG20株価指数は5.31%上昇、野党連合の政権奪取が好感された

  • イタリアのFTSE・MIB指数は0.55%高、2024年度の予算承認が背景

  • ユーロ圏の国債利回りは上昇、ECB当局者は金融政策の制限的姿勢を強調

  • ドイツの10年債利回りは2.78%、イタリアの10年債利回りは4.767%

本文ここから

<ロンドン株式市場>
 反発して取引を終えた。イングランド銀行(英中央銀行)の今後の政策金利の道筋を方向づける一連の英経済指標の発表を控える中、コモディティー(商品)関連株が買われたのが相場を押し上げた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.37%上昇した。ドル安や中国人民銀行(中央銀行)による流動性支援強化を背景に銅価格が値上がりしたため、FTSE350種鉱業株指数は1.99%上昇した。原油価格の値下がりにもかかわらず、石油大手のBP、シェルはそれぞれ0.2%、1.0%上昇した。投資家は17日に発表される英失業率や、18日の消費者物価指数(CPI)に注目している。ロイター通信がまとめたエコノミスト予想によると、9月のCPIは前月比0.4%上昇と、伸び率が8月の0.3%から拡大することが見込まれている。前年同月比上昇率は6.5%と、8月の6.7%から縮小すると予想されている。英中銀のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は、物価上昇ペースが鈍化したという理由だけで、高インフレとの戦いが終わったと考えるべきではないと述べた。資産運用会社Abrdnは4.2%上昇。欧州拠点のプライベートエクイティー事業をブラジルのパトリア・インベストメンツに売却することで合意したと発表したことから買いが膨らんだ。一方、音楽著作権ファンドのヒプノシス・ソングス・ファンドは9.3%と大幅下落。提案していた中間配当を取りやめたことが嫌気された。

<欧州株式市場>
 反発して取引を終えた。資源株や金融銘柄の上昇が相場全体を押し上げた。中国の需要拡大への期待から卑金属の価格が上がったのを背景に、STOXX欧州600種資源株指数は1.84%上昇。小売株指数も2.00%上げた。スウェーデンの鉄鋼メーカーSSABは2.4%上昇。JPモルガンが投資判断を引き上げたことが材料視された。RBCが投資判断を引き上げたスイス金融大手UBSも1.9%高。ポーランドのWIG20株価指数は5.31%上昇した。下院選の一部公式結果と出口調査で野党連合が政権を奪取する公算なのが好感された。イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は0.55%高。イタリア政府は財政の逼迫に対する市場の懸念にもかかわらず、減税と歳出増を盛り込んだ240億ユーロ(253億ドル)相当の2024度予算を承認した。イタリアの通信会社テレコム・イタリアは6.2%下落。米プライベートエクイティ(PE)大手KKRの買収提案に関する見通しが不透明なことがマイナス材料となった。ドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテックは7.2%下げた。提携相手の米製薬大手ファイザーが新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の売り上げが減っているのを背景に、13日に通期決算の売上高見通しを引き下げたことが重しとなった。

<ユーロ圏債券>
 域内国債利回りが上昇した。複数の欧州中央銀行(ECB)当局者が、金融政策は引き続き制限的である必要があり、物価上昇に対する勝利を宣言するのは時期尚早だとの見解を繰り返した。ECB理事会メンバーでタカ派として知られるナーゲル独連銀総裁は14日、ユーロ圏のインフレはようやく減速してきたが、依然としてあまりに高水準だとした。ラガルド総裁も、ユーロ圏の労働市場は軟化の兆しを見せていないと述べた。指標となるドイツの10年債利回りは5ベーシスポイント(bp)上昇し2.78%となった。イタリアの10年債利回りは1bp上昇の4.767%。独伊10年債利回り格差は197bp。10月9日には209.2bpまで拡大し、10カ月ぶり高水準を付けていた。投資家は、旺盛な債券需要と、ECBがユーロ圏諸国の利回り格差抑制のために導入した「伝達保護措置(TPI)」が相まって、周辺国国債の利回りが良好な水準に保たれると予想している。一方、現在の水準からさらに拡大すると見るアナリストもいる。コメルツ銀行の金利ストラテジスト、ライナー・グンターマン氏は「ECBのコメントがより慎重なものにならない限り、独国債と周辺国国債のスプレッドはさらに拡大する可能性がある」と述べた。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータによると、イタリア5年国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドは115bpと、前週末から横ばいだった。


【要人発言】

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/10/17(火)05:10

本文ここから

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁 「FRBは利上げを終える可能性が高い」 「インフレは低下すると見ている」 「データに何らかの変化がなければ、FRBは金利を据え置くべき」


【日経先物ナイトセッション】

◆日経225先物夜間取引クロージング:17日夜間取引終値=310円高、3万1990円

2023/10/17(火)06:03

本文ここから

 17日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日比310円高の3万1990円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万1659.03円に対しては330.97円高。出来高は1万8191枚だった。
 TOPIX先物期近は2294ポイントと前日比17.5ポイント高、TOPIX現物終値比20.46ポイント高だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        31990     +310    18191
日経225mini        31995     +310   384170
TOPIX先物         2294     +17.5    14187
JPX日経400先物      20705     +110    2066
マザーズ指数先物      663      +5    1758
東証REIT指数先物  売買不成立


【主要ニュース】

◆今朝の主要ニュース(17日ブルームバーグ)

2023/10/17(火)06:00

要約(ChatGPT併用)

  • 神田真人財務官は、為替が下落した場合、金利を上げるか為替介入を行う可能性を示唆

  • 足元の事例として、ロシアの金利引き上げやイスラエルの為替介入を参照

  • G7の合意に基づき、状況に応じた適切な対応をする方針を強調

  • イエレン米財務長官、米国の金利が高止まりする可能性を指摘、米経済は良好と評価

  • 米国の政府債務の金利負担は現在も管理可能、財政状況への注意が必要

  • 米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、金利上昇が住宅購入者にコスト増をもたらすと指摘

  • 住宅在庫不足が価格上昇を招き、初回購入者への影響が増大している

  • イランのアブドラヒアン外相、ハマスとイスラエルの戦争が拡大の危機と警告

  • イランが広範な衝突に備える姿勢を示唆、イスラエルの被害に対する関与は否定

  • アップルの「iPhone 15」、中国での売れ行きが前モデルを下回る

  • 消費の冷え込みや競合他社の攻勢が影響、カウンターポイント・リサーチのデータによりiPhone 15の売上下落を確認

本文ここから

利上げか介入で
神田真人財務官は、為替相場が激しく下落した場合には、国は「金利を上げることによって資本流出を止めるか、為替介入で過度の変動に対抗する」と述べた。財務省内で記者団に語った。神田財務官は、足元の例として政策金利を引き上げたロシアや、為替介入を実施したイスラエルを挙げた。その上で、「非常に複雑な状況の中で総合的にファンダメンタルズを判断する」と説明。主要7カ国(G7)などの合意に沿って、必要な時に適切な対応をしっかり取ることに尽きると語った。

高金利が長期化も
イエレン米財務長官は、米国では高めの金利が長期化する可能性があるとの見解を示すとともに、米経済は「良い状態にある」と述べた。スカイニューズとのインタビューで同長官は、国内総生産(GDP)の98%に上る政府債務の金利負担は「なお管理可能だ」と説明。「高めの金利は長引くかもしれないが、それは明白ではない。米国の財政状況は決して解決不可能ではない。われわれは財政状況に気を配らなければならない」と語った。

住宅購入環境厳しく 米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、金利上昇により借り入れコストが増え、住宅在庫は限定的になっていると指摘。在庫不足は住宅価格の押し上げにもつながっており、初回購入者が置かれている環境は厳しさを増しているとの見解を示した。総裁は講演で、「金利上昇は、住宅購入を考えている人の借り入れコストを押し上げただけでなく、在庫の減少ももたらした」と指摘。「在庫が不足すれば価格が総じて上昇し、潜在的な買い手の層がさらに薄くなるというのは、単純な市場の力学だ」と述べた。

拡大は不可避か
イランのアブドラヒアン外相は、イスラム組織ハマスとイスラエルの戦争について「政治的な解決の時間はなくなりつつあり、戦争が他の戦線に拡大する可能性が避けられない段階に近づいている」と、X(旧ツイッター)に投稿。ハマスの主要な後ろ盾であるイランが、広範な衝突に備えていることを示唆した。イスラエルで1300人が死亡したハマスの前例のない攻撃について、イランは関与を否定している。

中国で低調
米アップルの最新スマートフォン「iPhone 15」の中国での売れ行きは、前の機種をはるかに下回っている。複数の異なる分析が明らかにした。冷え込みが続く消費や、華為技術(ファーウェイ)など競合他社の攻勢を反映している。市場調査会社カウンターポイント・リサーチの見積もりによると、発売後17日間の中国販売でiPhone 15はiPhone 14を4.5%下回っている。この数字はこれまでに報じられておらず、ブルームバーグ・ニュースに提供された。

その他の注目ニュース
ウォール街のストラテジスト、米企業収益見通しの悪化に警鐘

www.bloomberg.co.jp

インテグラル代表、5年後に5000億円規模調達へ意欲-ファンド拡大
三井物産社長、LNG供給不足で分散投資を推進-再生エネ普及に時間

www.bloomberg.co.jp


◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(17日ロイター)

2023/10/17(火)06:14

本文ここから

  • 神田真人財務官は、為替が下落した場合、金利を上げるか為替介入を行う可能性を示唆

  • 足元の事例として、ロシアの金利引き上げやイスラエルの為替介入を参照

  • G7の合意に基づき、状況に応じた適切な対応をする方針を強調

  • イエレン米財務長官、米国の金利が高止まりする可能性を指摘、米経済は良好と評価

  • 米国の政府債務の金利負担は現在も管理可能、財政状況への注意が必要

  • 米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、金利上昇が住宅購入者にコスト増をもたらすと指摘

  • 住宅在庫不足が価格上昇を招き、初回購入者への影響が増大している

  • イランのアブドラヒアン外相、ハマスとイスラエルの戦争が拡大の危機と警告

  • イランが広範な衝突に備える姿勢を示唆、イスラエルの被害に対する関与は否定

  • アップルの「iPhone 15」、中国での売れ行きが前モデルを下回る

  • 消費の冷え込みや競合他社の攻勢が影響、カウンターポイント・リサーチのデータによりiPhone 15の売上下落を確認

  • > プーチン氏、18日に中国主席と会談 資源大手トップも訪中に同行=報道[nL6N3BM0D8]

  • > ガザ南部で物資搬入と避難できず、イスラエル非協力的とエジプト[nL6N3BM07B]

  • > 7日のハマス攻撃、阻止できず責任痛感=イスラエル治安機関トップ[nL6N3BM0FM]

  • > ポーランド下院選、野党連合が政権奪取の公算 [nL6N3BM0FD]

  • > 英首相「ハマスはパレスチナを代表せず」、ガザ人道支援増額[nL6N3BM0ER]

  • > NY州製造業業況指数、10月はマイナス4.6に低下 [nL4N3BM3MX]

  • > ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、ECB幹部「勝利宣言は尚早」[nL6N3BM0EK]

  • > ドイツ首相、17日にイスラエル訪問 その後エジプトへ=関係筋[nL6N3BM0EF]

  • > ロシアのドローン、主に中国から調達 国産の増強目指す=財務相[nL6N3BM0E7]

  • > イスラエル通貨、2015年以来の安値 ハマスとの衝突激化懸念で[nL6N3BM0E6]

  • > 米国務長官、イスラエル首相と協議 人道支援巡り [nL6N3BM0E3]

  • > バイデン氏、コロラド州訪問延期 国家安全保障問題に注力=政権[nL6N3BM0E0]

  • > EXCLUSIVE-米国民の大半、ガザ市民の安全確保へ支援望む=調査[nL6N3BM0CN]

  • > イタリア、24年度減税予算案を承認 議会で可決求める[nL6N3BM0DV]

  • > 高金利、新規の住宅購入を困難に=フィラデルフィア連銀総裁[nL6N3BM0DS]

  • > プーチン氏、18日に中国主席と会談 資源大手トップも訪中に同行=報道[nL6N3BM0D8]

  • > ガザ南部で物資搬入と避難できず、イスラエル非協力的とエジプト[nL6N3BM07B]


◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(17日ロイター)

2023/10/17(火)06:08

本文ここから

●プーチン氏、ガザ危機で積極外交 中東主要国と電話会談
モスクワ 16日 ロイター - - 中東情勢が緊迫化する中、ロシアのプーチン大統領は16日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの間の停戦確保に向け、イスラエルのネタニヤフ首相やイランのライシ大統領らと電話会談した。

●ウクライナ支援は引き続き米欧の最優先事項=米財務長官
ルクセンブルク 16日 ロイター - - イエレン米財務長官は16日、ウクライナへの支援は米欧にとって引き続き「最優先事項」であり、ロシアの侵攻に対するウクライナの戦闘を支えるために極めて重要だと述べた。

●イスラエル、レバノン国境付近で避難命令 ヒズボラ交えた紛争拡大懸念
ガザ/エルサレム/イスマイリア(エジプト)/ベイルート 16日 ロイター - - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル

●米国務長官とネタニヤフ氏、防空壕に避難 テルアビブで会談中=報道官
テルアビブ 16日 ロイター - - ブリンケン米国務長官が訪問先のテルアビブでイスラエルのネタニヤフ首相と会談を行っていた際に空襲警報が発令され、一時的に地下の防空壕に避難した。米国務省のマシュー・ミラー報道官が明らかにした。

●イスラエル人の人質最大約250人、ガザに拘束=ハマス
16日 ロイター - - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、ガザに人質として200─250人のイスラエル人を拘束している。ハマスの報道官が16日に動画を通じて明らかにした。

●トルコ外相、ハマス最高指導者と電話会談 人質解放を協議
アンカラ 16日 ロイター - - トルコのフィダン外相は16日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏と電話会談を行った。

●ポーランド下院選、野党連合が政権奪取の公算
ワルシャワ 16日 ロイター - - ポーランドで16日、下院選の一部公式結果と出口調査によると、親欧州連合(EU)でリベラル派の「市民連立」(KO)が率いる野党連合が政権を奪取する公算が大きい。

●バイデン氏、コロラド州訪問延期 国家安全保障問題に注力=政権
ワシントン 16日 ロイター - - 米ホワイトハウスは、バイデン大統領が16日に予定していたコロラド州の風力発電所視察を延期し、国家安全保障問題に取り組むためホワイトハウスにとどまると発表した。

●プーチン氏、18日に中国主席と会談 資源大手トップも訪中に同行=報道
モスクワ 16日 ロイター - - ロシアのプーチン大統領は中国の習近平国家主席と18日に会談する。ロシアのメディアが16日、報じた。

●ガザ南部で物資搬入と避難できず、イスラエル非協力的とエジプト

イスマイリア(エジプト) 16日 ロイター - -イスラエルとイスラム組織ハマスは16日、エジプト、イスラエル、米国がパレスチナ自治区ガザ南部の停戦で合意したとするエジプト当局筋の発言を否定した。

【米国市場】

◆NY株式市場クローズ(16日)

2023/10/17(火)07:04

日本時間2023/10/17(火)07:04現在


◆NY市場サマリー(16日ロイター)=ドルまちまち、利回り・株上昇

2023/10/17(火)06:44

要約(ChatGPT併用)

  • NY為替市場でドルがまちまちの動き

  • 中東情勢に注目、19日のパウエル米FRB議長発言を投資家が待機

  • ドル指数は0.29%安の106.23、10月3日に107.34の高値

  • ユーロは0.40%高の1.0554ドル、10月3日に22年12月以来の安値1.0448ドル

  • 日本円介入の可能性にトレーダー注目、ドル/円149.55、150円の水準が警戒水準

  • NY債券市場で国債利回り上昇、中東情勢と米国債の発行増が影響

  • 10年債利回りは7.7bp上昇の4.706%、2年債は3.8bp上昇の5.092%

  • FHNフィナンシャルのウィル氏、国債供給増とFRBの金利政策、株式相場で米国債利回り上昇

  • 米国株式市場は上昇、運輸関連株や一般消費財の上昇が目立つ

  • 中東情勢注視、リスクオンの動き、ダウ工業株30種大幅上昇

  • チャールズ・シュワブは4.7%高、大手企業の決算が今週予定

  • S&P総合500種指数の2023年第3・四半期利益は2.2%増加見通し

  • ニューヨーク連銀の10月製造業業況指数マイナス4.6、ルルレモン・アスレティカ株約2年ぶり高値

  • NY金先物は中東情勢で急伸後、テクニカル売りで反落、清算値は1オンス=1934.30ドル

  • 米原油先物はベネズエラ制裁緩和報道で反落、WTI中心限月11月物清算値は1バレル=86.66ドル

本文ここから

<為替>
 ドルがまちまちの動きとなった。中東情勢に注目が集まる一方、投資家は金融政策の手がかりを探る上で19日に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言などを待っている。ドル指数は0.29%安の106.23。10月3日には2022年11月以来の高値となる107.34を記録していた。ユーロは0.40%高の1.0554ドル。10月3日には1.0448ドルまで下落し、22年12月以来の安値を付けた。トレーダーはまた、日本円への介入の可能性にも引き続き注目している。ドル/円は横ばいの149.55。介入が警戒される150円の水準に近づいた。一部のトレーダーは、このレベルを超えて円安が進んだ場合、日本の当局が介入する可能性が高まるとみている。

<債券>
 国債利回りが上昇した。市場では中東情勢のほか、米国債の発行増などの影響を見極めようとする動きが出ている10年債利回りは7.7ベーシスポイント(bp)上昇の4.706%。2年債利回りは3.8bp上昇の5.092%。2年債と10年債の利回り格差はマイナス38.8bp。30年債利回りは8.3bp上昇の4.862%。FHNフィナンシャル(ニューヨーク)のマクロ・ストラテジスト、ウィル・コンパーノール氏は、国債供給量の増加のほか、FRBが金利を長期間にわたり高水準にとどめるとの観測に加え、好調な株式相場を背景に米国債利回りは上昇していると述べた。

<株式>
 米国株式市場は上昇して取引を終えた。企業の四半期決算を巡り楽観ムードが漂う中、運輸関連株の上昇が目立った。市場参加者は引き続き中東情勢を注視しているが、この日はリスクオンの動きが広がった。予想変動率を示すVIX指数が低下する一方、ダウ工業株30種は約1カ月ぶりの大幅な上げを記録した。全てのセクターが上昇したが、一般消費財の上げが目立った。米証券会社チャールズ・シュワブは4.7%高。決算で利益が予想ほど落ち込まなかった。今週はゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、テスラ、ネットフリックスなどの決算が予定されている。LSEG/IBESのデータによると、米S&P総合500種指数.SPX採用企業の2023年第3・四半期利益は前年同期比2.2%増加する見通し。ニューヨーク連銀が16日発表した10月のニューヨーク州製造業業況指数はマイナス4.6と、前月のプラス1.9から低下した。市場予想はマイナス7.0だった。スポーツウエア大手ルルレモン・アスレティカは10.3%上昇し、約2年ぶり高値。今週S&P総合500種の構成銘柄に加わる。米取引所の合算出来高は96億株。直近20営業日の平均は103億8000万株。ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.59対1の比率で上回った。ナスダックでも1.91対1で値上がり銘柄が多かった。

<金先物>
 中東情勢の緊迫化を背景に急伸した反動からテクニカルな売りが出て反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は、前週末比7.20ドル(0.37%)安の1オンス=1934.30ドル。

<米原油先物>
 米国によるベネズエラ石油産業への制裁緩和を巡る報道を受けて、需給引き締まり観測が幾分後退し、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前週末比1.03ドル(1.17%)安の1バレル=86.66ドル。12月物は1.09ドル安の85.26ドルとなった。


◆16日の米国市場ダイジェスト=NYダウは314ドル高、中東情勢の深刻化懸念が緩和

2023/10/17(火)08:00

要約(ChatGPT併用)

  • 米国の主要な株式指数、ダウ平均が314.25ドル高の33,984.54ドルで、ナスダックも160.75ポイント高の13,567.98ポイントで取引終了

  • 政府と同盟国が中東情勢の外交的解決を目指し、市場の中東に対する懸念が後退

  • ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演にて、政策金利の据え置きを支持する立場を明確に示す

  • グールズビー米シカゴ連銀総裁がインフレの鈍化を認める発言、金利の先高観が後退

  • 株式市場のセクター別動向では、特に小売りと運輸関連の株が上昇傾向

  • ヨガウェアブランドのルルレモンがS&P500指数に新たに採用され、株価が急伸

  • 金融サービスのチャールズ・シュワブが7-9月期の純金利収入で前年比24%の減少を報告、しかし預金残高の減少は予想ほどでなく、健全性への信頼が回復

  • 製薬大手ファイザーが2023年度のコロナワクチンおよび治療薬の売上高予想を下方修正、通期業績ガイダンスの下方修正を既に発表していたため、市場は買いに転じる

  • バイオ技術企業のモデルナは、コロナワクチンの売上予想を維持、しかしファイザーの見通し調整や幹部の自社株売却ニュースを受けて株価下落

  • アップルの最新iPhoneの中国市場における販売が前モデルを下回るとの調査結果が明らかに、株価は軟調に

  • 米国のイエレン財務長官がインタビューで、国内経済の強さに言及し、高い金利が持続する可能性を示唆

  • 16日のNY外為市場にて、ドル・円の為替レートが149円41銭から149円76銭の範囲で取引、終値は149円53銭

  • ユーロ・ドルとユーロ・円が上昇、一方でポンド・ドルも上昇し、ドル・スイスフランは0.9034フランから0.8996フランへの変動を記録

  • NYMEXのWTI原油先物11月限は前営業日比で1.03ドルの下落、通常取引終了価格は86.66ドル。取引範囲は86.32ドルから88.33ドルの間で変動

本文ここから

■NY株式:NYダウは314ドル高、中東情勢の深刻化懸念が緩和
 米国株式市場は上昇。ダウ平均は314.25ドル高の33,984.54ドル、ナスダックは160.75ポイント高の13,567.98で取引を終了した。
 政府、同盟国が中東情勢を巡り外交的解決に向けた取り組みを進めていることを受けてさらなる深刻化懸念が後退し、寄り付き後、上昇。ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演で、政策金利据え置き支持を再表明したほか、グールズビー米シカゴ連銀総裁がインタビューで、インフレ鈍化基調を認めたため金利先高観が後退しハイテクも買われた。相場は終日堅調に推移し、終了。セクター別では小売り・運輸の上昇が目立った。
 ヨガアパレルのルルレモン(LULU)はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスがS&P500種指数構成銘柄に採用すると発表し、急伸。金融サービス会社のチャールズ・シュワブ(SCHW)は7-9月期決算で、純金利収入が前年同期比24%減となったほか、預金残高が28%減と発表も予想程減少しなかったため健全性への懸念が緩和し、買われた。製薬会社のファイザー(PFE)はコロナウィルス感染症のワクチンおよび飲み薬の2023年度の売上高見通しを引き下げ、しかし、すでに通期業績ガイダンスを引き下げ済みだったため買いに転じた。
 一方、バイオのモデルナ(MRNA)はコロナワクチンの売り上げ見通しを維持したものの、ファイザーの発表を受け減少を警戒した売りや、幹部による自社株売却を受けて、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は最新アイフォーンの中国販売が低調で前機種を大きく下回るとの調査結果が嫌気され、軟調推移となった。
 イエレン財務長官はインタビューに答え、国内経済が強く、高めの金利が長期化する可能性を指摘した。

■NY為替:中東情勢を巡り外交的解決に期待感、質への逃避のドル買いや円買いが後退
 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円41銭から149円76銭まで上昇して、149円53銭で引けた。米長期金利上昇に伴うドル買いと、中東情勢を巡る外交的解決に向けた米政府や同盟国の取り組みにより一段の深刻化懸念がいったん緩和したためリスク選好の円売りが優勢となった。同時に質への逃避のドル買いも後退し、上値も抑えられた。
 ユーロ・ドルは、1.0525ドルから1.0563ドルまで上昇し、1.0559ドルで引けた。ユーロ・円は、157円40銭から157円99銭まで上昇。リスク回避の円買いが後退。ポンド・ドルは、1.2154ドルから1.2220ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9034フランへ上昇後、0.8996フランまで下落。

■NY原油:反落で86.66ドル、利食い売りが増える
 NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:86.66 -1.03)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-1.03ドルの86.66ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは86.32ドル-88.33ドル。米国市場の序盤にかけて88.33ドルまで値を上げたが、中東情勢の悪化を警戒した買いは一巡し、利食い売りが増えたことで一時86.32ドルまで売られる場面があった。ただ、その後は株高を意識して下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に87ドルを挟んだ水準で推移した。

■主要米国企業の終値
 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
 バンクオブアメリカ(BAC) 26.99ドル +0.23ドル(+0.86%)
 モルガン・スタンレー(MS) 78.73ドル +0.94ドル(+1.21%)
 ゴールドマン・サックス(GS)314.39ドル +5.09ドル(+1.65%)
 インテル(INTC) 36.56ドル +0.59ドル(+1.64%)
 アップル(AAPL) 178.72ドル -0.13ドル(-0.07%)
 アルファベット(GOOG) 140.49ドル +1.91ドル(+1.38%)
 メタ(META) 321.15ドル +6.46ドル(+2.05%)
 キャタピラー(CAT) 270.79ドル +2.85ドル(+1.06%)
 アルコア(AA) 26.81ドル +0.23ドル(+0.87%)
 ウォルマート(WMT) 161.21ドル +1.38ドル(+0.86%)


【日中取引OPEN前まとめ】

◆日経225先物テクニカルポイント(17日夜間取引終了時点)

2023/10/17(火)07:10

本文ここから

 17日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比310円高の3万1990円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

34106.84円  ボリンジャーバンド3σ
33435.10円  ボリンジャーバンド2σ
32763.35円  ボリンジャーバンド1σ
32520.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲上限)
32500.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲下限)
32358.67円  75日移動平均
32092.00円  5日移動平均
32091.60円  25日移動平均
31990.00円  17日夜間取引終値
31875.00円  一目均衡表・基準線
31659.03円  16日日経平均株価現物終値
31480.00円  一目均衡表・転換線
31419.85円  ボリンジャーバンド-1σ
30748.10円  ボリンジャーバンド2σ
30076.36円  ボリンジャーバンド3σ
30066.20円  200日移動平均


◆日経225先物(寄り前コメント)=3万2000円~3万2100円辺りでは強弱感が対立

2023/10/17(火)08:20

要約(ChatGPT併用)

  • 16日の米国市場では、NYダウ、S&P500、ナスダックが上昇

  • バイデン米大統領がイスラエル訪問検討の情報、地政学リスクが和らぐ

  • 主要企業の決算発表が本格化し、先回りの買いが入る

  • ハーカー総裁が政策金利の据え置き支持、次回FOMCでの据え置き観測が強まる

  • S&P500業種別指数ではすべてのセクターが上昇、特に小売、運輸、メディア、保険、耐久消費財・アパレルが強い

  • シカゴ日経平均先物の清算値は、大阪比280円高の3万1960円

  • 日経225先物は3万2050円を一時回復、ナイトセッション取引終了は3万1990円

  • 米国の地政学リスクの後退と決算への期待で、買いが先行する展開が予想

  • NYダウが200日移動平均線を突破、ナスダックも25日線が支持として機能し反発

  • 日経225先物は3万2000円での攻防が予想され、3万2100円ではショートカバーが入りやすい見込み

  • VIX指数は17.21に低下し、ややリスク選好の気運

  • 昨日のNT倍率は先物中心限月で13.91倍に低下、13週線が上値抵抗線として意識される

本文ここから

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 31990 +310 (+0.97%)
TOPIX先物 2294.0 +17.5 (+0.76%)
シカゴ日経平均先物 31960 +280
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 16日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。バイデン米大統領がイスラエル訪問を検討していると関係者の話として報じられ、外交的な解決に向けた取り組みへの期待から、地政学リスクが若干和らいだ。主要企業の決算発表が本格化するなか、好決算を期待した先回りの買いも入った。また、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が、政策金利の据え置きを支持する見解を改めて表明し、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くとの観測も買いを誘った。S&P500業種別指数はすべてのセクターが上昇し、小売、運輸、メディア、保険、耐久消費財・アパレルの強さが目立った。
 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比280円高の3万1960円だった。日経225先物(12月限)は日中比10円高の3万1690円で始まり、直後に付けた3万1590円を安値に買い戻され、3万1630円~3万1720円辺りでの終値を挟んだ膠着が続いた。ただし、米国市場の取引開始後にリバウンド基調が強まり、中盤にかけて一時3万2050円と節目の3万2000円を回復。買い一巡後は、3万1840円~3万1990円で保ち合い、3万1990円でナイトセッションの取引を終えた。
 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになりそうだ。米国では地政学リスクへの警戒が若干後退したことから、本格化する決算に対する先回りの買いが入ったようだ。NYダウは300ドルを超える上昇で上値を抑えられていた200日移動平均線を突破し、25日線も上回ってきた。ナスダックは25日線が支持線として機能する形で3営業日ぶりに反発。米国市場の上昇を受けて、東京市場は前日の大幅な下げに対する自律反発狙いの動きになりそうだ。
 日経225先物は節目の3万2000円での攻防となりそうであり、25日、75日線が位置する3万2000円~3万2100円辺りでは強弱感が対立しやすい。短期的なトレードながら、昨日の大幅な下げによって若干ショートに傾いていると考えられ、ショートカバーを誘う格好でのロングが入りやすいと考えられる。3万2100円水準では戻り待ち狙いのショートが入りそうだが、同水準を明確にクリアしてくると、前日の陰線部分を埋める展開が意識されやすい。そのため、オプション権利行使価格の3万2000円を中心に、上下の権利行使価格となる3万1750円から3万2375円辺りのレンジを想定する。
 VIX指数は17.21(前日は19.32)に低下した。楽観はできないものの、200日線を下回ったほか、52週線を割り込んだことで、ややリスク選好となろう。52週線は18.20辺りに位置しているため、同水準を再び上回らなければ、これまでの下向きのトレンドが継続するとの見方につながりそうだ。
 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.91倍に低下した。先週末には8月末以来の14.00倍台を一時回復したこともあり、米国市場の流れもあって反動安は想定されていた。ただし、寄り付き後は小動きで推移しており、スプレッド狙いの動きは限られていた。週足では13週線が上値抵抗線として意識されているため、同線が位置する13.94倍辺りを捉えてくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが再び強まる可能性がある。


【日経225先物08:45~15:15取引中】

【日本株09:00~15:00取引中】


【日本市場】

◆日経225先物日中取引クロージング:17日清算値=360円高、3万2040円

2023/10/17(火)15:17

本文ここから

 17日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日清算値比360円高の3万2040円で取引を終えた。出来高は5万9800枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万2040.29円に対しては0.29円安。


◆東京株式市場クローズ(17日)



◆日本株市況クロージング=32000円を挟んでのもみ合い(17日フィスコ)

2023/10/17(火)15:58

要約(ChatGPT併用)

  • 17日の日経平均は381.26円高の32040.29円で、3営業日ぶりに反発

  • 前日の米国市場で利上げ見送り観測からハイテク株が買われ、東京もそれを引き継いで買い戻し

  • 日経平均は一時32260.77円まで上昇、しかし中東情勢の懸念で様子見ムードに

  • 東証プライムでは値上がり銘柄が7割超、29業種が上昇、一方4業種が下落

  • 東エレク、ソフトバンクG、ファーストリテ、ダイキンは堅調、一方任天堂、エーザイ、アサヒは軟化

  • シカゴ連銀のグールズビー総裁の発言とバイデン大統領のイスラエル訪問検討が米国市場を押し上げ

  • 日経平均は600円の上げ幅も、売りが増えて上値の重さが出る

  • 日経平均は前日の下げを半値程度しか回復せず、中東や米国の長期金利上昇が懸念材料

  • 17日の米国では小売売上高や鉱工業生産などの経済指標が発表、強い結果は利上げ懸念を再燃させる可能性

本文ここから

 17日の日経平均は3営業日ぶりに反発。381.26円高の32040.29円(出来高概算11億9000万株)と節目の32000円台を回復して取引を終えた。前日の米国市場では利上げ見送り観測からハイテク株を中心に買われた流れを引き継いで、東京市場も半導体や電子部品関連株中心に買い戻され、日経平均は前場取引開始後には32260.77円まで水準を切り上げた。ただ、中東情勢に対する懸念は根強く、買い一巡後は様子見ムードが広がり、日経平均は32000円を挟んでのもみ合い展開が続いた。
 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、サービス、精密機器、不動産、電気機器、情報通信、その他金融など29業種が上昇。一方、石油石炭、鉱業、非鉄金属、パルプ紙の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、任天堂<7974>、エーザイ<4523>、アサヒ<2502>が軟化した。
 前日の米国市場は、シカゴ連銀のグールズビー総裁が米国のインフレが沈静化する方向にあるのは「否定できない」と語ったと海外メディアが伝えたことで、追加利上げに対する警戒感が後退し。主要株価指数は上昇した。また、バイデン米大統領などが中東紛争の激化を抑制するためにイスラエル訪問を検討するなどと伝わったことも投資家心理の改善につながった。東京市場は全体的に買い戻しの動きが優勢となり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。ただ。買い一巡後は次第に目先の利益を確保する売りが増え、上値の重さが意識された。
 日経平均は3日ぶりに反発したとはいえ、前日の下げ幅の半値程度の戻りにとどまっており、先行き懸念は拭えていない状況といえよう。中東情勢に対する警戒感に加え、米国の長期金利が再び上昇傾向にあることも気がかり材料だろう。米国では17日、9月の小売売上高や9月の鉱工業生産などの経済指標が発表される。いずれも8月から伸び率は鈍化する見通しだが、市場予想よりも強い結果となれば、再び利上げ長期化に対する懸念が台頭しかねないだけに、経済指標を受けた米国市場の動きには注意が必要だろう。


◆日経平均大引け【↑】=3日ぶり反発、欧米株高を受け買い戻しが優勢 (10月17日)

2023/10/17(火)18:24

要約(ChatGPT併用)

  • 前日の米国市場で、NYダウが314ドル高となり、堅調な企業決算が評価された

  • 東京市場では、主力株を中心に買い戻され、日経平均が3日ぶりに反発したが、朝方に買い一巡後は伸び悩んだ

  • 17日の東京市場は、リスク選好の状態で、前日の欧米株市場の好調を受けて大きく買い戻されたものの、中東リスクを意識した戻り売りも

  • バイデン米大統領のイスラエル訪問の報道が株価上昇を後押ししたが、3万2000円付近でのもみ合いとなった

  • プライム市場の値上がり銘柄数は全体の74%を占め、売買代金は3兆1000億円台と低水準

  • 半導体製造装置関連やソフトバンクグループなどが上昇、一方で三菱重工業や任天堂などが下落

  • 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄の指数押し上げ効果は約153円、マイナス寄与度上位5銘柄の指数押し下げ効果は約8円

  • 東証33業種のうち、上昇は29業種でサービス業や精密機器などが上昇率上位、下落は4業種で石油石炭製品や鉱業が下落率上位

本文ここから

日経平均株価
始値  32063.79
高値  32260.77(09:16)
安値  31901.39(12:46)
大引け 32040.29(前日比 +381.26 、 +1.20% )
売買高  11億9118万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆1248億円 (東証プライム概算)

■本日のポイント
 1.日経平均は反発、朝方600円高に買われる場面も
 2.前日の欧米株全面高好感も、中東リスクが重荷に
 3.バイデン米大統領の中東訪問で目先買い戻し誘発
 4.日経平均3万2000円台は戻り売り、上値重い展開
 5.値上がり銘柄数が74%占める、売買代金は低水準

■東京市場概況
 前日の米国市場では、NYダウは前週末比314ドル高と続伸した。米主要企業の決算発表が本格化するなか堅調な企業決算が好感された。
 東京市場では、主力株中心に広範囲に買い戻され、日経平均株価は3日ぶりに反発に転じた。ただ、朝方買い一巡後は戻り売りに押され伸び悩んだ。
 17日の東京市場は、リスク選好の地合いとなった。前日に日経平均は先物主導で650円あまりの下落をみせたが、前日の欧米株市場が全面高に買われたことを受け、大きく買い戻される展開となった。上げ幅は朝方に600円に達する場面があったが、中東での地政学リスクが意識されるなか、徐々に戻り売りに押される展開に。バイデン米大統領のイスラエル訪問が伝わると、イスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突の激化が避けられるとの思惑から株価上昇を後押ししたが、実需買い需要には乏しく、その後は3万2000円近辺でのもみ合いとなった。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の74%を占めたが、売買代金は3兆1000億円台で8月29日以来となる低水準となった。
 個別では、連日で4000億円以上の売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が堅調なほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が高く、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。ベイカレント・コンサルティング<6532>が値を上げ、ダイキン工業<6367>も上値を追った。RPAホールディングス<6572>、ローツェ<6323>などが大幅高に買われ、TOWA<6315>も物色人気が続いた。
 半面、三菱重工業<7011>が軟調。任天堂<7974>も売り優勢。INPEX<1605>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>もやや売りに押された。テラスカイ<3915>が急落、サンリオ<8136>も大幅安。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、寿スピリッツ<2222>なども下落した。
 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、ダイキン <6367>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約153円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は任天堂 <7974>、エーザイ <4523>、アサヒ <2502>、クボタ <6326>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約8円。
 東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)精密機器、(3)不動産業、(4)その他金融業、(5)情報・通信業。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)パルプ・紙。

■個別材料株
△東エレデバ <2760> [東証P]
 生成AI分野シフトで商機捉える。
△ジェイドG <3558> [東証G]
 自社株買いの上限を57万5000株に引き上げ。
△IGポート <3791> [東証S]
 好決算や岩井コスモ証券の格上げが手掛かり。
△アルファクス <3814> [東証G]
 「政府、中小企業のロボット導入など後押し」との報道。
△TOWA <6315> [東証P]
 生成AI向けの後工程特需獲得に期待。
△菱洋エレク <8068> [東証P]
 リョーサン <8140> との共同持ち株会社の株式移転比率を意識。
△極東証券 <8706> [東証P]
 4~9月期純利益16倍見通しを好感。
△ナレルG <9163> [東証G]
 23年10月期業績上方修正と配当増額を好感。
△ウィズメタク <9260> [東証P]
 26年12月期営業益目標250億円と中期計画を策定。
△ソフトバンクG <9984> [東証P]
 英アームを中核としたAI革命に成長シナリオ託す。
▼日本国土開発 <1887> [東証P]
 資材価格上昇で6~8月期営業赤字転落。
▼テラスカイ <3915> [東証P]
 上半期大幅減益決算をネガティブ視。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ウィズメタク <9260>、(2)RPA <6572>、(3)ローツェ <6323>、(4)トランザク <7818>、(5)ベイカレント <6532>、(6)Gunosy <6047>、(7)菱洋エレク <8068>、(8)TOWA <6315>、(9)SFP <3198>、(10)ギフトHD <9279>。
 値下がり率上位10傑は(1)テラスカイ <3915>、(2)日本国土開発 <1887>、(3)日置電機 <6866>、(4)サンリオ <8136>、(5)イオンファン <4343>、(6)ヨシムラHD <2884>、(7)ダイコク電 <6430>、(8)ドリームI <4310>、(9)M&A総研 <9552>、(10)寿スピリッツ <2222>。

大引け
 日経平均は前日比381.26円(1.20%)高の3万2040.29円。TOPIXは前日比18.54(0.82%)高の2292.08。出来高は概算で11億9118万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1362、値下がり銘柄数は411となった。東証マザーズ指数は666.61ポイント(6.34ポイント高)。
[2023年10月17日]


◆日経225先物テクニカルポイント(17日日中取引終了時点)

2023/10/17(火)16:10

本文ここから

 17日の日経225先物は前日清算値比360円高の3万2040円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

34108.15円  ボリンジャーバンド3σ
33436.63円  ボリンジャーバンド2σ
32765.12円  ボリンジャーバンド1σ
32520.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲上限)
32500.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲下限)
32359.33円  75日移動平均
32102.00円  5日移動平均
32093.60円  25日移動平均
32040.29円  17日日経平均株価現物終値
32040.00円  17日先物清算値
31875.00円  一目均衡表・基準線
31480.00円  一目均衡表・転換線
31422.08円  ボリンジャーバンド-1σ
30750.57円  ボリンジャーバンド2σ
30079.05円  ボリンジャーバンド3σ
30066.45円  200日移動平均


◆日経225先物(引け後コメント)=ギャップスタート後は3万2000円近辺で強弱感が対立

2023/10/17(火)18:19

要約(ChatGPT併用)

  • 日経225先物(12月限)は3万2040円で取引終了、前日比で360円高

  • 寄り付きは3万2100円、シカゴ日経平均先物清算値や3万2000円を上回る

  • 前場序盤は3万2260円まで上昇、25日、75日移動平均線を一時突破

  • 前場終盤は3万1910円~3万2000円での保ち合い

  • 後場初めに3万2060円、その後3万1900円近くまで下落

  • 終盤、ショートカバーが入り3万2000円を再び上回る

  • 寄り付きの買いとショートカバーにより、25日、75日線を突破

  • 3万2100円はナイトセッションでの重要なレベル

  • 外部環境の不透明感があり、短期的なトレードが中心

  • NT倍率は13.98倍、リバランスによりNTショートの巻き戻し動きが予想される

  • 日経225先物の取引量:野村証券が最も買い越し、ビーオブエー証券が最も売り越し

  • TOPIX先物の取引量:JPモルガン証券が最も買い越し、みずほ証券が最も売り越し

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日経225先物 32040 +360 (+1.13%)
TOPIX先物 2291.5 +15.0 (+0.65%)

 日経225先物(12月限)は前日比360円高の3万2040円で取引を終了。 寄り付きは3万2100円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1960円)や節目の3万2000円を上回って始まった。その後も上げ幅を広げ、前場序盤には3万2260円まで買われ、心理的な抵抗線として意識されていた25日、75日移動平均線水準を上回る場面も見られた。
 ただし、買い一巡後は戻り待ち狙いのショートが入り上げ幅を縮めると、前場終盤にかけては3万1910円~3万2000円辺りでの保ち合いを継続。後場の取引開始直後に3万2060円を付け、その直後に3万1900円まで上げ幅を縮めるなど、3万2000円処では強弱感が対立する格好だった。その後は概ね3万2000円を下回って推移していたが、下値の堅さが意識されるなか、終盤にかけてややショートカバーが入る形となり3万2000円を上回って終えた。
 日経225先物は、寄り付きは自律反発狙いの買いでギャップスタートとなり、短期的なショートカバーも入ったことから、現物の寄り付き後ほどなくして25日、75日線を突破した。ただし、抵抗線突破で短期的には達成感も意識されやすく、その後は概ね3万1900円~3万2000円辺りでの保ち合いが続いた。
 3万2000円を回復したが、終値では25日線に上値を抑えられる形状となった。週足では13週線での攻防を見せており、25日、13週線が位置する3万2100円処はナイトセッションで突破しておきたいところである。中東情勢など外部環境の不透明感が燻るなか、短期的なトレードが中心になるとはいえ、目先の抵抗線をクリアできないようだと、戻り待ち狙いのショートが入りやすい。
 なお、NT倍率は先物中心限月で13.98倍に上昇した。寄り付きの13.94倍を安値に一時14.00倍を付けており、バリュー株のポジションを圧縮し、ショート寄りのグロース株の買い戻しといったリバランスは継続している。そのため、結果的には日経平均型優位の流れにより、NTショートを巻き戻す動きに向かわせそうだ。達成感につながる可能性はあるものの、いったんは75日、200日線が位置する14.05倍辺りを捉えてくる動きはありそうだ。
 手口面では、日経225先物は野村証券が1353枚、大和証券が582枚、三菱UFJ証券が581枚、SBI証券が487枚、BNPパリバ証券が459枚の買い越しに対して、ビーオブエー証券が1059枚、モルガンMUFG証券が852枚、ABNクリアリン証券が844枚、ソシエテジェネラル証券が793枚、ドイツ証券が503枚の売り越しだった。
 TOPIX先物は、JPモルガン証券が1616枚、三菱UFJ証券が1050枚、ビーオブエー証券が846枚、モルガンMUFG証券が696枚、BNPパリバ証券が503枚の買い越しに対して、みずほ証券が2171枚、バークレイズ証券が1133枚、シティグループ証券が869枚、ゴールドマン証券が403枚、大和証券が377枚の売り越しだった。


【NEWS】

◆海外ヘッドライン一覧(17日ロイター)

2023/10/17(火)20:12

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独ZEW景気期待指数、10月予想以上に改善 厳しい状況は続く[nL6N3BN0AK] EXCLUSIVE-中国当局が銀行に支援指示、地方政府の債務借り換え=関係筋[nL6N3BN092] 英中銀ディングラ委員、賃金の伸び鈍化とインフレ圧力低下を予想[nL6N3BN0A0] 英賃金、6─8月は前年比7.8%上昇 1月以降初めて鈍化[nL6N3BN08O] イスラエルのガザ避難勧告、国際法違反の可能性=国連[nL6N3BN0AE] ガザへの支援物資がラファに到着、検問所再開は不透明[nL6N3BN09F] ブリュッセル銃撃、警察に撃たれ容疑者のチュニジア人死亡[nL6N3BN08J] 中国、カナダ軍機が主権侵害と批判 [nL6N3BN09D]

〔アングル〕イスラエル・ハマス紛争、氾濫する偽情報で世論歪む恐れ[nL6N3BN07W] 〔インサイト〕中国が政府系職員の海外旅行規制、外部との接触遮断か[nL6N3BN02S] 〔海外決算予想〕TSMC、第3四半期は30%減益か 今後の見通しが焦点に[nL6N3BN050] 〔海外決算予想〕米テスラ、第3四半期は大幅減益か、値下げ加速に懸念[nL6N3BN01T] 〔海外決算予想〕ネットフリックス、第3四半期は契約者増 アカウント共有対策で[nL6N3BM0JJ] 〔BREAKINGVIEWS〕米共和党候補争い、有力投資家はクリスティー氏へ献金でリスクヘッジ[nL6N3BN04L] 〔情報BOX〕中東の戦火拡大も、イスラエルと交戦するヒズボラとは[nL6N3BN02F] 〔ロイター調査〕韓国中銀、19日は6回連続の金利据え置きか[nL6N3BN04E] 〔インサイト〕債務膨張の先進国に金融危機の芽、最も懸念される米・伊・英[nL6N3BN021] 〔中国指標予測〕中国第3四半期成長率、前年比4.4%に減速か[nL6N3BM0L6]

ロシア、北朝鮮からの武器調達否定 「関係構築続ける」[nL6N3BN088] BUZZ-南アランド上昇、中銀が金融政策レビュー公表へ [nL6N3BN087] スウェーデン、物価上昇圧力なお高すぎる 中銀総裁ら議会証言[nL6N3BN07O] 中ロ首脳会談、イスラエル・ハマス衝突を協議も=通信社[nL6N3BN07Q] ガザへの支援物資積んだトラック、ラファ検問所に到着 搬入待ち[nL6N3BN06U] 中国海警局と日本の海保、互いの船を退去と発表 尖閣領海「侵入」[nL4N3BN1HQ]

英ロールス・ロイス、最大2500人削減 事業効率化 [nL6N3BN06P] 英賃金、6─8月は前年比7.8%上昇 予想と一致 [nL6N3BN06L] 中国主席がカザフ大統領と会談、良好な二国関係呼びかけ[nL6N3BN069] ロシア下院議長、CTBT批准撤回を宣言 米の姿勢批判[nL6N3BN062] 中国海警局、日本船を駆逐と発表 尖閣領海に「不法進入」[nL6N3BN05W] ウクライナ軍、ロシア掌握の飛行場に夜間攻撃成功と発表[nL6N3BN04Z] インド卸売物価指数、9月は前年比-0.26% 上昇予想に反し[nL6N3BN05K]

NZ第3四半期CPI、2年ぶり低い伸び 11月利上げ観測後退[nL6N3BN04J] 韓米日、安全保障ホットラインの設置完了=聯合ニュース[nL6N3BN04N] 「砂漠のダボス会議」に影、イスラエルとハマスの衝突で[nL6N3BN04O] EXCLUSIVE-米中央軍司令官がイスラエル訪問、軍指導部と協議へ[nL6N3BN03W] 西バルカン諸国、EU加盟には独自の単一市場創設を=欧州委員長[nL6N3BN04M] 中国不動産開発の金地集団、会長が突如辞任 社債2銘柄が取引停止[nL6N3BN04D]

プーチン氏北京入り、習主席と会談へ 旧ソ連以外の外遊は今年初[nL6N3BN043] 米メルクのキイトルーダ、FDAが肺がんでの適応拡大を承認[nL6N3BN04I] 中国百度、AIモデル最新版を発表 オープンAIと「遜色ない」[nL6N3BN03M] BUZZ-中国利下げに道開くか、FRB当局者が相次ぎ金利ピーク示唆[nL6N3BN03L] EXCLUSIVE-米・マーシャル諸島、新戦略的協定に調印 20年で23億ドル支援[nL6N3BN031] EXCLUSIVE-印、ロシア産原油の元決済に難色示す 一部支払い滞る=関係筋[nL6N3BN027] 米国務長官イスラエル再訪、ガザ人道支援計画で合意 詳細は示さず[nL6N3BM0JR] シンガポール非石油輸出、9月は前年比-13.2% 回復の兆しも[nL6N3BN023]

ブラジル中銀理事会、0.5%利下げ継続で見解一致=理事[nL6N3BN02A] 独VWブランドのコスト圧縮計画に遅れ=関係筋[nL6N3BN02B] 原油先物は横ばい圏、米のベネズエラ制裁緩和観測で供給懸念和らぐ[nL6N3BN01U] ガーナ、30─40%の元本削減含む債務再編案を提示[nL6N3BN026] トランプ氏、ハマス支持の移民追放公約 アイオワで選挙演説[nL6N3BN012] 国連安保理、ロシアの決議案否決 イスラエルとハマス衝突巡り[nL6N3BN014] 中国機がカナダ軍機の進行妨害と報道、加国防相「容認できず」[nL6N3BN00I] EU、化石燃料の「段階的廃止」巡る合意推進へ COP28で[nL6N3BN00R] イスラエルから米国人約1000人退避、国務省チャーター便などで[nL6N3BN01M] 英ロールス・ロイス、コスト圧縮策で2500人削減へ=報道[nL6N3BN01R] 豪中銀、インフレ上振れリスクを懸念 「許容度低い」[nL6N3BN00S] 主要自動車メーカー、バイデン米政権の燃費規制案を批判 見直し要求[nL6N3BN01L]

北朝鮮の核計画、「核の覇権」追求する米への自衛行動=KCNA[nL6N3BM0LB] EXCLUSIVE-物言う株主ペルツ氏、米保険オールステート株取得=関係者[nL6N3BN013] 米GMとフォード、ストで財務戦略見直しも=アナリスト[nL6N3BN00X] 世界のスマホ市場規模、第3四半期は8%縮小 過去10年で最低[nL6N3BN010] 米犯罪件数、昨年は殺人減少 窃盗は増加=FBI報告[nL6N3BN00Q] バイデン氏のイスラエル訪問、異例のタイミング 政治リスクも[nL6N3BM0KW] ヘッジファンド、生活必需品セクターの売り持ち急増=ゴールドマン[nL6N3BN00T] 米欧の防衛関連ETFに資金流入、イスラエル・ハマスの衝突で[nL6N3BN003] リオ・ティント、カナダの鉄鉱石生産予想を下方修正 [nL6N3BN00C] テザーが暗号資産凍結、イスラエル・ウクライナの「テロと戦争」関連[nL6N3BM0KP] バイデン大統領、18日にイスラエル訪問 連帯を再確認=米国務長官[nL6N3BN008] 英中銀、外銀支店の規制枠組み見直しを検討 [nL6N3BN00D]

EXCLUSIVE-米の新たな対中AI半導体輸出規制、今週公表へ=関係者[nL6N3BM01W] 中国碧桂園、きょう利払い猶予期限 クロスデフォルトの引き金か[nL6N3BM0JO] リンクトインが668人削減、売り上げ鈍化で今年2度目 [nL6N3BM0L5] ブリュッセルで銃撃、スウェーデン人2人死亡 テロ警戒最高に[nL6N3BM0IV] EU、ガザ人道支援で物資空輸へ エジプトに複数便 [nL6N3BM0JE]

株価低迷の中国、自社株買い実施企業が増加 [nL6N3BM0JD] NZ第3四半期CPI、2年ぶり低い伸び 中銀目標はなお上回る[nL6N3BM0JB] S&P500、24年末に4700到達へ 年央から予想後ずれ=UBS[nL6N3BM0I5] チャールズ・シュワブ第3四半期実質利益は予想超え、資産運用事業が好調[nL6N3BM0JI] イラン核問題、IAEA事務局長が警鐘 北朝鮮と同じ失敗を懸念[nL6N3BM0IA] ECB、利下げは「かなり先」=レーン専務理事 [nL6N3BM0I3]

ベネズエラ政権と野党が選挙取り決め合意へ、米制裁緩和の見込み[nL6N3BM0IM] イラン外相、抵抗戦線による「先制行動」を予想 数時間内に[nL6N3BM0HQ] 米FRB、追加利上げ検討すべきでない=フィラデルフィア連銀総裁[nL6N3BM0HR] スウェーデン人がブリュッセルで射殺、IS出身者と名乗る男が犯行声明[nL6N3BM0HZ] 人質にはイスラエル軍高官も、囚人解放に利用へ=ハマス前指導者[nL6N3BM0HP]


◆[NEWS]【市場反応】米10月NY連銀製造業景気指数、マイナスでドル軟調(16日フィスコ)

2023/10/16(月)21:44

要約(ChatGPT併用)

  • 米10月NY連銀製造業景気指数:-4.6 (予想:-5.0、9月:1.9)、9月1.9からマイナスに落ち込んだものの予想の‐5.0は上回った

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 米10月NY連銀製造業景気指数は-4.6と、9月1.9からマイナスに落ち込んだ。予想の‐5.0は上回った。  米国債相場は堅調。10年債利回りは4.7%から4.67%まで低下した。ドルも軟調推移し、ドル・円は149円55銭から149円41銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0530ドルから1.0537ドルまで上昇した。

【経済指標】 ・米10月NY連銀製造業景気指数:-4.6 (予想:-5.0、9月:1.9)


◆[NEWS]ウォール街のストラテジスト、米企業収益見通しの悪化に警鐘(17日ブルームバーグ/ロイター/株探ニュース/ダウ・ジョーンズ/CNBC/MINKABU PRESS/フィスコ)

2023/10/16(月)22:28

要約(ChatGPT併用)

  • 米企業の業績見通しの悪化をモルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースのストラテジストが指摘

  • S&P500種の業績見通し上方修正が減少しているとマイケル・ウィルソン氏が指摘

  • 例年のこの時期は上方修正が多いが、それが減少する背景にはマクロ的な逆風や循環リスクがあるとウィルソン氏分析

  • 決算シーズン前に下方修正が上方修正を上回っているとシティグループの指数で示唆

  • ミスラブ・マテイカ氏は業績見通し修正の下向きトレンドが続くと予想

  • JPモルガンなどの大手銀行が楽観的な論調で決算シーズンを開始

  • 米10年債利回りが10年以上で最高に、米連邦準備制度の引き締めや中東紛争によるリセッション懸念が再燃の兆し

  • RBCキャピタルのロリ・カルバシナ氏は決算シーズンが良いスタートを切ったとの見方

  • S&P500種構成銘企業の88%が利益で予想を上回る結果を示す

  • 今シーズンで米企業の業績リセッションの終止符が期待されている

  • S&P500種の第3四半期は0.8%減、第4四半期は6.2%増と予想される

  • 第4四半期の企業ガイダンスが2024年の業績修正の基調となるとウィルソン氏が期待している

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 米企業の業績見通しは悪化しており、低迷が続く可能性があると、モルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースのストラテジストが指摘した。
 モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏によると、S&P500種株価指数構成企業ではここ数週間、業績見通し下方修正に対する上方修正の数が急減している。
 今の時期は例年なら上向きの修正が多い傾向があるため、上方修正がさらに減るようならば「マクロ的な逆風を含む他の循環リスクが修正の背景にあることを示す」とウィルソン氏はリポートで分析している。
 シティグループの業績修正指数によると、決算シーズンを前に4週連続で下方修正が上方修正を上回った。JPモルガン・チェースのストラテジスト、ミスラブ・マテイカ氏は、こうした状況が今後も続くと予想している。

Earnings Downgrades Overtake Upgrades

 同氏は「最近は米国とユーロ圏で1株利益見通し修正のトレンドが再び悪化しているようだ。この下向きトレンドは続くと思われる」とした。
 弱気な見方は、13日にJPモルガンを含む大手銀行の発表で幕を開けた決算シーズン前の楽観的な論調と対照的だ。今後の決算で、金利上昇や消費者需要の鈍化といった逆風に企業がどう対処してきたかがさらに明らかになるだろう。
 「より高くより長く」の米政策金利見通しは今月、市場を不安に陥れ、米10年債利回りは過去10年余りで最高水準に上昇した。投資家は、米連邦準備制度が引き締め政策を続け、中東の紛争によって強まっているリセッション(景気後退)懸念が再燃することを警戒している。
 一方、RBCキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ロリ・カルバシナ氏は、1株利益の修正がややマイナス方向に転じ、不透明なマクロ経済が企業に打撃を与えていることを示唆するコメントが出ているとはいえ、株価の反応という点では決算シーズンは良いスタートを切ったと述べた。
 ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめたデータによると、これまでに決算を発表したS&P500種構成銘企業の88%で利益が予想を上回った。
 業績修正トレンドが弱く見えるとはいえ、コンセンサスでは今シーズンで米企業の業績リセッションに終止符が打たれると予想されている。ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめた予想によると、S&P500種構成企業の7-9月(第3四半期)利益は前年同期比0.8%減となり、10-12月(第4四半期)には同6.2%増に回復すると見込まれる。
 「第4四半期については企業のガイダンスで見通しがより明確になり、それが2024年の業績修正の基調となることを期待している」とウィルソン氏は述べた。

原題:

Wall Street Strategists Sound Alarm on Worsening Profit Outlook(抜粋)

◆[NEWS]ゴールドマン、株価上昇が至上命令-AWMのナックマン氏が使命担う(17日ブルームバーグ)

2023/10/17(火)05:45

要約(ChatGPT併用)

  • summary

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マーク・ナックマン氏 Source: Goldman Sachs

 ゴールドマン・サックス・グループのトップは先月、米サウスカロライナ州チャールストンに集まり、ゴールドマン株に対する投資家の期待を高める方法に耳を傾けた。
 ゲストスピーカーは、率直な評価でバンカーを一刀両断することで知られる挑発的なアナリスト、 マイク・メイヨー氏だった。同氏のメッセージは「ゴールドマンの業績は、相変わらずジェットコースターのように乱高下している」だった。
 会場にはデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)がこの問題を解決するために指名した人物もいた。
 マーク・ナックマン氏は、ゴールドマンの3兆ドル(約448兆円)規模の資産運用・ウェルスマネジメント(AWM)部門を活性化させ、その過程で株価を上昇させるという重要な取り組みを始めて1年になる。ナックマン氏がこれに成功すれば、内部の反発や戦略の失敗でつまづいたソロモン氏のCEOとしての評価も一変することになるかもしれない。
デービッド・ソロモン氏(左)とマーク・ナックマン氏Photos: Getty (1);&nbsp;Goldman Sachs (1)

 チャールストンでの会合から1週間後、ナックマン氏はマンハッタン本部の向かいにあるゴールドマン所有のコンラッド・ホテルでインタビューに応じ、同社にとって難しいこの時期について語った。
 「もちろんプレッシャーを感じている。プレッシャーを感じているというより、前向きに興奮していると言った方がいいかもしれないが、幾分のプレッシャーは感じる」と同氏は述べた。
 インタビューの途中に同氏の携帯が鳴った。上司のソロモン氏からの電話だった。

金ぴか時代
 ソロモン氏(61)は17日に四半期決算を発表する際、社内の不満を過去のものとし、投資家により明るい見通しを提示することを目指している。戦略転換に伴う不振や、自身が設定した目標に依然届かない収益性には、当面目をつぶるよう投資家に求めるだろう。
 トレーダーやディールメーカーが利益の記録を更新するのに貢献したパンデミックブームからさらに遠ざかりつつあるゴールドマンは、8四半期連続の減益を発表する見込みだ。ブームの終わりに伴い、投資家はゴールドマンを、より多角的なライバル企業ほど高く評価しようとしなくなった。ゴールドマンの株価純資産倍率(PBR)はソロモン氏がCEOに就任した当時をかたくなに下回り続けている。

Goldman Craves the Morgan Stanley ‘Multiple'  Price-to-book ratios show investors giving higher premium to rival  Source: Bloomberg

 これに対する答えが、昨年10月にナックマン氏(53)に委ねられたAWM部門のアイデンティティーシフトだ。ソロモン氏は、自己資金での投資を手掛けるマーチャントバンクへの愛着を断ち切り、外部資金を集める部門に変貌させることを決意した。ナックマン氏にとってそれは、顧客資金を増やす一方で、自社の資金で行う取引を縮小させることを意味する。
 ナックマン氏は、超富裕層の個人投資家や資金力のある機関投資家から資金を集める1万3000人規模の部隊を率いている。この部門は、現代のプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社に似たビジネスを特徴としており、顧客は米国の教職員年金基金や石油収入を原資とする政府系ファンドまで多岐にわたる。もう一つの分野は、世界の超富裕層の資産拡大を支援する事業だ。
 ニューヨークの富裕層の覇権を巡る果てしない争いを描いたHBOのドラマ「The Gilded Age(金ぴか時代)」を見終わったばかりだという同氏に課せられた使命は、ライバルたちが既に持っている、ウォール街的な業務の業績変動のクッションになる巨大ビジネスを作り上げることだ。JPモルガン・チェースにはリテールバンクのチェースがある。モルガン・スタンレーは、証券会社スミス・バーニーによって安定した基盤を築いた。両社とも株主から高い評価を得てPBRはゴールドマンよりはるかに高い。
ゴールドマンの投資家デーでのナックマン氏

 何年もの間、ゴールドマンの不安定な業績に対する答えは、別の不安定な事業だった。リーダーたちは自己資金を賭ける、つまり銀行用語で言うところのプリンシパル・インベストメント(自己勘定投資)を行うことで、時折発生する損失をたびたびの大もうけで相殺するという実績を誇ってきた。
 しかし、株主はその不安定な事業に信頼を置いていない。株主は予測可能なものを求め、ソロモン氏はそれを与えるために動いた。新しい戦略は資本を解放し、全体的な収入は減るとしても、安定した管理手数料を生み出すはずだ。
 「顧客ビジネスをやりたいのか、それともプリンシパルビジネスをやりたいのか」とナックマン氏は問い掛け、「投資家はボラティリティー(変動性)よりも予測可能性と一貫性を好む様子であることは間違いない」と続けた。
 この戦略転換にリスクがないわけではない。ゴールドマンは自己勘定投資が実に巧みで、社内にはそれこそが同社の持ち味だと考える向きもある。ソロモン氏が就任する前の5年間、自己勘定投資のポートフォリオは、トレーディングや投資銀行業務という他のどの分野よりも多くの利益をもたらしていた。

「グレッグ・ナックマン」
 ゴールドマンは今、預かり資産を増やすことで自己勘定取引の利益を補えると証明しなければならない。このため、ナックマン氏の部門の幹部退社と幹部層ポジションの椅子取りゲームは、激しい議論の的となっている。
 ナックマン氏が昨年、再編された資産運用・ウェルスマネジメント部門の責任者となった後、ある幹部は社員との対話集会で意図せずその雰囲気を体現した。この幹部は部門の新しい責任者を「グレッグ・ナックマン」と呼び続けた。恐らくゴールドマンの著名な元幹部と混同したのだろう。
 訂正されるとこの発言者は、これほど頻繁にボスが変わるのに、わざわざ名前を覚える必要もないとうそぶいた。
 深刻な懸念は、部門の混乱のために資金が集まらず、既存顧客は二の足を踏み、新規顧客には敬遠されることだ。ナックマン氏自身、懸念を抱いた投資家や、機関投資家に助言するコンサルタントからの問い合わせに対応している。
 経営陣の交代は事業再編のため避けられない部分もあるとナックマン氏は言う。「われわれがもうやらないような自己勘定投資に慣れ親しんだ人たちが大勢いる」が、「私の中で重要なのは、資金を投資する人間だ。投資家にとって本当に重要なのはこういう人々だ」と語った。

AWM Unit's Sliding Revenue The shifting strategy and market downturn has weighed on results

 1994年にゴールドマンに入社したナックマン氏は、ゴールドマンの主要部門を全て率いたことがあるという特異な経歴を持つ。現幹部陣でこのような経験を持つ者は他にいない。
 ゴールドマンの株式を巡る重大なプロジェクトに関わったのも初めてではない。同氏は入社して間もなく、ゴールドマンが株式公開すべきかどうかを研究するグループに加わった。ゴールドマンは上場した最後の大手金融機関の一つで、来年で上場25周年を迎える。

多彩なゲスト
 ゴールドマンは毎年、経営委員会を招集し、騒がしいオフィスからメンバーを連れ出して会社のためにもっと稼ぐ方法を熟考させる。時には予想外の、特別ゲストが招かれることも多い。昨年はナンタケット島で開かれ、ウクライナのゼレンスキー大統領が出席した。

マイク・メイヨー氏

 先月の会議では、パワーリフティングの全米大会で表彰台に上ったばかりのメイヨー氏が、ゴールドマンの株価を押し下げている要因について数字を並べて解説した。同氏によれば、収益の変動が大きな障害になっている。ゴールドマンの自己勘定投資はその原因の一つだ。
 問題は業績の変動だけではない。自己資金をリスクにさらすため、はるかに多くの資本を準備する必要が生じる。
 これは収益性の重要な指標である自己資本利益率(ROE)を低下させる。アナリストの予想では、ゴールドマンの7-9月(第3四半期)のROEはJPモルガンが13日に発表した18%の半分未満と見積もられる。
 ソロモンCEOは優先課題の一つとして、640億ドル(約9兆5600億円)に上る自己勘定投資をほぼ80%削減する目標を掲げる。
 ナックマン氏によると、2024年末という目標よりも早く、過去の投資の大半から撤退する予定だという。その空白を埋めるのが投資家から集める資金だ。ゴールドマンは24年までにオルタナティブ投資向けに2250億ドルを集められるとしており、この目標も今後数カ月で達成できる見込みだ。
 「キャピタルライトは(ROEの)数字を上げるチャンスだ」とナックマン氏は言う。「ほとんどの人は、ゴールドマン株がはるかに高い倍率で取引されると考えるだろう」と述べた。

ビヨンセとの取引
 ゴールドマンがマーチャントバンキングから軸足を移す中、ナックマン氏は平均で6000万ドルの資産を持つ顧客向けのビジネスに注力しようとしている。
 ウェルスビジネスは過去10年間で9%の成長率を記録している。ナックマン氏は欧州やアジアではさらに成長するとみている。
 「ベースが低いところからスタートするので、より速いペースで成長できる。倍に拡大することも容易で、さらに倍にできる」と同氏は話した。

ビヨンセ

 ジェイZとビヨンセのカリフォルニア州ベルエアにある豪邸のためのローンであれ、「バルーン・ドッグ」の彫刻で知られるジェフ・クーンズ氏への貸し付けであれ、富裕層への融資は最も収益性の高い事業の一つだ。また、流動性の低い投資資産を担保に資金を借りたいウォール街の大物たちもナックマン氏のところに集まってくる。
 ナックマン氏の傘下には株式や債券を保有する投資信託や上場投資信託(ETF)を販売し、年金基金や保険会社のためにポートフォリオを運用する部門がある。この業務で得られる手数料は、オルタナティブ投資で得られるよりも低い傾向があるが、それでも大規模で確実な収入源ではある。
 企業年金やその他の大口投資家のためにこのようなポートフォリオを運営することは特に魅力的になり得ると、ナックマン氏は語った。
 最高投資責任者(CIO)のアウトソース(OCIO)と呼ばれる手法だ。ゴールドマンは9月にBAEシステムズから290億ドルの投資委託を受けたが、ナックマン氏によると、これはいわゆるOCIOとして欧州最大だという。
 ナックマン氏はまた、望まない分野を切り捨てるのも素早かった。正式に指揮を執る前から消費者金融事業を切り捨て、前四半期には大衆富裕層市場を追いかけようとする初期の取り組みを中止した。
 「決断を下さなければならない。ほとんどの人は、たとえ決断内容に同意できなくても、少なくとも決断を下したことに満足していると言ってくれる。われわれは前へ、明日へと進まなければならないからだ」と同氏は述べた。

原題:
Goldman's Nachmann on a Crucial Mission to Help Juice Its Stock(抜粋)


【昨日の世界の新聞一面】

◆2023-10-16 Mon Calgary Herald Published in Calgary, Canada


◆2023-10-16 Mon Salzburger Nachrichten Published in Salzburg, Austria

2023-10-16 Mon Salzburger Nachrichten Published in Salzburg, Austria


◆2023-10-16 Mon Frankfurter Allgemeine Zeitung Published in Frankfurt, Germany

2023-10-16 Mon Frankfurter Allgemeine Zeitung Published in Frankfurt, Germany


◆2023-10-16 Mon Südwest Presse Published in Ulm, Germany

2023-10-16 Mon Südwest Presse Published in Ulm, Germany


◆2023-10-16 Mon Asian Age Published in New Delhi, India

2023-10-16 Mon Asian Age Published in New Delhi, India


◆2023-10-16 Mon The Japan Times Published in Tokyo, Japan

2023-10-16 Mon The Japan Times Published in Tokyo, Japan


◆2023-10-16 Mon Kuwait Times Published in Kuwait, Kuwait

2023-10-16 Mon Kuwait Times Published in Kuwait, Kuwait


◆2023-10-16 Mon Dawn Published in Karachi, Pakistan

2023-10-16 Mon Dawn Published in Karachi, Pakistan


◆2023-10-16 Mon The National Published in Abu Dhabi, United Arab Emirates

2023-10-16 Mon The National Published in Abu Dhabi, United Arab Emirates


◆2023-10-16 Mon The Wall Street JournalPublished in New York, N.Y. USA

2023-10-16 Mon The Wall Street Journal Published in New York, N.Y. USA