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世界のマーケットとそのほかの個人的趣味

【マーケット記録】2023/10/26(木) 06:50 update(随時更新中)

【総まとめ】

  • 米・9月新築住宅販売件数:75.9万戸(予想:68.0万戸、8月:67.6万戸←67.5万戸)、7月から予想以上に増加し2022年2月来で最高

  • ロンドン株式市場は続伸、鉱業株や製薬株の上昇がけん引。特に、中国の景気刺激策の影響で銅価格が上昇、FTSE350種鉱業株指数が1.36%上昇

  • 欧州株は大きな動きなし。しかし、ワールドラインは59.2%下落。ダッソー・システムズとドイツ銀行はそれぞれ8.0%、8.2%で上昇

  • ユーロ圏国債利回りは僅かに上昇。26日のECB理事会決定が焦点。独IFOの業況指数は6カ月ぶりに上昇を示すも、リセッションの懸念続く

  • ダウ工業株30種33,035.93(▼0.32% -105.45)、ナスダック総合12,821.22(▼2.43% -318.65)、S&P総合500種4,186.77(▼1.43% -60.91)

  • 日経225先物mini12月限は前日比285円安の30,955円で夜間取引終了。日経比:-314(26日06:00)


【チャート】

◆1日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ12月限)

本日15:15~翌日02:00頃までにはUP予定。 NK225M1!_15m(1D) https://jp.tradingview.com/chart/DT4BYXFw/ 日経225先物ミニ12月限15分足チャート2023/10/25(水)16:30~2023/10/26(木)15:15


◆過去1週間の値動き=1時間足チャート(日経225先物ミニ12月限)

本日15:15~翌日02:00頃までにはUP予定。 NK225M1!_1H(2W) https://jp.tradingview.com/chart/BdyrXJLa/ 日経225先物ミニ12月限1時間足チャート2023/10/19(木)16:30~2023/10/26(木)15:15


◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ12月限)

本日15:15~翌日02:00頃までにはUP予定。 NK225M1!_1D(6M) https://jp.tradingview.com/chart/4l0BqaHE/ 日経225先物ミニ12月限日足チャート2023/04/26(水)16:30~2023/10/26(木)15:15


【経済イベント指標】

◆2023/10/25(水)の経済指標結果


◆2023/10/26(木)の経済イベント予定


【欧州市況】

◆欧州株式市場クローズ(25日)

2023/10/26(木)03:41


◆欧州市場サマリー(25日ロイター)

2023/10/26(木)03:29

要約(ChatGPT併用)

  • ロンドン株式市場は続伸、鉱業株や製薬株の上昇がけん引。特に、中国の景気刺激策の影響で銅価格が上昇、FTSE350種鉱業株指数が1.36%上昇

  • 英製薬のアストラゼネカとGSKはそれぞれ1.0%、0.9%で上昇。ロイズ銀行は2023年Q3の利益が市場予想を上回り2.2%高

  • レキット・ベンキーザーはQ3実質売上が予想未満で4.0%下落。中型株FTSE250種指数も0.73%下落、一時は約1年ぶりの安値を記録

  • 欧州株は大きな動きなし。しかし、ワールドラインは59.2%下落。ダッソー・システムズとドイツ銀行はそれぞれ8.0%、8.2%で上昇

  • 高級ブランドケリングはQ3減収幅が予想を上回り3.5%下落。STOXX欧州600種指数の54%の企業が市場予想を上回る利益を報告

  • ユーロ圏国債利回りは僅かに上昇。26日のECB理事会決定が焦点。独IFOの業況指数は6カ月ぶりに上昇を示すも、リセッションの懸念続く

  • ユーロ圏の独10年債利回りは2.87%で4bp上昇。一方、イタリアの10年債利回りは4.91%で6.5bp上昇、独伊10年債利回り格差は202bp

本文ここから

<ロンドン株式市場>
 続伸して取引を終えた。鉱業株や製薬株の上昇が相場をけん引した。中国が新たな景気刺激策の導入を決定したことで銅価格が値上がりし、FTSE350種鉱業株指数は1.36%上げた。英製薬のアストラゼネカ、グラクソ・スミスクライン(GSK)はそれぞれ1.0%、0.9%上昇した。英銀大手のロイズは2.2%高。2023年第3・四半期の利益が予想を上回り、通期の業績見通しを維持したことが好感された。銀行株指数は0.36%上げた。一方、日用品のレキット・ベンキーザーは4.0%下落。販売量の減少で23年第3・四半期の実質ベースの売上高が予想を下回ったことが嫌気された。AJベルの金融分析担当責任者、ダニー・ヒューソン氏は「実質ベースの売上高の伸びが予想をわずかに下回り、栄養部門が苦戦した四半期だったことで、レキットの新社長クリス・リヒト氏にとっては不確実なスタートとなった。10億ポンド(12億1000万ドル)の自社株買いのニュースもあったが、株主の目をくらますには十分ではない」と指摘した。生活必需品株指数は0.77%下げた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.73%下落。取引時間中には約1年ぶりの安値を付ける場面もあった。梱包用品やフィルターなどの製造を手がけるエッセントラが2.7%下落。北米での在庫削減圧力や中国の回復の遅れを理由に通期の営業利益見通しを下方修正したことが売り材料だった。

<欧州株式市場>
 ほぼ横ばいで取引を終えた。発表された企業決算の内容はまちまちで、フランスの決済会社ワールドラインが急落した一方、ソフトウエア企業ダッソー・システムズやドイツ銀行は上昇した。ワールドラインは59.2%下げ、景気減速が事業に打撃を与えたとして通期決算の目標を引き下げたことが嫌気された。一方、通期の利益目標を引き上げたダッソー・システムズは8.0%高。ドイツ銀行は8.2%上昇した。2023年第3・四半期決算の減益幅が予想より小さかったことや、自社株買いを来年拡大する方針を表明したことが材料視された。フランスの高級ブランド「グッチ」を抱えるケリングは3.5%安。高級衣料品やアクセサリーの需要鈍化で第3・四半期の減収幅が予想より大きかったことが嫌気された。同業LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は0.3%、スイスの同業リシュモンは0.9%、それぞれ下げた。LSEGによると、これまでに決算を発表したSTOXX欧州600種指数構成企業50社のうち54%の利益が市場予想を上回った。投資家は26日の欧州中央銀行(ECB)理事会の決定に注目している。

<ユーロ圏債券>
 域内国債利回りが上昇した。ただ、経済指標が景気後退の可能性を示唆したことを受け、上昇は小幅にとどまっている。26日の欧州中央銀行(ECB)理事会に対する注目が集まっている。市場では、ECBの「長期的な金利上昇」というシナリオが長続きしない可能性を織り込んでいるが、アナリストは当面、金利は据え置かれると予想している。独IFO経済研究所が25日発表した10月の業況指数は86.9と前月から予想以上に改善した。6カ月ぶりの上昇となったが、エコノミストは依然としてリセッション(景気後退)を懸念している。ユーロ圏の指標となる独10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇の2.87%。10月に入ってから、一時2011年7月以来の高水準となる3.024%まで上昇した。イタリアの10年債利回りは6.5bp上昇し4.91%となった。独伊10年債利回り格差は202bp。独の2年・10年利回り格差はマイナス30bpだった。


【要人発言】

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/10/26(木)05:10

本文ここから

25日17:13 独Ifo経済研究所のフュースト所長
「欧州中央銀行(ECB)は2024年後半に利下げに踏み切る可能性」
「ECBがこれ以上の利上げに踏み切る理由はほとんど見当たらない」

25日23:00 カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界経済は減速しており、過去の政策金利の引き上げや最近の債券利回りの上昇が需要を圧迫しているため、成長はさらに鈍化すると予想」
「今年の世界のGDP成長率を2.9%、2024年を2.3%、2025年を2.6%と予測」
「世界成長見通しは7月時点からほぼ変わっていないが、米国経済の成長が示すように構成は変化している」
「中国の経済活動は予想よりも好調だった」
「ユーロ圏の成長はさらに鈍化した」
「供給のボトルネックが解消され、需要の低迷により価格圧力が緩和されるため、ほとんどの国でインフレは緩和しつつある」
「しかし、基調的なインフレが続いていることから、中銀は引き続き警戒を続けている」
「原油価格は7月想定時よりも高くなっており、イスラエルとガザでの戦争は新たな地政学的な不確実性の原因となっている」
「10月予測では、CPIインフレ率は来年半ばまで平均約3.5%となり、2025年には2%まで徐々に緩和すると予想」
「インフレ率は7月の予測とほぼ同じ時期に目標に戻るが、短期的な軌道はエネルギー価格とコアインフレの継続により、上昇している」
「理事会は物価安定に向けた進展が遅れ、インフレリスクが高まっていることを懸念しており、必要に応じて政策金利をさらに引き上げる用意がある」
「理事会はコアインフレの下向きの勢いを確認したいと考えており、引き続き経済の需要と供給のバランス、インフレ期待、賃金の伸び、企業の価格設定行動に焦点を当てている」
「BOCは物価安定を回復するという決意を貫く」

26日00:24 マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
「利上げが効果を示しているという明確な証拠が見られる」
「為替レートは金融政策の仕組みの一部」
「為替レートは目標にしないが、考慮する」
「コアインフレ率の明確な下降傾向を確認する必要がある」
「インフレは予想よりも上昇傾向にある」
「7月以降、全体的なインフレリスクが高まっている」
「エネルギー価格の上昇と基調インフレの持続が懸念されて進捗が遅れている」
「現在、原油価格は7月に想定していたよりも高止まりすると予想」

26日01:07 ロシアのショイグ国防相
「核攻撃に関する訓練を開始する」

26日01:39 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「インフレとの戦いはまだ終わっていない」
「(イスラエルとハマスの紛争)どのような影響を与えるか注意深く監視」

26日02:35 ネタニヤフ・イスラエル首相
「ガザ地上侵攻の準備をしている」

※時間は日本時間


【日経先物ナイトセッション】

◆日経225先物夜間取引クロージング:26日夜間取引終値=290円安、3万950円

2023/10/26(木)06:03

本文ここから

 26日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日比290円安の3万950円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万1269.92円に対しては319.92円安。出来高は2万634枚だった。
 TOPIX先物期近は2244ポイントと前日比9.5ポイント安、TOPIX現物終値比10.4ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        30950     -290    20634
日経225mini        30955     -285   446688
TOPIX先物         2244     -9.5    18344
JPX日経400先物      20180      -85    1584
マザーズ指数先物      633      -9    2007
東証REIT指数先物  売買不成立


【主要ニュース】

◆今朝の主要ニュース(26日ブルームバーグ)

2023/10/26(木)06:03

要約(ChatGPT併用)

  • 米連邦議会下院がマイク・ジョンソン氏を新議長に選出し、彼はトランプ前大統領の2020年の選挙不正主張を中心に支持している

  • 欧州の主要銀行は中央銀行からの準備金増額要求を受け、ECBが最低準備率の上昇を近日中に実施する可能性が高まっている

  • 米国の長期債市場では過去40年以上で最悪の売り圧力に見舞われ、FRBの国債縮小策が連邦財政赤字の増大を招く事態となった

  • イスラエルはガザへの地上侵攻を延期し、ハマス戦闘員がイラン訓練後のイスラエル攻撃とシリアの空爆での死亡事態が発生

  • 中国の中芯国際はASML製の装置でファーウェイの先端プロセッサーを製造、輸出規制の遅れが中国の技術進歩を促進した可能性がある

本文ここから

トランプ氏寄り
米連邦議会下院は、共和党のマイク・ジョンソン氏を新議長に選出した。トランプ前大統領に近いジョンソン氏の知名度は低い。3週間に及んだ議長ポストを巡る泥沼の争いは、共和党の右傾化が確実になることで決着した。ジョンソン氏は、2020年の大統領選で不正に勝利を奪われたとするトランプ氏の主張を中心となって支持していた人物で、トランプ氏が大統領選に当選した2016年に下院議員に初当選した。

今週にも引き上げか
欧州の金融機関は中央銀行に預け入れる準備金を増やすことを義務付けられるのではないかとの臆測が広がっている。コメルツ銀行、バークレイズ、UBSグループなどのストラテジストは、欧州中央銀行(ECB)が早ければ今週にも、いわゆる最低準備率(MRR)を引き上げる可能性があると警告している。ブルームバーグの調査によると、ほとんどのアナリストは今後12カ月以内にMRRが引き上げられると予想している。

QT戦略に注目
米長期債が過去40年余りで最悪の売りを浴びたことで、最大の買い手だった連邦準備制度理事会(FRB)の不在にスポットライトが当たっている。FRBは年間7200億ドル(約108兆円)のペースで国債のポートフォリオを縮小する量的引き締め(QT)を行っており、2兆ドル近い連邦財政赤字を賄うという財務省の仕事をさらに難しくしている。

地上侵攻延期か
イスラエルは、米国が中東に防空システムを配備できるまでパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を遅らせることに同意した。米国とイスラエルの当局者の話として、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。WSJはまた、イスラム組織ハマスの戦闘員は今月7日のイスラエル攻撃前にイランで訓練を受けていたとも伝えた。一方、国営シリア・アラブ通信(SANA)はイスラエルがシリア軍の陣地を空爆して兵員8人が死亡したと報じた。

遅過ぎた可能性
中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)はオランダ半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングの装置を使って、華為技術(ファーウェイ)のスマートフォン向けに先端プロセッサーを製造したことが、事情に詳しい複数の関係者によって明らかになった。中国による半導体生産技術の進歩を食い止めるうえで、ASMLに対する輸出規制は遅過ぎた可能性が示唆された。

その他の注目ニュース: 碧桂園ドル建て債が初のデフォルト、受託機関通告-大型債務再編か (1) www.bloomberg.co.jp

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◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(26日ロイター)

2023/10/26(木)06:27

本文ここから

  • 米豪首脳、ガザ「和平への道」模索を強調 
  • 米金融・債券市場=利回り上昇、住宅指標と軟調な5年債入札受け
  • メタ、第3四半期業績は予想上回る 24年は支出拡大見通し
  • NY外為市場=ドル指数1週間ぶり高値、企業決算受けリスク選好後退
  • イスラエル、ガザへの地上侵攻を準備=ネタニヤフ首相
  • ロシアと中国、ガザ戦闘「一時停止」求める安保理決議案に拒否権
  • 米国株式市場=反落、アルファベット急落や米債利回り上昇受け
  • 原油先物約2%高、中東情勢巡る懸念で 
  • ECB、中東危機の影響に「特に注意を払っている」=総裁
  • 米下院議長にジョンソン氏、共和保守派 約3週間の混迷収束
  • 欧州株式市場=ほぼ横ばい、決算まちまち ワールドラインは急落
  • BUZZ-南アランド小幅安、ドル上昇受け下げに転じる 
  • イスラエル、米のガザ侵攻延期要請に同意=新聞 
  • ロンドン株式市場=続伸、製薬や鉱業株が上昇 
  • カナダ中銀、金利据え置き 成長鈍化とインフレ高止まり想定
  • ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、景気後退懸念は残る
  • ロシア、報復核攻撃の演習を実施 弾道ミサイルなど発射
  • 〔アングル〕AI競争、マイクロソフトに軍配 アルファベット引き離す
  • 仏エジプト首脳会談、人道支援と紛争拡大抑止で合意 
  • アップル、「TV+」と「ニュース+」の月額料金引き上げ
  • G7、10月末までにロシア産ダイヤモンド禁輸発表へ=関係筋
  • ヨルダン国王、仏大統領と会談 イスラエル制止を要請
  • 米9月新築住宅販売、12.3%増の75.9万戸 中古住宅不足が追い風
  • ガザ、数十億ドルの国際的な支援が必要 UNCTAD報告書
  • 中国の構造的政策手段、9月末時点の融資残高は9590億ドルに増加
  • EXCLUSIVE-バークレイズ、米コンシューマーバンキング部門で3%人員削減
  • ホンダとGM、EV共同開発計画を撤回 
  • 中国主席、気候分野で米と協力可能 加州知事と会談 
  • 米住宅ローン金利、23年ぶり高水準 申請は28年ぶり水準に低迷
  • トルコ大統領「ハマスはテロ組織でない」、イスラエル寄りの西側を批判
  • 訂正-アマゾン、透明性リポート公表 EUのユーザー1.81億人
  • SUBARUが「空飛ぶ車」試作機初公開、車と航空宇宙の技術融合

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(26日ロイター)

2023/10/26(木)06:18

本文ここから

●ロシアと中国、ガザ戦闘「一時停止」求める安保理決議案に拒否権
国連 25日 ロイター--ロシアと中国は25日、国連安全保障理事会で、パレスチナ自治区ガザにおける戦闘の「人道的な一時停止」を求める米国主導の決議案に拒否権を発動した。

●米下院議長にジョンソン氏、共和保守派 約3週間の混迷収束
ワシントン 25日 ロイター--米下院は25日、共和党の保守派マイク・ジョンソン議員(51)を次期下院議長に選出した。賛成220票、反対209票の賛成多数で決定され、今月3日以降不在となっていた議長ポストがようやく埋まることになった。

●イスラエル、米のガザ侵攻延期要請に同意=新聞
25日ロイター--イスラエルはパレスチナ自治区ガザへの侵攻を当面延期する方向で合意した。中東地域に駐屯する米軍部隊への脅威が懸念される中、米国が早ければ週内にも現地にミサイル防衛を配備するためという。

●カナダ中銀、金利据え置き 成長鈍化とインフレ高止まり想定
オタワ 25日 ロイター--カナダ銀行(BOC、中央銀行)は25日の理事会で、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り5.0%に据え置いた。

●イスラエル、ガザへの地上侵攻を準備=ネタニヤフ首相
エルサレム25日 ロイター--イスラエルのネタニヤフ首相は25日、パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻に踏み切る準備を進めていると言明した。

●〔アングル〕AI競争、マイクロソフトに軍配 アルファベット引き離す
25日ロイター--米マイクロソフトが生成人工知能(AI)分野での競争で、米グーグルの持ち株会社アルファベットを引き離している。両社が24日発表した四半期決算から現状が浮き彫りとなった。

●仏エジプト首脳会談、人道支援と紛争拡大抑止で合意
カイロ/パリ25日ロイター--中東諸国を歴訪中のフランスのマクロン大統領は25日、エジプトのシシ大統領と共同記者会見し、人道援助が遅延なくパレスチナ自治区ガザ入りできるようにすべきと述べた。また、紛争の拡大を回避すべきとの考えも示した。

●ヨルダン国王、仏大統領と会談 イスラエル制止を要請
アンマン25日ロイター--ヨルダンのアブドラ国王は25日、同国を訪問中のマクロン仏大統領と会談し、イスラエルに対しパレスチナ自治区ガザへの空爆や包囲をやめるよう大国から圧力をかけるべきとの見解を示した。

●ホンダとGM、EV共同開発計画を撤回
東京25日ロイター--ホンダは25日、米ゼネラルモーターズ(GM)と進めていた廉価な電気自動車(EV)共同開発計画を撤回したと明らかにした。


【米国市場】

◆NY株式市場クローズ(25日)

2023/10/26(木)06:25


◆NY市場サマリー(25日ロイター)=株反落、ドル指数1週間ぶり高値、利回り上昇

2023/10/26(木)06:36

要約(ChatGPT併用)

  • NY外為市場でドル指数が1週間ぶりの高値に

  • 米グーグルの持ち株会社アルファベットの決算が予想を下回り、景気懸念が増

  • ドルは対カナダドルで0.41%上昇、カナダ銀行は翌日物金利の誘導目標を5.0%に据え置き

  • ドル/円は150円近辺で、日本当局の介入を市場が警戒

  • 米金融・債券市場で国債利回り上昇、9月新築一戸建て住宅販売戸数が前月比12.3%増

  • 米国株は反落、アルファベットの決算後の落ち込みと債利回り上昇が要因

  • S&P500は4200割れ、ナスダックとSOX指数も大幅に下落

  • アルファベットのQ3決算で、クラウド事業の売上が市場予想を下回る

  • 個別銘柄では、マイクロソフトが3.1%上昇、ゼネラル・ダイナミクスが4.0%上昇

  • NY商品取引所の金は、イスラエルのガザ侵攻警戒で安全資産として買われ、反発

  • NYMEXの原油は中東の緊迫状況で供給不安から反発、イスラエルのガザ侵攻に関する報道が相場に影響

本文ここから

<為替>
 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が約1週間ぶりの高値に上昇した。米グーグルの持ち株会社アルファベットなど、予想を下回る企業決算を受けて景気先行き懸念が高まり、投資家のリスク選好姿勢が後退した。ドル指数は0.3%高の106.5と、約1週間ぶりの高水準となった。米長期金利の上昇もドル高要因となった。しかしアナリストは、長期債利回りとドルが上昇幅を拡大する余地は限られているとみている。ドルは対カナダドルで0.41%上昇した。カナダ銀行(BOC、中央銀行)は25日の理事会で、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り5.0%に据え置いた。今後の成長鈍化を見込みつつも、追加利上げ余地を残した。ドル/円は、1ドル=149.99円と、150円の節目付近で推移している。トレーダーは日本当局による介入の兆候を警戒している。

<債券>
 米金融・債券市場では、国債利回りが上昇した。5年債入札の需要が低調だったことや、9月新築一戸建て住宅販売戸数が増加したことで、2024年に向けて高金利が長期化するとの市場予想が裏付けられた。指標となる10年債利回りは11.5ベーシスポイント(bp)上昇し、4.954%となった。米商務省が25日発表した9月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比12.3%増の75万9000戸となった。市場予想は68万戸だった。SEIインベストメンツのグローバルマクロトレーディングヘッドであるティム・サウエルメルチ氏は「経済がこれほど底堅いという事実は、どの金利が実際に制限的なのか疑問を投げかける」と指摘した。財務省がこの日実施した520億ドルの5年債入札も利回りを押し上げた。

<株式>
 米国株式市場は反落。グーグルの持ち株会社アルファベットがさえない決算を受け急落し、相場を圧迫した。また、米債利回りの上昇を受け、金利が長期にわたり高水準に据え置かれるという懸念が再燃した。S&P総合500種は終値で4200の節目を割り込んだ。ナスダック総合は金利動向に敏感な超大型銘柄に売りが先行したことから、2月21日以来の大幅な下落率を記録した。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は4.1%下落と、2022年12月22日以来の大幅安となった。S&P500業種別のうち通信サービスは2月3日以来の大きな下落率を記録した。アルファベットは前日夕に発表した第3・四半期決算でクラウド事業の売上高が市場予想に届かなかったことを嫌気して売られた。カーソン・グループのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「企業決算はまちまちの内容で頭痛の種になっている面もあるが、本当の問題は引き続き国債利回りで、低下する兆しがない」と指摘。米10年債利回りは上昇。この日発表の9月新築一戸建て住宅販売戸数が増加し、住宅ローン金利が23年ぶりの高水準を付けたことを受け、高金利が長期化するとの懸念が強まった。デトリック氏は「債券市場は景気の先行きがさらに良くなる可能性を察知している」と分析した。個別銘柄ではマイクロソフトが3.1%上昇。前日夕に発表した7─9月期決算の予想を上回る内容を好感した。航空宇宙・防衛大手ゼネラル・ダイナミクス(GD)は4.0%上昇。第3・四半期の大幅増収が材料。引け後の時間外取引ではIBMとメタ・プラットフォームズが予想を上回る決算を受けて上昇している。米取引所の合算出来高は107億1000万株。直近20営業日の平均は106億8000万株。ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.61対1の比率で上回った。ナスダックでも2.63対1で値下がり銘柄が多かった。

<金先物>
 NY商品取引所の金塊先物相場は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻への警戒感がくすぶる中で安全資産として買われ、3営業日ぶりに反発した。イスラエルによるガザ侵攻計画を巡っては、遅らせることで同国と米国が合意したと一部で報じられたものの、情勢はなお流動的。緊張が一段と高まることを嫌った投資家がリスク回避の動きを強めた。

<米原油先物>
 NYMEXの原油先物相場は、中東情勢緊迫化への懸念がくすぶる中、供給不安から反発した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)は25日、イスラエルが米国の要請に応じ、パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を遅らせることで合意したと報じた。ただ、ロイターによると、イスラエルのネタニヤフ首相が同日のテレビインタビューでガザへの地上侵攻を準備していると発言したとの報道もあり、中東情勢に関する見通しはいまだに不透明。ガザ侵攻が実行されれば、中東各地に紛争が拡大する可能性があり、エネルギー供給に影響を及ぼすとの懸念が根強いことから、相場は取引後半に一段高となった。


【日経225先物08:45~15:15取引中】

【日本株09:00~15:00取引中】


【日本市場】

◆日経225先物日中取引クロージング:26日清算値=タイトル

2023/10/26(木)15:17

本文ここから


◆東京株式市場クローズ(26日)

2023/10/26(木)15:30


◆東京株式市場・大引け=タイトル(26日ロイター)

2023/10/26(木)15:40

要約(ChatGPT併用)

  • summary

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◆日経225先物(引け後コメント)=タイトル

2023/10/26(木)18:30

要約(ChatGPT併用)

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【NEWS】

◆海外ヘッドライン一覧(26日ロイター)

2023/10/26(木)20:30

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◆[NEWS]日銀会合は8割弱が現状維持予想、くすぶるYCC修正論-サーベイ(26日ブルームバーグ)

2023/10/25(水)06:00

要約(ChatGPT併用)

  • 日銀ウオッチャーの8割が金融緩和政策の現行維持を予想

  • ブルームバーグ調査で76%が金融政策の現状維持、9%が引き締め、16%が微調整を予想

  • 10年国債利回りが上限の1%に近づくも、大半のエコノミストが日銀の対応を想定していない

  • 23日の日本の長期金利は0.86%と10年ぶりの高水準

  • 野村証券の松沢中氏は日銀の金利許容レンジの再拡大やYCC撤廃に懐疑的

  • YCC再調整または撤廃の予想は18%、事実上の上限を1%に設定

  • 今回会合でYCCの再修正を行う可能性に40%が肯定的

  • BNPパリバの河野龍太郎氏は10年金利上限1%維持が困難になる可能性を指摘

  • 加藤出氏は日銀の超緩和が円安を引き起こすとし、スタグフレーションのリスクを指摘

  • フォワードガイダンスの変更について、変更の可能性は計75%が低いと回答

  • 日銀の政策変更の予想は70%、マイナス金利解除は47%、2%の物価安定目標達成が71%

  • 日銀の物価対応が後手に回るリスクに、42%が「はい」と回答

  • ソニーフィナンシャルグループの菅野雅明氏は日銀関係者のマイナス金利解除に関する発言を慎重と評価

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 日本の長期金利が日本銀行が設定している上限の1%に近づく中でも、日銀ウオッチャーの8割近くは来週の金融政策決定会合で現行の金融緩和政策が維持されると予想している。
 ブルームバーグがエコノミスト45人を対象に18-23日に実施した調査によると、日銀は30、31日に開く会合で金融政策の現状維持を決定すると76%が回答した。9%が金融引き締めを決めると予想し、16%は政策の微調整を見込んでいる。
 調査結果は、大半のエコノミストが、10年国債利回りが上限の1%に近づきつつあることへの日銀の対応は想定していないことを示している。 今週は米国の長期金利主導で日本の長期金利も上昇しており、23日には10年ぶりの高水準となる0.86%に達した。市場では日銀が長期金利の上限を引き上げるとの観測も出ている。

 野村証券の松沢中チーフストラテジストは、10年債金利が許容レンジの上限に接近しつつあるのを受けて、日銀が予防的に許容レンジを再拡大もしくはYCCを撤廃とするとの見方には「かなり懐疑的である」と指摘。「米債発でグローバルに市場が混乱しており、このような環境下での日銀政策修正は火に油を注ぐことになる」と警鐘を鳴らす。
 日銀がYCCを再調整または撤廃する時期に関しては、今月会合との予想は18%となった。 日銀は10年国債利回り1.0%での指し値オペを毎営業日実施することで、事実上の上限を1%に設定している。 連続指し値オペの水準を引き上げた場合の新たな利回りの予想中央値は1.5%となった。
 今回会合でのYCCの再調整や撤廃はないというのが大半のエコノミストの見立てとなっている一方、今会合で日銀がYCCの再修正を行う可能性に対する問いには、40%があると回答した。
 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは「今後、日銀による利上げへの期待も一段と高まっていけば、10年金利の上限1%を維持することが早晩困難になる恐れもある」とみる。 「今回の会合で先手を打って、上限を1.5%へと再度引き上げる可能性は五分五分だと考えている」という。
 円相場が重要な節目の1ドル=150円付近で推移していることが、今回会合で9人の政策委員が考慮すべき要素になるとエコノミストたちはみている。東短リサーチの加藤出チーフエコノミストは、「日銀の現行の超緩和スタンス自体が、円安を招いてコストプッシュ型インフレの主因になってしまっている」との見方を示す。
 加藤氏は、この状況を粘り強く日銀が維持し続ける場合、「賃金と物価上昇の好循環よりも、スタグフレーションに陥っていく確率が高まっていくと予想される」と指摘。その上で、日銀は今回会合で「物価見通しの上方修正に合わせて、10年国債金利の上限引き上げはせめて実施すべきだ」と主張する。

フォワードガイダンス
 日銀が「必要があれば、ちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」との文言を声明文のフォワードガイダンス(政策指針)から削除する可能性については、「可能性は非常に低い」「可能性は低い」が計75%を占めた。
 調査結果では、日銀が今回会合も含めて来年4月までに政策変更を行うとの予想は70%と、先月の前回調査の58%から上昇。4月までのマイナス金利解除は47%で、前回は39%だった。日銀が2%の物価安定目標を持続的に達成する可能性が高まっているとの回答は71%に上り、前回の57%から増加した。
 一方、物価の上振れが続く中で、日銀の金融政策対応が後手に回るビハインド・ザ・カーブのリスクが高まっているかとの問いには、42%が「はい」と回答し、「いいえ」は31%だった。
 ソニーフィナンシャルグループの菅野雅明チーフエコノミストは、植田和男総裁、内田真一副総裁、多数の審議委員のマイナス金利解除に関する発言は「依然慎重で、あえてビハインド・ザ・カーブのリスクを甘受する姿勢だ」とみている。

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◆[NEWS]【市場反応】米9月新築住宅販売件数、昨年2月来で最高、ドル堅調(25日フィスコ)

2023/10/25(水)23:26

要約(ChatGPT併用)

  • 米・9月新築住宅販売件数:75.9万戸(予想:68.0万戸、8月:67.6万戸←67.5万戸)、7月から予想以上に増加し2022年2月来で最高

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 米9月新築住宅販売件数は前月比+12.3%の75.9万戸と、7月から予想以上に増加し2022年2月来で最高となった。
 強い結果を受けて米国債相場は下落。10年債利回りは4.848%から4.918%まで上昇した。
 ドル買いも強まりドル・円は一時149円94銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0583ドルから1.0570ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2136ドルで上値が重い。

経済指標
・米・9月新築住宅販売件数:75.9万戸(予想:68.0万戸、8月:67.6万戸←67.5万戸)


◆[NEWS]タイトル(26日ブルームバーグ/ロイター/株探ニュース/ダウ・ジョーンズ/CNBC/MINKABU PRESS/フィスコ)

2023/10/26(木)06:00

要約(ChatGPT併用)

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【昨日の世界の新聞一面】

◆2023-10-25 Wed - The Wall Street Journal - New York, N.Y. USA

2023-10-25 Wed - The Wall Street Journal - New York, N.Y. USA


◆2023-10-25 Wed - The New York Times - New York, N.Y. USA

2023-10-25 Wed - The New York Times - New York, N.Y. USA


◆2023-10-25 Wed - The Japan Times - Tokyo, Japan

2023-10-25 Wed - The Japan Times - Tokyo, Japan


◆2023-10-25 Wed - The Merit Times - Taipei, Taiwan

2023-10-25 Wed - The Merit Times - Taipei, Taiwan


◆2023-10-25 Wed - Frankfurter Allgemeine Zeitung - Frankfurt, Germany
2023-10-25 Wed - Frankfurter Allgemeine Zeitung - Frankfurt, Germany

【マーケット記録】2023/10/25(水) 最終版

【総まとめ】

  • 米・10月製造業PMI速報値:50.0(予想:49.5、9月:49.8)、悪化予想に反し、9月49.8から改善し活動の拡大と縮小の境目となる水準を回復、4月来で最高

  • 米・10月サービス業PMI速報値:50.9(予想:49.9、9月:50.1)、50割れの活動縮小悪化予想に反し、9月50.1から上昇し7月来で最高

  • 米・10月フィラデルフィア連銀非製造業活動:-20.3(9月‐16.6)、3カ月連続のマイナス

  • ・米・10月リッチモンド連銀製造業指数:3(予想:3、9月:5)、予想通り9月5から低下したが2カ月連続でプラスを維持

  • ロンドン株式市場は鉱業株やアストラゼネカの上昇で小幅反発。ただし、バークレイズの不振決算やCABペイメンツの71.9%急落が相場の上昇を抑制

  • 欧州株式市場はユーロ圏の経済指標の低調ながら、エルメスやプーマ、ロジテック・インターナショナルの好業績や資源株指数の上昇で小幅反発。バークレイズは6.5%下げ

  • ユーロ圏国債の利回りは景気後退の兆しを受けて低下。特にドイツとフランスのPMIが示唆。欧州中央銀行の次回理事会への注目が高まり、金利動向や地政学的リスクが議論の焦点と予想される

  • ダウ工業株30種33141.38(+204.97)、ナスダック総合13139.88(+121.55)、S&P総合500種4247.68(+30.64)、堅調な企業決算や業績見通しの上方修正などが背景

  • 日経225先物12月限は前日比110円高の3万1260円で夜間取引終了(25日06:00)

  • 日経平均は前営業日比207円57銭高の3万1269円92銭と、続伸して取引終了(25日15:00)

  • 日経225先物12月限は前日清算値比90円高の3万1240円で日中取引終了(25日15:15)


【チャート】

◆1日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限15分足チャート2023/10/24(火)16:30~2023/10/25(水)15:15


◆過去1週間の値動き=1時間足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限1時間足チャート2023/10/18(水)16:30~2023/10/25(水)15:15


◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限日足チャート2023/04/25(火)16:30~2023/10/25(水)15:15


【経済イベント指標】

◆2023/10/24(火)の経済指標結果


◆2023/10/25(水)の経済イベント予定


【欧州市況】

◆欧州株式市場クローズ(24日)

2023/10/25(水)04:24


◆欧州市場サマリー(24日ロイター)

2023/10/25(水)03:13

要約(ChatGPT併用)

  • ロンドン株式市場は鉱業株やアストラゼネカの上昇で小幅反発。ただし、バークレイズの不振決算やCABペイメンツの71.9%急落が相場の上昇を抑制

  • 欧州株式市場はユーロ圏の経済指標の低調ながら、エルメスやプーマ、ロジテック・インターナショナルの好業績や資源株指数の上昇で小幅反発。バークレイズは6.5%下げ

  • ユーロ圏国債の利回りは景気後退の兆しを受けて低下。特にドイツとフランスのPMIが示唆。欧州中央銀行の次回理事会への注目が高まり、金利動向や地政学的リスクが議論の焦点と予想される

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<ロンドン株式市場>
 小幅反発して取引を終えた。鉱業株や英製薬アストラゼネカの上昇が相場を支えた。ただ、英銀大手バークレイズなどのさえない企業決算を嫌気した売りも出て、相場の上げ幅は限られた。中型株で構成するFTSE250種指数は0.38%下落した。アストラゼネカは3.3%上昇。米食品医薬品局(FDA)が、患者や介護者による経鼻インフルエンザワクチン投与の承認を求める同社の申請を受理したと発表したことが好感された。銅価格が堅調だったのに加え、バークレイズによる投資判断引き上げが材料視されて資源大手のリオ・ティントが3.5%上昇。FTSE350種鉱業株指数は2.26%上げた。バークレイズは6.5%安。投資銀行部門の減収が響いて2023年第3・四半期の利益が前年同期比で減少したことが嫌気された。銀行株指数は1.29%下げた。送金会社のCABペイメンツは71.9%と急落。通期決算のグループ売上高が前回予想を17%下回るとの見通しを示したことから売り込まれた。

<欧州株式市場>
 小幅反発して取引を終えた。ユーロ圏の経済指標は低調だったものの、欧州や米国の企業への業績期待感が相場を押し上げた。ユーロ圏の10月のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)は低下し、リセッション(景気後退)に陥る恐れがあることが示された。モーニングスターの欧州株式ストラテジスト、マイケル・フィールド氏は「ハイテク企業の一部など米国で発表された業績見通しへの期待感がおそらく(欧州の銘柄の)いくつかを押し上げたのではないか」と述べた。フランスの高級ブランド品メーカー、エルメスは2.8%上昇。2023年第3・四半期決算の売上高が予想を上回ったことが好感された。ドイツのスポーツ用品、プーマは7.6%上げた。第3・四半期の収益は落ち込んだものの、通期の利益見通しは据え置いた。両銘柄を含む日用品・家庭用品株指数は1.22%高。通期の業績見通しを引き上げたスイスのパソコン周辺機器メーカー、ロジテック・インターナショナルは10.2%と急伸した。金属価格の値上がりを受けて資源株指数は2.69%上昇した。一方、銀行株指数は0.97%安。英銀大手のバークレイズが6.5%下げた。

<ユーロ圏債券>
 域内国債利回りが低下した。この日発表されたドイツとフランスの10月購買担当者景気指数(PMI)で景気後退のシグナルが示されたことを受けた。S&Pグローバルがまとめた10月のユーロ圏のHCOB総合PMI速報値も予想外に低下し、リセッション(景気後退)に陥る恐れがあることが示された。ユーロ圏の指標となる独10年債利回りは4.5ベーシスポイント(bp)低下の2.82%だった。10月上旬には2011年7月以来の高水準となる3.024%を付けていた。このところ、ユーロ圏の債券利回りは米国債の動きに連動している。複数のアナリストは、最近の債券売りの大部分は、景気後退リスクの減少とそれに連動した米国の高金利長期化見通しによるものと指摘している。独の2年債と10年債の利回り格差はマイナス32.5bpだった。投資家の関心は26日に予定されている欧州中央銀行(ECB)理事会に移るとみられる。アナリストは、ECBは金利を据え置く一方、長期的に高水準を維持する方針を維持すると予想している。一部のアナリストは、地政学的緊張がインフレ圧力をあおり、各国中銀が一段の金融引き締めに動くことを懸念しているが、ECBが来年初めまでにそうした動きを見せるとは予想していない。BofAの欧州エコノミスト、ルーベン・セグラ・カユエラ氏は、ECBによる経済見通しに関する議論の中心は「ECBが予測しているよりも高いヘッドラインインフレをもたらすリスクのあるエネルギー価格の動向」と「実質利回り」の動きになるだろうと述べた。金融市場は、年内の追加利上げと2024年の利下げの可能性を20%未満と予想している。イタリアの10年債利回りは3bp低下し4.80%となった。独伊10年債利回り格差は197bpだった。


【要人発言】

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/10/25(水)05:10

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24日13:48 岸田首相
「経済対策は、インフレが加速することないよう適切に対応する」
「賃上げが物価に追いつくまで政府が支えること必要」

24日23:20 全米自動車労組(UAW)
「米ゼネラル・モーターズ(GM)のアーリントン組み立て工場で5000人がストライキに参加」

25日01:01 ブリンケン米国務長官
「米国はイランとの紛争を望んでいない」

※時間は日本時間


【主要ニュース】

◆今朝の主要ニュース(25日ブルームバーグ)

2023/10/25(水)06:00

要約(ChatGPT併用)

  • JPモルガンのダイモンCEOは中央銀行の過去の予測ミスを指摘し、来年の金融見通しに謙虚になるべきと主張

  • ブリッジウォーターのダリオCEOは公的債務や紛争などのリスクを指摘し、悲観的な経済見通しを示唆

  • 中国の習近平国家主席は経済支援を明示し、国債発行増や中央銀行訪問を実施

  • 中国の政治的変動として、李尚福国防相が更迭、外相の秦剛氏は国務委員も解任、新財政相として藍仏安氏が指名

  • 全米自動車労組はゼネラル・モーターズのテキサス工場でストライキを展開、合計で4万5000人が参加

  • GMは7-9月決算で予想を上回る利益を記録も、通期利益見通しを撤回し、ストライキの影響を受けている

  • 米国の2023会計年度の連邦財政赤字は前年比で約1兆200億ドル増、学生ローン返済免除の影響を受けて

  • 米国30州以上がメタ・プラットフォームズを訴え、若者への有害コンテンツ提供を指摘

  • メタは10代のインターネット利用の安全維持を強調し、30以上のツールを導入したと回答

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中銀の「大間違い」
JPモルガンのダイモンCEOは約1年半前に各地の中央銀行は金融予測で「100%の大間違い」を犯した事実を踏まえ、来年の見通しについて謙虚になるべきだと主張。インフレ上昇と世界の成長鈍化から生じる経済への打撃を、世界中の中銀や政府が管理できるのかと疑問を呈した。同じパネル討論会に出席していたブリッジウォーター・アソシエーツのレイ・ダリオCEOは24年の世界経済見通しについて、高水準の公的債務、紛争、混乱など幾つかのリスクを挙げ、「悲観的だ」と述べた。

異例の予算修正
中国の習近平国家主席が経済を支援する姿勢を鮮明にしている。追加の国債発行や財政赤字拡大を決めたほか、異例の中国人民銀行(中央銀行)訪問を行った。来年にかけて景気の先行きに指導部が不安を抱えていることを反映しており、政府が経済と金融市場の強化を重視していることの表れだ。主要閣僚の交代も相次ぎ発表され、動静が途絶えていた李尚福国防相を更迭したほか、既に外相を解任されていた秦剛氏は、残る国務委員の地位も剥奪された。劉昆財政相の後任として、藍仏安氏を指名した。

自動車スト拡大
全米自動車労組(UAW)は自動車メーカーに対するストライキを再び拡大した。ゼネラル・モーターズ(GM)のテキサス州アーリントン組立工場で5000人の組合員がストに参加。ストに突入した組合員の総数は4万5000人余りとなった。UAWは現在、ビッグスリーの最も収益性の高い3工場を閉鎖に追い込んでいる。一方、GMの7-9月決算は利益が予想を上回ったものの、最大140億ドル(約2兆1000億円)の通期利益見通しを撤回。ストライキで業績予測が困難になった。

米財政赤字が倍増
米経済がほぼ全ての予想を上回るパフォーマンスを示した1年間に、連邦財政赤字はほぼ倍増した。厳しい財政見通しを浮き彫りにしており、予算を巡る党派間の対立は悪化の一途をたどる可能性が高い。2023会計年度(22年10月-23年9月)の財政赤字は、バイデン大統領の学生ローン返済免除プログラムが及ぼした影響を除き2兆200億ドル(約302兆円)と、前年比1兆200億ドル増加した。

メタを提訴
米カリフォルニア州など30余りの州がメタ・プラットフォームズを訴えた。同社傘下のインスタグラムやフェイスブックが利益をあげることを優先し、若者に有害なコンテンツを提供していると原告団は主張している。これに対してメタは発表文で、10代の若者らが安全にインターネットを利用できる環境の維持に取り組み、青少年やその家族の支援に30以上のツールを導入していると説明した。

その他の注目ニュース:
「きつくない」在宅勤務、労働者は得している-ブラックストーン会長 www.bloomberg.co.jp

アップル、10月30日に製品発表イベント開催-「恐ろしく速い」 www.bloomberg.co.jp

日銀会合は8割弱が現状維持予想、くすぶるYCC修正論-サーベイ www.bloomberg.co.jp


◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(25日ロイター)

2023/10/25(水)06:32

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  • 国内外要人発言ヘッドライン(25日朝) 
  • 米下院議長候補エマー氏撤退、指名から数時間後 支持獲得めど立たず
  • 米金融・債券市場=10年債利回り低下、地政学懸念などで買い戻し
  • 中南米金融市場=株式・通貨上昇、米債利回りの安定推移で
  • NY外為市場=ドル上昇、堅調な米経済指標受け 
  • 〔表〕NY外為市場=対ドル/各国通貨相場(24日) 
  • 国連、ガザ人道支援に戦闘一時停止呼びかけ 米提案にロシア反対
  • アルファベット、クラウド事業の四半期売上高が予想下回る 株価4%安
  • 米大統領、ガザ援助「十分な速さでない」 国連24日は搬入できず
  • マイクロソフト、7━9月売上高予想上回る クラウドなど堅調
  • 米国株式市場=急伸、企業の好決算と業績見通し上方修正相次ぐ
  • シカゴ日経平均先物(24日) 
  • 原油先物2%安、欧州経済指標低調で需要懸念 3日続落
  • 仏大統領、IS掃討有志連合のハマス適用を提案 イスラエル訪問
  • 米政権、中東での米軍攻撃を懸念 過去1週間でイラクとシリアで13回
  • 米大統領とサウジ皇太子、イスラエル・ハマス紛争巡り協議=ホワイトハウス
  • 米軍に攻撃、過去1週間で13回 イラクとシリアで=国防総省
  • ブリンケン氏とサリバン氏、中国外相と27日会談=ホワイトハウス
  • ブリンケン氏、米軍への攻撃巡りイラク首相に要請=米国務省
  • 欧州市場サマリー(24日) 
  • 欧州株式市場=小幅反発、欧米企業への業績期待感で 
  • 米下院議長候補、下院共和党ナンバー3のエマー氏に=議員
  • ロンドン株式市場=小幅反発、鉱業株とアストラゼネカが高い
  • 米33州、メタとインスタ提訴 若者のメンタルヘルス危機助長と主張
  • エジプト、先週のパレスチナ支持デモで約100人逮捕=弁護士
  • 米、イランとの衝突望まず 攻撃受ければ「迅速に対応」=国務長官
  • 西側の「沈黙」でガザ危機悪化、エルドアン氏がプーチン氏と電話会談
  • 国連事務総長、ガザ民間人保護を呼びかけ 「人道法違反」を懸念
  • BUZZ-南アランド軟化、米指標受けたドル高で 
  • ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、独仏PMIで景気後退懸念
  • 米GE、3度目の通年見通し上方修正 航空部門が好調 
  • 米国務長官、中国外相と連携目指す 中東の紛争拡大回避へ
  • UAW、GMへのスト拡大 SUV工場の5000人が新たに参加
  • 西側の「沈黙」でガザ危機悪化、エルドアン氏がプーチン氏と電話会談
  • ハマス幹部、イスラエルのガザ攻撃停止を訴え アラブ諸国や国連に
  • GM、通年業績見通し撤回 ストのコスト増大 第3四半期は減益
  • 米総合PMI、10月は51.0 3カ月ぶり高水準=S&Pグローバル調査
  • コカ・コーラ、2度目の通年予想上方修正 値上げと需要好調で
  • IEA、当面の戦略的石油備蓄は十分 備蓄増は不要=幹部
  • サウジ投資会議、大手金融機関トップは経済を悲観 
  • 米のAI半導体輸出規制が23日に発効、予定前倒し=エヌビディア
  • 仏大統領、IS掃討有志連合のハマス適用を提案 イスラエル訪問
  • 政府・日銀は連携し政策進める、為替「安定好ましい」=岸田首相
  • 解放イスラエル人女性「地獄を経験」、連行時に暴力 監禁中は手厚い対応
  • 中国全人代常務委、地方債発行前倒しと新規国債発行承認
  • 中国、動静不明の国防相を解任 外相に続き2人目 

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(25日ロイター)

2023/10/25(水)06:25

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●解放イスラエル人女性「地獄を経験」、連行時に暴力 監禁中は手厚い対応
パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが23日に解放した2人の高齢のイスラエル人女性の一人、ヨヘベット・リフシッツさん(85)が、記者団の取材に応じた。10月7日にハマスの急襲を受け連行される際に戦闘員に暴力を振るわれたが、監禁中はよくしてもらったと語った。

●米国務長官、中国外相と連携目指す 中東の紛争拡大回避へ
ブリンケン米国務長官は24日、今週予定する中国の王毅共産党政治局員兼外相との会談で、中東における紛争拡大を回避するため連携すると明らかにした。国連安全保障理事会で述べた。

●サウジ投資会議、大手金融機関トップは経済を悲観
サウジアラビアの首都リヤドで開幕した国際投資会議「未来投資イニシアチブ(FII)」では、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突で多数の死傷者が出る中、大手金融機関のトップが経済に悲観的な見方を示した。

●アルファベット、クラウド事業の四半期売上高が予想下回る 株価4%安
米グーグルの持ち株会社アルファベットが24日発表した第3・四半期決算は、クラウド事業の売上高が市場予想に届かなかった。経済を巡る不確実性や高金利を背景に、企業が高額の人工知能(AI)ツールを含むクラウド関連サービスへの支出を削減していることが響いた。

●マイクロソフト、7━9月売上高予想上回る クラウドなど堅調
米マイクロソフトが24日発表した第1・四半期(7━9月)決算は売上高が市場予想を上回った。クラウドコンピューティングと「オフィス」ソフトウエア事業の成長が主導した。

●国連、ガザ人道支援に戦闘一時停止呼びかけ 米提案にロシア反対
国連のほか、米国とカナダは24日、イスラエルとイスラム組織ハマスの交戦が続くパレスチナ自治区ガザに対する人道支援を可能にするために、戦闘の一時停止を呼びかけた。

●中国、動静不明の国防相を解任 外相に続き2人目
中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は24日、李尚福国防相の解任を決定した。閣僚の解任は7月の秦剛前外相に続き2人目となる。国営テレビのCCTVが報じた。

●UAW、GMへのスト拡大 SUV工場の5000人が新たに参加 
全米自動車労組(UAW)は24日、ゼネラル・モーターズ(GM)に対するストライキを拡大した。利益率の高いフルサイズのスポーツ多目的車(SUV)「キャデラックエスカレード」や「シボレータホ」などを生産するテキサス州アーリントン組立工場の5000人が新たにストに参加した。

●米下院議長候補エマー氏撤退、指名から数時間後 支持獲得めど立たず
米下院共和党ナンバー3で、次期下院議長候補に指名されていたエマー院内幹事(62)が24日、下院議長選から撤退した。

●仏大統領、IS掃討有志連合のハマス適用を提案 イスラエル訪問
イスラエルを訪問しているフランスのマクロン大統領は24日、イラクとシリアで過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦を進める米国主導の有志連合を、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの戦いに拡大する案を提案した。

●米33州、メタとインスタ提訴 若者のメンタルヘルス危機助長と主張
米カリフォルニア州など33州は24日、メタ・プラットフォームズ傘下の写真共有アプリ「インスタグラム」の中毒性が若者のメンタルヘルス(心の健康)の危機を助長しているとして、メタとインスタグラムを提訴した。

●GM、通年業績見通し撤回 ストのコスト増大 第3四半期は減益
米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は24日、全米自動車労働組合(UAW)が実施しているストライキに起因するコスト増を踏まえ、2023年の利益見通しを撤回した。また、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、販売目標よりも利益を優先するため、電気自動車(EV)戦略を減速させる方針を示した。


【米国市場】

◆NY株式市場クローズ(24日)

2023/10/25(水)06:26


◆NY市場サマリー(24日ロイター)=株急伸、ドル上昇、10年債利回り低下

2023/10/25(水)06:36

要約(ChatGPT併用)

  • NY外為市場でドル指数が上昇し、英国やEUに対する米経済の強さが明らかに

  • 10月の米PMI速報値は51.0、3カ月ぶりの高水準

  • 米国の製造業、サービス業、総合のPMIは50を上回る一方、英国とユーロ圏は50を下回る

  • 10月のユーロ圏PMI速報値は低下、リセッションの恐れ

  • 米10年債利回りは低下、地政学的緊張や金利上昇の影響受け

  • 米国株式市場は上昇、堅調な企業決算や業績見通しの上方修正が背景

  • S&P500構成企業の81%が市場予想を上回る決算を発表

  • 通信大手ベライゾンは9.3%急騰、GEは6.5%高、コカ・コーラは2.9%上昇

  • NY商品取引所の金塊先物相場は小幅続落、対ユーロでドルが上昇の影響

  • NYMEXの原油先物相場は続落、10月のユーロ圏PMI速報値は約3年ぶりの低水準

  • ユーロ圏と米国の経済の差が原因でドル買いが加速

  • IEAは世界の燃料需要が30年までにピークを迎えるとの予測を発表

本文ここから

<為替>
 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が上昇した。一連の経済指標によって英国や欧州連合(EU)に対する米経済の力強さが浮き彫りになったことを受けた。米S&Pグローバルが24日発表した10月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0と7月以来、3カ月ぶりの高水準となった。9月確定値は50.2だった。ドル指数は0.6%高の106.27。序盤には105.35と1カ月ぶりの安値まで下落していた。マネックスUSAのFXトレーダー、ヘレン・ギブン氏は「特に今朝発表された英国やユーロ圏のPMIと米国のPMIを比較した場合、全体像は依然として明らかに変化していない」と指摘。米国では製造業、サービス業、総合の3つのPMI全てが景気拡大と縮小の節目である50を上回ったのに対し、英国とユーロ圏はいずれも50を下回ったとした。S&Pグローバルがまとめた10月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は予想外に低下し、リセッション(景気後退)に陥る恐れがあることが示された。

<債券>
 米金融・債券市場では、10年債利回りがやや低下した。金利上昇が経済に及ぼす影響のほか、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を受けた地政学的な緊張の高まりを巡る懸念を背景に、買い戻される動きが出ている。10年債利回りは前日の取引で一時5%台に乗せたが、年金基金などが買いを入れたことで、この日は低下した。終盤の取引で2.6ベーシスポイント(bp)低下の4.82%。BTIG(ニューヨーク)のマネジングディレクター、トム・ディ・ガロマ氏は「これまで売り込まれていた米国債に買いが入り始めた」と指摘。月末特有の需要もあり、年金基金などの大口投資家が買いを入れているとの見方を示した。30年債利回りは5.7bp低下の4.930%。ただ、短期債には売りが出て、2年債利回りと7年債利回りは上昇。米S&Pグローバルが発表した10月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0と7月以来、3カ月ぶりの高水準。米連邦準備理事会(FRB)がインフレを抑えるために政策金利を引き上げてきた中でも、米経済が持ちこたえていることを示す最新の兆候となった。

<株式>
 米国株式市場は急伸して取引を終えた。堅調な企業決算や業績見通しの上方修正が相次ぎ、投資家のリスク選好意欲が高まった。米10年債利回りの上昇が一服したことも支援材料となり、金利動向に敏感な超大型株が買われ、主要株価3指数がそろって上昇した。第3・四半期決算発表シーズンが本格化し、S&P総合500種構成企業の3分の1近くが週内に発表を予定している。グロバルトのシニア・ポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は「2日前までは決算発表がやや失望を誘う内容だったが、この2日間は好決算が目立っている」と指摘した。LSEGによると、これまで決算発表を終えたS&P500構成企業118社のうち81%で発表内容が市場予想を上回った。S&Pの主要11セクターでは公益事業が最も大きく値上がりした一方、原油価格の下落を受けてエネルギーが唯一下落した。通信大手ベライゾンは9.3%急騰。通年のフリーキャッシュフローの見通しを引き上げたことが材料。通年の利益見通しを引き上げたゼネラル・エレクトリック(GE)は6.5%高。飲料大手コカ・コーラは通年の売上高と利益見通しを引き上げたことを受けて2.9%上昇。複合企業スリーエム(3M)も決算を好感して5.3%値上がりした。航空・防衛のRTXは予想を上回る業績を受けて7.2%の大幅高となった。米S&Pグローバルが発表した10月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0と3カ月ぶりの高水準となった。マーティン氏はPMIについて、物価上昇の鈍化と「まずまず」の雇用状況を示す「総じて好ましい」内容だったと述べた。引け後の時間外取引ではマイクロソフトが上昇し、アルファベットが下落。どちらもは7─9月期の売上高が予想を上回ったが、アルファベットはクラウド事業の売上高が予想に届かなかった。

<金先物>
 NY商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は小幅続落。対ユーロでのドル上昇を眺めて売りが優勢だったものの、その後米長期金利の上昇一服を背景に買い戻しが入り、下げ幅を縮小した。この日の外国為替市場では、対ユーロでドルが上昇。ドル建てで取引される商品の割高感につながり、午前は売りが優勢となった。前週に4日続伸したことを受けた利益確定の売りも前日に続き出やすかった。ただ、その後、米長期金利の上昇が一服。金利を生まない資産である金の投資妙味がやや高まり、取引終盤にかけては買い戻しが入った。中東情勢の緊迫化に伴う安全資産としての金需要も引き続き相場を下支えしたもようだ。

<米原油先物>
 NY商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需要先細り懸念を背景とした売りなどに押され、続落した。S&Pグローバルが24日発表した10月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景況指数(PMI)速報値は46.5と、前月から低下した。市場予想を下回り、約3年ぶりの低水準。これ受けて石油需要減退への懸念が強まり、相場の下押し要因となった。一方、S&Pグローバルが同日発表した10月の米製造業・サービス業PMI速報値はともに前月から上昇。欧州との比較で米国経済の強さが意識され、外国為替市場では対ユーロでドル買いが加速。ドル建てで取引される原油の割高感につながり、原油はじりじりと値を下げる展開となった。また、国際エネルギー機関(IEA)が24日発表した2023年版の「世界エネルギー見通し」で、世界の燃料需要が想定よりも早く30年までにピークを迎えるとの予測を明らかにしたことも、売り材料視されたもよう。


【日経225先物08:45~15:15取引中】

【日本株09:00~15:00取引中】


【日本市場】

◆日経225先物日中取引クロージング:25日清算値=90円高、3万1240円

2023/10/25(水)15:17

本文ここから

 25日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日清算値比90円高の3万1240円で取引を終えた。出来高は5万1690枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万1269.92円に対しては29.92円安。


◆東京株式市場クローズ(25日)

2023/10/25(水)15:44


◆東京株式市場・大引け=続伸、外部環境の改善で 半導体などしっかり(25日ロイター)

2023/10/25(水)15:41

要約(ChatGPT併用)

  • 日経平均は前営業日比207円57銭高の3万1269円92銭で取引終了

  • 米国のハイテク株高の流れを日本が引き継ぐ形

  • 中国・香港株などアジア株の動きが底堅く、中東情勢の地政学リスク警戒が和らぐ

  • 半導体関連、自動車、銀行業種が総じて強い動き

  • 日経平均は前営業日と23日までの3日間で1000円以上の下落

  • 大和証券の細井秀司シニアストラテジストは企業決算の影響を指摘

  • ニデックの株価が年初来安値で、市場での決算への不安感

  • 国内決算発表や日銀金融政策、FOMCを控え、市場は様子見

  • 米国での下院議長選の党内対立と政府閉鎖リスクが再燃

  • TOPIXと東証プライム市場指数はそれぞれ0.61%高

  • 東証プライム市場の売買代金は3兆1379億4400万円

  • 東証33業種の動きは値上がり27業種、値下がり6業種

  • 主力株の東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループが強く、ファナック、リクルートホールディングスが弱い

  • 新規上場のKOKUSAI ELECTRICは公開価格上回る初値

  • 新興株式市場のマザーズ総合は0.57%の下落

  • 東証プライム市場の騰落数は、値上がり974銘柄、値下がり630銘柄、変わらず55銘柄

本文ここから

 東京株式市場で日経平均は、前営業日比207円57銭高の3万1269円92銭と、続伸して取引を終えた。米長期金利の上昇に一服感がみられる中、米国市場でハイテク株高となった流れを引き継いだ。中国・香港株などアジア株の底堅い値動きのほか、中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒感がいったん和らいだことも好感された。業種別では半導体関連や自動車、銀行が総じてしっかりだった。日経平均は240円高で寄り付いた後、前引けで404円高の3万1466円92銭で高値を付けた。日経平均は23日までの3営業日で1000円超下落したため、前日に続ききょうも自律反発を期待した買いが優勢となった。ただ、直近下落の半値戻し達成後は上値が重くなり、徐々に上げ幅を縮小する展開となった。大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、株価の行方はこれから本格化する企業決算が左右するとの見方を示す。23日に決算を発表したニデックは株価が年初来安値圏で推移しており、市場では今後の決算を不安視する声が少なくない。「電子部品などを中心に在庫調整が続いているが、仮に決算でいい数字が確認できた場合、サプライズとなり株価押し上げが期待できる」という。国内での決算発表のほか、来週は日銀金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、様子見ムードも強かった。米国では下院議長選も党内対立で難航していることから「政府閉鎖リスクが再びくすぶっており、株価を大幅に押し上げる地合いにはなりづらい」(国内証券)との声もあった。TOPIXは0.61%高の2254.4ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.61%高の1160.23ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1379億4400万円だった。東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品、銀行、輸送用機器、卸売、機械など27業種で、値下がりは精密機器、陸運など6業種だった。主力株では、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングがしっかり。ファナック、リクルートホールディングスはさえなかった。きょうプライム市場に新規上場したKOKUSAI ELECTRICは、公開価格を15%上回る2116円で初値を形成後、2436円まで上値を伸ばし、2350円で引けた。プライム市場の売買代金ではレーザーテックに次ぐ上位第2位となった。新興株式市場は、マザーズ総合が0.57%安の647.37ポイントと、反落した。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが974銘柄(58%)、値下がりは630銘柄(37%)、変わらずは55銘柄(3%)だった。


◆日経225先物(引け後コメント)=押し目待ち狙いのロングを意識したスタンス

2023/10/25(水)18:40

要約(ChatGPT併用)

  • 日経225先物(12月限)は3万1240円で取引終了、前日比で90円高

  • 寄り付きはシカゴ日経平均先物清算値にサヤ寄せし、買いが先行

  • 前場終盤、3万1470円まで買われるも後場で上げ幅を縮める場面あり

  • 米ハイテク株高を背景に東京エレクトロンなど大きな指数インパクトの株が購入される

  • 決算発表の本格化や米FOMC、日銀の金融政策決定会合が注目される中で、短期トレードが中心

  • 東証プライム市場に上場したKOKUSAI ELECTRICが良好なスタートで安心感

  • 米連邦準備理事会(FRB)では利上げの選択肢を持ちつつ、来週のFOMCでは据え置きが予想

  • NT倍率は先物中心限月で13.86倍に、NTロングのタイミング待ちのスタンスが予想される

本文ここから

日経225先物 31240 +90 (+0.28%)
TOPIX先物 2253.5 +10.5 (+0.46%)

 日経225先物(12月限)は前日比90円高の3万1240円で取引を終了。寄り付きは3万1290円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1255円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。寄り付き後ほどなくして3万1400円を回復し、前場終盤には3万1470円まで買われた。後場は3万1350円~3万1450円辺りで保ち合ったが、終盤にかけてレンジを下回ると、3万1190円まで上げ幅を縮める場面も見られた。
 米ハイテク株高を受けて東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が買われ、日経225先物は前場終盤に節目の3万1500円に迫る場面も見られた。ただし、同水準を狙ったロングの勢いは乏しく、後場中盤辺りから持ち高調整に押され、終盤にかけて3万1190円まで上げ幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの-1σ(3万1160円辺り)は割り込んでいない。
 決算発表が本格化してくるほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を控えるなかでは、スキャルピング中心の短期的なトレードと考えられるものの、底堅さは意識されていた。戻り待ち狙いのショートは限られ、反対に押し目待ち狙いのロングが優勢だった。
 また、本日は東証プライム市場に上場したKOKUSAI ELECTRIC <6525> [東証P]が良好なスタートを切ったことが安心感につながったほか、中国の経済対策への期待などもショートを手控えさせたようである。グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移しており、マイクロソフトの時間外の上昇に対するインパクトは限られる可能性があるが、-1σおよび節目の3万1000円での底堅さが意識されるようだと、押し目待ち狙いのスタンスが継続しそうだ。
 米連邦準備理事会(FRB)は、利上げの選択肢を残しているが、来週のFOMCでは政策金利の据え置きがコンセンサスである。イベント前のリバランスの流れからハイテク株を買い戻す動きが意識されやすく、目先的にはショートは避けておきたいところである。
 なお、NT倍率は先物中心限月で13.86倍に低下した。NTロングの動きは強まらなかったが、13.80倍辺りで推移している25日移動平均線が支持線として機能しているなか、NTロングのタイミング待ちのスタンスに向かわせよう。
 手口面では、日経225先物は野村証券が1931枚、シティグループ証券が647枚、SBI証券が462枚、大和証券が395枚、JPモルガン証券が377枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が2673枚、ソシエテジェネラル証券が835枚、ビーオブエー証券が333枚、ドイツ証券が239枚、UBS証券が129枚の売り越しだった。
 TOPIX先物は、JPモルガン証券が1917枚、モルガンMUFG証券が919枚、ゴールドマン証券が749枚、ビーオブエー証券が696枚、SMBC日興証券が405枚の買い越しに対して、バークレイズ証券が3126枚、ソシエテジェネラル証券が1125枚、シティグループ証券が970枚、ABNクリアリン証券が334枚、HSBC証券が125枚の売り越しだった。


【NEWS】

◆海外ヘッドライン一覧(25日ロイター)

2023/10/25(水)20:33

本文ここから

  • 〔BREAKINGVIEWS〕中国の1兆元国債発行、地方債務問題解決は先送り
  • 〔アングル〕「声」は誰のものか、AIクローンに抵抗する声優たち
  • 〔焦点〕イスラエル経済への打撃深刻、予備役招集や消費低迷で
  • 〔海外規制フラッシュ〕米オンライン融資で差別慣行防止の新規制、銀行業界に懸念も
  • 〔BREAKINGVIEWS〕広告回復のアルファベット、問題はクラウド事業の将来性

  • 独10月IFO業況指数は86.9、6カ月ぶり上昇 景気後退懸念消えず

  • アマゾン、透明性リポート公表 EUのユーザー1.81億人
  • EXCLUSIVE-高債務の中国12地域、中央政府が新規負債・投資を制限=関係筋
  • ポルシェ、業績予想据え置き 「高級品業界厳しい」 
  • CTBT批准撤回法案、ロシア議会を通過 プーチン大統領に送付
  • 世界経済は低成長続く、高金利が圧迫=IMF専務理事
  • ヒズボラ・ハマス・イスラム聖戦指導者が会談、勝利の方策協議
  • ユーロ圏企業向け融資、9月は15年以来の低い伸び 景気後退懸念強まる
  • 中国碧桂園ドル建て債、初のデフォルト宣言=BBG 

  • イスラエル・ハマス戦争、世界経済見通し悪化も=IMF専務理事

  • ドイツ銀、第3四半期も投資銀部門低迷で8%減益 株主還元拡大へ

  • 香港、経済・安全保障強化へ 行政長官が施政演説 

  • 中国恒大、期限までに弁明書提出せず 清算審理控え=関係筋
  • インドネシア大統領選、プラボウォ国防相が立候補届け出
  • BUZZ-南アランド小幅高、海外からの材料待ち 
  • 韓国LGディスプレー、6期連続赤字 第4四半期に黒字転換へ
  • 新規国債発行で景気後押し、債務はなお合理的水準=中国財政次官

  • イスラエル軍、西岸地区で銃撃受け無人機攻撃 パレスチナ側に死者

  • アマゾン、欧州で政府機関向けクラウド立ち上げへ 
  • 米豪首脳、重要鉱物巡る協力や太平洋諸島のインフラ強化発表へ
  • EXCLUSIVE-ベトナム、株価指数格上げへ決済ルール変更計画 中国モデル検討
  • 中国、台湾企業の「積極的な役割」期待 鴻海に触れず
  • 比のインフレ原因は供給側、金融政策の対応不要=国家経済開発長官
  • 中国、子ども・家庭向けの愛国教育法を可決 来年施行=新華社
  • ビバルディ「四季」を温暖化に合わせ編曲、スペインでお披露目
  • 豪CPI、第3四半期は予想以上に伸び加速 利上げ観測高まる

  • 新規国債発行で景気後押し、債務はなお合理的水準=中国財政次官

  • 仏ケリング、第3四半期売上高は9%減 主力の「グッチ」も不振
  • インドネシア大統領、景気支援策発表 住宅減税やコメ配給
  • 中国海洋石油、第3四半期は8%減益 設備投資は上方修正
  • 中国、原油処理能力10億トンに制限へ 25年までに 
  • ハンガリー中銀が利下げ幅縮小、通貨下落不安で従来の1%から0.75%に
  • ノバルティスが通期利益見通しを上方修正、今期3回目 
  • 英が銀行員賞与の上限制撤廃、時期も前倒し 脱EU化鮮明に
  • 緊急停止試みたアラスカ航空パイロット、2日前に幻覚キノコを摂取

  • アップル、「修理する権利」保護の全米法制化を支持 

  • 企業調査は「通常の」法執行行為、鴻海巡る質問に中国がコメント
  • 中国国家主席、米国と協力の用意あると表明 
  • ブラックロックの現物ビットコインETF、米清算機関が「適格ファイル」に追加
  • 中国AI企業の科大訊飛、毛沢東批判の論文生成で株価急落
  • 米、ガザ病院爆発はパレスチナのロケット弾が原因と確信=当局者
  • 米下院議長選、共和党4人目候補にジョンソン氏 党内対立で混迷続く
  • 中国国防省、米報告書を批判 「軍事脅威を誇張」 
  • 中国株が上昇、1兆元国債発行計画で 
  • 米エネルギー転換、中国依存は回避すべき=米国務次官補
  • タイ首相、景気刺激策を擁護 生活費抑制などに対応 

  • スポティファイ、第3四半期は黒字転換 ユーザー数予想上回る

  • 習中国主席、人民銀を初訪問=関係筋 
  • サウジ、OPECプラス方針でロシアと協力継続=エネ相
  • カナダと台湾、投資協定の年内発効目指す 協議終了 
  • 韓国LGエナジー、第3四半期は40%増益 米工場の増産寄与
  • AIの安全性・倫理性確保に投資拡大を=著名研究者らの論文
  • クルド自治区の石油会社、契約合意なら1カ月内に生産再開=イラク首相
  • エクソンなどの同業買収、石油・ガスの必要性示す=サウジ・エネ相

  • 米国務長官、中国外相と連携目指す 中東の紛争拡大回避へ

  • 原油先物は横ばい、米で需給逼迫の兆し 
  • 豪CPI、第3四半期は予想以上に伸び加速 利上げリスクも
  • EXCLUSIVE-米軍、中東で部隊防護強化 ガザ紛争後に脅威増大
  • 米スナップ、第3四半期は新広告機能が奏功し5%増収 今期も堅調か
  • ガスパイプライン損傷、いかりが原因の可能性 フィンランド指摘
  • ハマスから燃料調達を、イスラエル軍がガザ国連拠点に向け投稿
  • イスラエル軍、シリア軍資産を攻撃 ロケット弾発射に応戦
  • ウクライナ、独防衛大手ラインメタルと合弁会社設立 

  • 米国務長官、中国外相と連携目指す 中東の紛争拡大回避へ

  • 米TI、第4四半期見通しが予想下回る 産業用需要悪化で
  • ロシア石油大手ルクオイル会長が急死、昨年の転落死に続き
  • トランプ氏の指示で資産価値を水増し、元顧問弁護士が証言
  • クアルコム、新型PC向け半導体の詳細発表 AI機能搭載
  • 米、イランとの衝突望まず 攻撃受ければ「迅速に対応」=国務長官

  • 加州がGMクルーズの無人タクシー営業許可停止、安全性に懸念表明

  • アップル、30日にイベント開催 M3搭載の新型Mac発表か
  • 国連、ガザ支援停止を懸念 「25日夜に燃料尽きる」 
  • 中国、景気支援で1370億ドル国債発行へ 全人代常務委が承認
  • 米国債利回りピークアウト論、ウォール街有力機関投資家の間で浮上
  • イスラエル格付け見通し「ネガティブ」に、紛争拡大懸念=S&P
  • マイクロソフト、7-9月売上高予想上回る AI本格展開でクラウド堅調
  • アルファベット、クラウド事業売上高が予想下回る 株価5%超安
  • カナダ中銀総裁、各州首相からの利上げ反対表明に「独立性脅かす」と苦言
  • 米ビザ、7-9月実質利益が予想超え 物価高でもカード利用活発

◆[NEWS]【市場反応】米10月製造業PMI速報値、予想外に活動拡大域を回復、ドル買い強まる(24日フィスコ)

2023/10/24(火)23:49

要約(ChatGPT併用)

  • 米・10月製造業PMI速報値:50.0(予想:49.5、9月:49.8)、悪化予想に反し、9月49.8から改善し活動の拡大と縮小の境目となる水準を回復、4月来で最高

  • 米・10月サービス業PMI速報値:50.9(予想:49.9、9月:50.1)、50割れの活動縮小悪化予想に反し、9月50.1から上昇し7月来で最高

  • 米・10月フィラデルフィア連銀非製造業活動:-20.3(9月‐16.6)、3カ月連続のマイナス

  • ・米・10月リッチモンド連銀製造業指数:3(予想:3、9月:5)、予想通り9月5から低下したが2カ月連続でプラスを維持

本文ここから

 米10月製造業PMI速報値は50.0と、悪化予想に反し、9月49.8から改善し活動の拡大と縮小の境目となる水準を回復した。4月来で最高。同月サービス業PMI速報値は50.9と50割れの活動縮小悪化予想に反し、9月50.1から上昇し7月来で最高となった。同月総合PMI速報値は51.0と、9月50.2から予想外に上昇し、7月来で最高。
 その後発表された米10月リッチモンド連銀製造業指数は3と、予想通り9月5から低下したが2カ月連続でプラスを維持。事前に発表された10月フィラデルフィア連銀非製造業活動は-20.3と3カ月連続のマイナス。
 製造業の予想外の回復を受けて米国債相場は反落。10年債利回りは4.84%から4.88%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は149円80銭付近から149円88銭へじり高推移。ユーロ・ドルは1.0640ドルから1.0591ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.2222ドルから1.2167ドルまで下落。

【経済指標】
・米・10月製造業PMI速報値:50.0(予想:49.5、9月:49.8)
・米・10月サービス業PMI速報値:50.9(予想:49.9、9月:50.1)
・米・10月総合PMI速報値:51.0(予想:50.0、9月:50.2)
・米・10月フィラデルフィア連銀非製造業活動:-20.3(9月‐16.6)
・米・10月リッチモンド連銀製造業指数:3(予想:3、9月:5)


【昨日の世界の新聞一面】

◆2023-10-24 Tue - The Wall Street Journal - New York, N.Y. USA

2023-10-24 Tue - The Wall Street Journal - New York, N.Y. USA


◆2023-10-24 Tue - The New York Times - New York, N.Y. USA

2023-10-24 Tue - The New York Times - New York, N.Y. USA


◆2023-10-24 Tue - The Japan Times - Tokyo, Japan

2023-10-24 Tue - The Japan Times - Tokyo, Japan


◆2023-10-24 Tue - The Boston Globe - Boston, Mass. USA

2023-10-24 Tue - The Boston Globe - Boston, Mass. USA


◆2023-10-24 Tue - Augsburger Allgemeine - Augsburg, Germany

2023-10-24 Tue - Augsburger Allgemeine - Augsburg, Germany

【マーケット記録】2023/10/24(火) 最終版

【総まとめ】

  • 米・9月シカゴ連銀全米活動指数:+0.02(予想:-0.14、8月:-0.22←-0.16)、8月-0.22から予想外のプラスに改善

  • ユーロ圏・10月消費者信頼感指数速報値:-17.9(予想:-18.3、9月:-17.8)、9月-17.8から悪化するも予想は上回った

  • ロンドン株式市場は続落し、特に英製薬アストラゼネカやコモディティー関連株の売却が目立った

  • 欧州株式市場も続落、中東情勢や米10年債利回りの上昇、EUのイスラエル・ハマス戦闘への声明発表予定が要因

  • 世界的な債券売りの再開を背景にドイツ10年債利回りは小幅低下、米10年債利回りは2007年7月以来の高水準を記録

  • NY外為市場の終盤でドル指数が下落

  • 米債券市場で10年国債利回りが低下、一時5.0%を上回るも後に4.83%まで低下

  • 10月7日以降、ハマスのイスラエル攻撃により投資家が米国債を安全な投資先として選好

  • 米国株式市場はまちまち、S&P500種が小幅安、ナスダック総合は高く引ける

  • 個別銘柄: ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス3.3%急騰、シェブロンは3.7%下落、ヘス1.1%安

  • ニューヨーク証券取引所とナスダックで値下がり銘柄が多数を占める

  • COMEX金先物相場は、パレスチナ情勢の緊迫化を背景とした買いが一服し、5営業日ぶりに反落

  • NYMEXの原油先物相場は、パレスチナ情勢の緊張緩和への期待感を背景に下落

  • 日経225先物12月限は前日比60円高の3万1060円で夜間取引終了(24日06:00)。日経平均株価の現物終値3万999.55円に対しては60.45円高

  • 24日の日経平均は4営業日ぶりに62.80円高の31062.35円で終了

  • 前日の31000円割れ後、自律反発狙いの買いが先行。中東情勢の緊迫化ニュースにより、先物主導で一時、30551.67円まで軟化後、全戻し、大引けにかけてはプラスに転じた

  • 日経225先物12月限は前日清算値比150円高の3万1150円で日中取引終了(24日15:15)。この日の日経平均株価の現物終値3万1062.35円に対しては87.65円高


【チャート】

◆1日の値動き=15分足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限15分足チャート2023/10/23(月)16:30~2023/10/24(火)15:15


◆過去2週間の値動き=1時間足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限1時間足チャート2023/10/10(火)16:30~2023/10/24(火)15:15


◆過去6ヵ月の値動き=日足チャート(日経225先物ミニ12月限)

日経225先物ミニ12月限日足チャート2023/04/24(月)16:30~2023/10/24(火)15:15


【経済イベント指標】

◆2023/10/23(月)の経済指標結果


◆2023/10/24(火)の経済イベント予定


【欧州市況】

◆欧州株式市場クローズ(23日)

2023/10/24(火)02:50


◆欧州市場サマリー(23日ロイター)

2023/10/24(火)03:16

要約(ChatGPT併用)

  • ロンドン株式市場は続落し、特に英製薬アストラゼネカやコモディティー関連株の売却が目立ったが、FTSE250種指数は0.15%上昇を見せた

  • 中東の紛争状況による原油供給への不安が和らぎ、BPとアストラゼネカの株価がそれぞれ2.4%、3.2%下落

  • 米国の10年債利回りが5%に到達した影響で、金価格とFTSE350種貴金属株指数が下落、さらに中国の不動産危機と景気刺激策の期待感減少で銅価格も軟調

  • ケラー・グループとインディビアの株価がそれぞれ16.5%と5.2%上昇、前者は通期営業利益の予測上方修正、後者は訴訟和解の発表後の買い増しを反映

  • 欧州株式市場も続落、中東情勢や米10年債利回りの上昇、EUのイスラエル・ハマス戦闘への声明発表予定が要因

  • フォルクスワーゲンは2023年通期決算の利益率見通しを下方修正、株価が0.9%下落、一方、イタリアのウニクレディトはギリシャのアルファ銀行株取得で2.6%高

  • 世界的な債券売りの再開を背景にドイツ10年債利回りは小幅低下、米10年債利回りは2007年7月以来の高水準を記録

  • 格付け会社S&Pグローバルは、イタリア債の格付けを据え置き、一方でギリシャの格付けを投資適格級に引き上げた影響で、それぞれの国の10年債利回りが変動

本文ここから

<ロンドン株式市場>
 続落して取引を終えた。比重の高い英製薬のアストラゼネカやコモディティー(商品)関連株が売られたのが相場の足を引っ張った中型株で構成するFTSE250種指数は0.15%上昇した。中東紛争の拡大を阻止する外交的努力で供給不安が後退し、原油価格が値下がりしたことから石油大手のBPは2.4%下落した。アストラゼネカは3.2%安。CMCマーケッツのチーフ市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は投資家向けメモで「アストラゼネカはパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)が退任するとの報道を『フェイク(偽)ニュース』だとして反撃しているにもかかわらず、足かせとなっている」と述べた。米10年債利回りが一時5%を付けたことから金価格が値下がりし、FTSE350種貴金属株指数は3.17%下落。中国の不動産危機や、一段の景気刺激策への期待感後退などで銅価格が軟調に推移したため、鉱業株指数は1.21%下げた。エンジニアリング会社のケラー・グループは16.5%上昇。通期の営業利益が市場予想を大幅に上回ると予測したことが好感された。製薬会社インディビアは5.2%高。訴訟和解で3億8500万ドル支払うと発表した後、買い注文が広がった。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは20日、英国の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的に」変更。昨年は市場のボラティリティーが高まっていたが、政策を巡る予測可能性は改善したと説明した。

<欧州株式市場>
 続落して取引を終えた。国債利回りの上昇や、中東情勢への懸念が引き続き相場の重しとなった。欧州連合(EU)は今週の首脳会議で、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の「人道的な一時停止」を呼びかける声明を出す見通し。一方、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの空爆が続いた。今週後半に米国の国内総生産(GDP)とインフレの重要指標の発表を控え、米10年債利回りは一時5.0%を超えた。ブラックロックのiシェアーズEMEA(欧州・中東・アフリカ)担当シニア・マクロ・ストラテジスト、ローラ・クーパー氏は「GDP(指標)は第3・四半期にかなり堅調となって米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を制約的な領域に長く維持するとの予想を高める可能性が高い」との見方を示した。地政学的緊張を受けて大部分の卑金属価格が打撃を受け、STOXX欧州600種資源株指数は1.07%下落。金利に敏感な不動産株指数は0.59%下げた。20日に2023年通期決算の利益率見通しを下方修正したドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は0.9%下落。一方、イタリアの主要株価FTSE・MIB指数は0.74%上げた。イタリアの銀行ウニクレディトが2.6%高。ギリシャのアルファ銀行の株式の9%を取得する計画が好感された。

<ユーロ圏債券>
 ドイツ10年債利回りが小幅に低下した。世界的な債券売りの再開を背景に米10年債利回りが5%を超え16年ぶりの高水準を付けたが、その後低下に転じたことを受けた。ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下の2.87%。一時2.968%を付けたが、10月初に付けた12年ぶりの高水準(3.006%)には届かなかった。米10年債利回りは5.021%と2007年7月以来の高水準を付けた。コメルツ銀行の金利ストラテジスト、ライナー・グンターマン氏は顧客向けメモで「26日の欧州中央銀行(ECB)理事会と来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前にドイツ債と米債は脆弱なままだ」と述べた。格付け会社S&Pグローバルは20日、イタリア債の投資適格級の格付けを据え置いた。見通しは「安定的」とした。イタリア10年債利回りは7.5bp低下の4.85%。ドイツ10年債との利回り格差は196bpに縮小した。一方、S&Pグローバルは20日、ギリシャの格付けを投資適格級に引き上げた。2010年の債務危機以来、ギリシャが格付け大手3社から投資適格級を回復するのは今回が初めて。ギリシャ10年債利回りは3bp低下の4.402%だった。ドイツ2年債利回りは1bp上昇の3.19%だった。


【要人発言】

◆主な要人発言(OANDA証券)

2023/10/24(火)05:10

本文ここから

23日の金融市場では、要人の発言は特になかった。


【日経先物ナイトセッション】

◆日経225先物夜間取引クロージング:24日夜間取引終値=60円高、3万1060円

2023/10/24(火)06:03

本文ここから

 24日6時00分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日比60円高の3万1060円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万999.55円に対しては60.45円高。出来高は2万6807枚だった。
 TOPIX先物期近は2238ポイントと前日比1ポイント安、TOPIX現物終値比0.81ポイント安だった。

銘柄       清算値(終値) 前日清算値比   出来高
日経225先物        31060      +60    26807
日経225mini        31065      +65   517059
TOPIX先物         2238      -1    18903
JPX日経400先物      20145      -10    1711
マザーズ指数先物      630      +2    3469
東証REIT指数先物     1800      -1      5


【主要ニュース】

◆今朝の主要ニュース(24日ブルームバーグ)

2023/10/24(火)06:01

要約(ChatGPT併用)

  • 著名投資家ビル・アックマン氏は、ソーシャルメディアXで米30年債のショートポジション買い戻しを公表、長期金利のリスクを懸念

  • ビル・グロース氏はSOFRに連動した先物を購入し、10-12月期の米国の景気後退を予想

  • 石油大手シェブロンはヘスを約7兆9500億円で買収し、南米ガイアナに進出。エクソンモービルも大型買収を実施

  • イスラム組織ハマスが2人の女性人質を解放。英情報当局はガザ病院爆発のイスラエル関与を否定

  • 日本の半導体関連企業の収益底打ちが期待。アドバンテスト、レーザーテック、東京エレクトロンの決算が注目

  • 広告会社WPPが中国での贈収賄容疑で拘束された幹部を解雇。中国の外資系締め付け強化中

本文ここから

米国債への弱気撤回
米国債に弱気な見方を示していた著名投資家の一部は、米国債の売りは行き過ぎとの見方を示している。ビル・アックマン氏はソーシャルメディアX(旧ツイッター)への投稿で、米30年債のショートポジションを買い戻したことを公表。「現在の長期金利で米国債のショートを維持するには、世界にはリスクがあり過ぎる」とし、データが示すよりも経済の減速度合いは大きいと指摘した。一方、ビル・グロース氏は担保付翌日物調達金利(SOFR)に連動した先物を購入しており、10-12月期の米リセッション(景気後退)を見込んでいると述べた。

相次ぐ大型買収
米石油大手シェブロンは同業のヘスを530億ドル(約7兆9500億円)で買収することに合意した。買収によって、新たな有力産油国の一つと見られる南米のガイアナに大きな足がかりを得る。米石油業界の大型買収は、ここ数週間で2件目。エクソンモービルはシェール大手のパイオニア・ナチュラル・リソーシズを580億ドルで買収することで合意した。世界が今後数十年間に使用するエネルギーのうち、石油・ガスが依然としてその中心であり続けるとの見方を反映している。

さらに人質2人解放
イスラム組織ハマスは、さらに人質2人を解放したと明らかにした。いずれも女性だという。エジプトのメディアによると、人質はエジプトの働きかけにより解放され、ラファ検問所に到着した。また先週起きたガザの病院爆発について、英情報当局と兵器専門家はイスラエルが関与したものではないと結論付けた。ハマスが支配するガザ当局によれば、イスラエルの空爆によって過去24時間で436人が死亡。今月7日からの死亡者数は計5087人、負傷者は1万5000人に達した。

収益底打ち期待
月末から本格化する日本企業の決算発表では、半導体関連企業の収益底打ちが期待されている。これを先取りする形で日本株は高値を付けており、一段高には予想を上回る好収益が求められる。市場関係者が注目する半導体関連ではアドバンテストとレーザーテックが31日、東京エレクトロンは11月10日に発表する。世界の半導体販売額は8月まで6カ月連続で前月を上回り、日本の関連企業の収益回復を予想する声が出ている。

中国拘束の幹部解雇
世界有数の広告会社WPPは中国で拘束された幹部を解雇したことを明らかにした。同社の複数オフィスが立ち入り捜査を受けた後、この幹部は贈収賄の容疑で逮捕されていた。同社発表文によると、解雇されたのはメディア取引部門グループエムの幹部で、名前は明らかにされていない。中国ではこのところ、外資系企業に対する締め付けが強まっている。中国当局はアップルのスマートフォン「iPhone」を受託生産する台湾の鴻海精密工業についても調査している。

その他の注目ニュース:
【コラム】FRBは変動性寄与から安定化寄与に変身を-エラリアン www.bloomberg.co.jp

国際最低課税を巡る議論、次は「超富裕層」に照準-研究者ら導入提唱 www.bloomberg.co.jp

米株高は見込み薄、複数のリスクに直面-モルガンSのウィルソン氏 www.bloomberg.co.jp


◆オーバーナイト・ヘッドライン一覧(24日ロイター)

2023/10/24(火)06:21

本文ここから

  • 米金融・債券市場=10年債利回り低下、一時5%上回る
  • NY外為市場=ドル下落、米債利回り低下で 
  • ハマス、イスラエルがハマス幹部を刑務所で「暗殺」と非難
  • 中南米金融市場=通貨おおむね上昇、米国債利回り上昇一服で
  • 米、英・フィンランドなど3国へのミサイル売却を承認
  • 米、イスラエルにガザ地上侵攻控えるよう助言=関係筋
  • 原油先物2%超下落、中東問題鎮静化の外交努力にらみ
  • 米国株式市場=まちまち、国債利回り上昇一服 企業決算にも注目
  • 中東巡る特定国の一方的な動き、紛争拡大リスク高める=ロシア外相
  • ハマス、人質2人を新たに解放 イスラエル人女性 「健康上の理由」
  • 米、週内の中国外相との会談を協議=カービーNSC調整官
  • EU外相、イスラエル「人道停戦」支持に近づく 見解になお相違
  • 米政権、ガザからの安全な避難ルート確保望む=ホワイトハウス
  • トルコ大統領、スウェーデンのNATO加盟批准法案を議会に提出
  • 〔ファンドビュー〕-米企業利益頭打ちを警告、ハイテクや日本株への強気維持=ブラックロック
  • 欧州株式市場=続落、国債利回り上昇や中東情勢が重し
  • イスラエル関連ETFから資金流出、CDSスプレッドも拡大
  • イスラエル中銀、金利4.75%に据え置き 一段のシェケル安阻止
  • イラン、中東駐留の米軍攻撃を直接指示していない=国防総省
  • フィリピン、中国を「侵略者」と批判 南シナ海船舶衝突で
  • ロンドン株式市場=続落、アストラゼネカや商品関連株が売られる
  • UAW、ゼネラル・ダイナミクスと暫定合意 スト回避へ
  • 新たな世界秩序必要、米に構築の能力なし=ロシア大統領府報道官
  • ユーロ圏金融・債券市場=独債利回り小幅低下、米債に追随
  • EU、ガザ衝突で新たな移民流入リスクに直面=ギリシャ移民相
  • バングラデシュで列車衝突、少なくとも13人死亡 負傷者多数=警察
  • ヒズボラとイスラエル戦闘激化、レバノン南部などで約2万人退避
  • 英、ガザに2000万ポンドの追加支援 
  • UAW、ステランティス最大の組み立て工場にもスト拡大
  • 米、31件の地域技術ハブを選定 技術革新に拍車
  • 債券のショートポジションを解消=米著名投資家アックマン氏
  • ガザから発射のミサイルが原因の公算大、17日の病院爆発=英首相
  • 米シェブロン、ヘスを530億ドルで買収 全額株式交換
  • イスラエルとハマスの戦闘に「人道的な一時停止」呼びかけへ=EU首脳会議
  • ユーロ圏消費者信頼感指数、10月はマイナス17.9にやや悪化
  • 中国でiPhone15販売低迷、電子商取引サイトが大幅値引き
  • ECB職員の給与、24─25年も物価上昇率下回る=試算
  • イスラエルがガザとレバノン空爆、西岸で衝突 ハマス・イラン協議

◆TOP_NEWS_海外主要ニュース一覧(24日ロイター)

2023/10/24(火)06:09

本文ここから

●ハマス、人質2人を新たに解放 イスラエル人女性 「健康上の理由」
ガザ/エルサレム/ワシントン 23日ロイター--パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの軍事部門は23日、ガザで拘束していたイスラエル人の年配の女性2人を解放した。関係者がロイターに述べた。エジプトとカタールの仲介努力に応じたという。

●イスラエルがガザとレバノン空爆、西岸で衝突 ハマス・イラン協議
ガザ/エルサレム23日ロイター--イスラエルは23日未明、パレスチナ自治区ガザを空爆したほか、レバノン南部で軍機による夜間攻撃を実施した。ガザ保健省は過去24時間にイスラエル軍の空爆により436人が死亡したと発表した。

●EU外相、イスラエル「人道停戦」支持に近づく 見解になお相違
ブリュッセル23日ロイター--欧州連合(EU)は23日にルクセンブルクで開いた外相理事会で、イスラエルとイスラム組織ハマスの「人道的停戦」を支持する方向に近づいた。ただ戦闘がなお続く中、停戦を巡るEU域内の見解の相違は埋められていない。

●米、週内の中国外相との会談を協議=カービーNSC調整官
ワシントン 23日ロイター--米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は23日、週内にも中国の王毅国務委員兼外相との会談を実施することについて協議されていると明らかにした。

●トルコ大統領、スウェーデンのNATO加盟批准法案を議会に提出
アンカラ/ストックホルム/ブリュッセル/ワシントン23日ロイター--トルコのエルドアン大統領は23日、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟批准に向けた法案を議会に提出した。トルコ大統領府が発表した。

●フィリピン、中国を「侵略者」と批判 南シナ海船舶衝突で
マニラ23日ロイター--フィリピンは、南シナ海で同国の船舶と中国海警局船が22日に衝突した問題で、中国は南シナ海での「緊張を高めている」と指摘し、中国を「侵略者」と批判した。

●UAW、ゼネラル・ダイナミクスと暫定合意 スト回避へ
23日ロイター--米航空宇宙・防衛大手ゼネラル・ダイナミクス(GD)は23日、全米自動車労組(UAW)と一部施設で働く1100人の労働者を対象とする新たな労働契約について暫定合意に達した。

●ヒズボラとイスラエル戦闘激化、レバノン南部などで約2万人退避
ジュネーブ23日ロイター--国際移住機関(IOM)は23日、ガザ危機を背景にイスラエル・レバノン国境でイスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘がエスカレートする中、レバノン国内では南部を中心に約2万人が退避を強いられていると発表した。

●米シェブロン、ヘスを530億ドルで買収 全額株式交換
23日 ロイター--米石油大手シェブロンは23日、米同業ヘスを530億ドルで買収すると発表した。買収は全額、株式交換方式で行う。

●中国でiPhone15販売低迷、電子商取引サイトが大幅値引き
北京23日ロイター--中国の電子商取引プラットフォームが米アップルの最新スマートフォン「iPhone15」シリーズを大幅に値引きしており、一部モデルは小売価格より最大1501元(205.14ドル)安く販売されている。

●イスラエル中銀、金利4.75%に据え置き 一段のシェケル安阻止
エルサレム23日ロイター--イスラエル銀行(中央銀行)は23日、政策金利を4.75%に据え置くと決定した。


【米国市場】

◆NY株式市場クローズ(23日)

2023/10/24(火)06:35


◆NY市場サマリー(23日ロイター)=株式まちまち、ドル下落、10年債利回り低下

2023/10/24(火)06:45

要約(ChatGPT併用)

  • NY外為市場の終盤でドル指数が下落

  • 米10年債利回りが一時5%を超え2007年7月以来の高水準を記録したが低下に転じる

  • 今週の予定: 欧州中央銀行(ECB)理事会、米国GDP、FRBのインフレ指標発表

  • 米債券市場で10年国債利回りが低下、一時5.0%を上回るも後に4.83%まで低下

  • 10月7日以降、ハマスのイスラエル攻撃により投資家が米国債を安全な投資先として選好

  • 米国株式市場はまちまち、S&P500種が小幅安、ナスダック総合は高く引ける

  • 個別銘柄: ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス3.3%急騰、シェブロンは3.7%下落、ヘス1.1%安

  • ニューヨーク証券取引所とナスダックで値下がり銘柄が多数を占める

  • COMEX金先物相場は、パレスチナ情勢の緊迫化を背景とした買いが一服し、5営業日ぶりに反落

  • NYMEXの原油先物相場は、パレスチナ情勢の緊張緩和への期待感を背景に下落

本文ここから

<為替>
 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。米債利回りの低下を受けた。市場では週内に発表される米経済指標が注目されている。米10年債利回りはこの日、序盤に5%を超え、2007年7月以来の高水準を付けたものの、その後低下に転じた。今週は欧州中央銀行(ECB)理事会のほか、米国内総生産(GDP)や連邦準備理事会(FRB)が注目しているインフレ指標の発表が予定されている。トレーダーXのマーケットアナリスト、マイケル・ブラウン氏は「26日の米GDPに加え、カナダ中銀やECBの政策決定会合が注目される。もちろん地政学的リスクも依然非常に高く、週が明けても投資家の動きは鈍い」と述べた。ドル指数は0.6%安の105.56。序盤には106.33まで上昇する場面があった。

<債券>
 米金融・債券市場では、10年国債利回りが低下した。ただ、一時5.0%を上回る場面もあった。10年債利回りは午前の市場で再び5%を突破したが、その後4.83%まで低下した。19日には一時16年ぶりの高水準となる5.001%を付けていた。同利回りは5月中旬以来、160ベーシスポイント(bp)上昇している。エコノミック・アウトルック・グループ(ニュージャージー州プリンストン)のチーフエコノミスト、バーナード・バウモール氏は、「投資家の安全逃避により、米国に外国資金がより多く流入することになる」との見通しを示した。10月7日にパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃して以降、投資家は安全な投資先として米国債に目を向けるようになった。30年債利回りは9.8bp低下の4.98%。低下幅は5月中旬以来最大となった。

<株式>
 米国株式市場は、米10年債利回りが一時5.0%を上回った後に低下する中、まちまちで取引を終えた。市場では週内に発表される一連の企業決算や主要経済指標も注目されている。S&P総合500種が小幅安で終了した一方、ナスダック総合は金利動向に敏感なモメンタム銘柄が主導して高く引けた。ダウ工業株30種は4日続落となった。ウェルスパイア・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシェ氏は「金利が引き続き中心話題となっており、高い金利を長期間維持するという観点から、あとどれだけ金利が上昇して、どれだけ長く維持するのか、に注目点がややシフトしている」と指摘。市場は連邦準備理事会(FRB)が近い将来に金利を引き下げることはないという想定を受け入れたとした。S&P総合500種はテクニカル面で重要な200日移動平均を終値で2日連続下回った。今週はマイクロソフト、アルファベット、メタ、アマゾンなど超大型モメンタム銘柄の決算発表が予定されている。CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「S&P500構成銘柄の3分の1近くが今週決算発表を行う予定で、投資家は(超大型7銘柄の)マグニフィセント・セブンの決算が予想から上振れることを願っている」と述べた。経済指標は26日に第3・四半期国内総生産(GDP)、27日に個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。市場では地政学的混乱も意識されており、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争が激化あるいは拡大する兆しを示すかが注目されている。個別銘柄では薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが3.3%急騰。JPモルガンが投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。石油大手シェブロンは3.7%下落。同社は23日、米同業ヘスを530億ドルで買収すると発表した。ヘスも1.1%安となった。米取引所の合算出来高は108億株。直近20営業日の平均は106億7000万株。ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.10対1の比率で上回った。ナスダックでも2.04対1で値下がり銘柄が多かった。

<金先物>
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、パレスチナ情勢の緊迫化を背景とした買いが一服し、5営業日ぶりに反落した。米メディアによると、米長期金利の指標である10年物国債の利回りはオーバーナイトで一時再び5%の大台を突破。これが金利を生まない資産である金の投資妙味を弱め、売りが優勢の展開となった。前週末20日に7月末以来約2カ月半ぶりの高値を付けた反動で、利益確定の売りも出やすかったもよう。ただ、パレスチナ情勢は依然緊迫しており、安全資産としての需要から金の下値は堅かった。市場関係者からは「イスラエルとハマスの戦闘が一層激化すれば、一日に100ドルを超える上昇を目にしても驚きはない」などの声が聞かれた。

<米原油先物>
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、パレスチナ情勢の緊張緩和への期待感を背景に下落した。パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻の準備を進めているとされるイスラエルは23日も、激しい空爆をガザに加えた。こうした状況下で、各国首脳らは緊張緩和に向けた取り組みを強化している。バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は22日に電話会談し、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入を継続することで一致。また日本を除く先進7カ国(G7)の6首脳は22日に電話会談し、紛争拡大阻止に向けて緊密な外交調整を続けることを確認した。一連の外交努力を眺めて石油供給混乱への懸念が後退し、この日は売りが優勢となった。またロイターによると、米国が18日に対ベネズエラ制裁緩和を発表したことを背景に、資源商社トラフィグラはベネズエラから燃料油を輸出するための大型タンカーの手配に動いている。世界有数の産油国ベネズエラに対する制裁緩和により、需給が緩むとの期待も引き続き相場の押し下げ要因となっているもようだ。


◆23日の米国市場ダイジェスト=NYダウは190ドル安、金利低下に連れハイテクが支援

2023/10/24(火)08:28

要約(ChatGPT併用)

  • ダウ平均は190.87ドル安、ナスダックは34.52ポイント高で終了

  • 中東情勢緊迫化の警戒後、大幅下落、10年債利回り低下とハイテクの買戻しでナスダックは回復

  • ハマスの人質解放とガザ地上戦延期の報道で警戒感緩和

  • セクター別、メディア・娯楽や半導体は上昇、エネルギーや銀行は下落

  • WBA、MGM、DKNGはアナリストの投資判断引上げで上昇

  • エヌビディアはウィンドウズPC半導体設計に着手、インテルは下落

  • シェブロンはヘスを530億ドルで買収合意、下落

  • オクタはハッキング影響で売り上げ損傷の可能性で下落

  • クリーブランド・クリフスの第3四半期決算は調整後の1株利益が予想を上回る

  • ドル・円は149円71銭で引け、米10年債利回り低下でドル売り優勢

  • ユーロ・ドルは1.0667ドルで引け、ユーロ圏信頼感指数速報値が予想を上回る

  • ポンド・ドルは1.2258ドルまで上昇、ドル・スイスはフラン買いが続く

  • WTI先物12月限は85.49ドルで終了、取引レンジは85.35ドル-88.29ドル

本文ここから

■NY株式:NYダウは190ドル安、金利低下に連れハイテクが支援
 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は190.87ドル安の32,936.41ドル、ナスダックは34.52ポイント高の13,018.33で取引を終了した。
 中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。その後、10年債利回りが2007年以降で初めて5%に達したのち値ごろ感から低下に転じたことに連れハイテク中心に買戻しに拍車がかかりナスダックはプラス圏を回復した。さらに、終盤にかけて、ハマスが新たに人質2人解放したと発表したほか、政府がイスラエルに対しガザ地上戦を延期するよう要請しているとの報道で警戒感が緩和し下げ止まった。ただ、石油関連が重しとなりダウは下げを消せず、まちまちで終了。セクター別ではメディア・娯楽、半導体・同製造装置が上昇した一方で、エネルギーや銀行が下落した。
 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)やカジノ運営のMGMリゾーツ・インターナショナル(MGM)やスポーツギャンブルプラットフォーム提供のドラフトキング(DKNG)はそれぞれアナリストの投資判断引上げで上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)はアーム・ホールディングスの技術を使用しマイクロソフトの基本ソフト、ウィンドウズPC半導体設計に着手したとの報道を受け、買われた。競合のインテル(INTL)は下落。また、再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)は同業のヘス(HES)を530億ドルで買収することで合意し、下落した。クラウド型ID管理・統合認証サービスのオクタ(OKTA)はハッキングの影響が短期の売り上げを損傷する可能性が警戒され下落。
 鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフス(CLF)は取り引き終了後に第3四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

■NY為替:米長期金利低下でドル弱含み
 23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円96銭から149円56銭まで下落して、149円71銭で引けた。米10年債利回りが上昇し2007年来の5%に達したのち低下に転じ、ドル売りが優勢となった。
 ユーロ・ドルは、1.0600ドルから1.0678ドルまで上昇し、1.0667ドルで引けた。ユーロ圏10月消費者信頼感指数速報値が予想を上回りユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、158円82銭から159円78銭まで上昇。株式相場の回復に連れ、リスク回避の円買いが後退。ポンド・ドルは、1.2150ドルから1.2258ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.8949フランへ上昇後、0.8906フランまで下落。中東情勢緊迫化を警戒した安全通貨のフラン買いが続いた。

■NY原油:下落で85.49ドル、ポジション調整的な売りが強まる
 NY原油先物12月限は下落(NYMEX原油12月限終値:85.49 ↓2.59)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比-2.59ドルの85.49ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは85.35ドル-88.29ドル。アジア市場の序盤に88.29ドルまで買われたが、まもなくポジション調整的な売りが強まり、じり安となった。米国市場の後半にかけて85.35ドルまで一段安となり、通常取引終了後の時間外取引では主に86ドルを挟んだ水準で推移。

■主要米国企業の終値
 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
 バンクオブアメリカ(BAC) 25.57ドル -0.74ドル(-2.81%)
 モルガン・スタンレー(MS) 71.70ドル -1.43ドル(-1.96%)
 ゴールドマン・サックス(GS)299.22ドル -0.83ドル(-0.28%)
 インテル(INTC) 33.85ドル -1.07ドル(-3.06%)
 アップル(AAPL) 173.00ドル +0.12ドル(+0.07%)
 アルファベット(GOOG) 137.90ドル +1.16ドル(+0.85%)
 メタ(META) 314.01ドル +5.36ドル(+1.74%)
 キャタピラー(CAT) 247.32ドル -1.88ドル(-0.75%)
 アルコア(AA) 23.41ドル -0.60ドル(-2.50%)
 ウォルマート(WMT) 161.01ドル +2.25ドル(+1.42%)


【日中取引OPEN前まとめ】

◆日経225先物テクニカルポイント(24日夜間取引終了時点)

2023/10/24(火)07:10

本文ここから

 24日ナイトセッションの日経225先物は前日清算値比60円高の3万1060円で取引を終えた。夜間取引終了時点のテクニカルポイントは以下の通り。

33739.29円  ボリンジャーバンド3σ
33098.86円  ボリンジャーバンド2σ
32575.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32520.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
32458.43円  ボリンジャーバンド1σ
32227.07円  75日移動平均
31875.00円  一目均衡表・基準線
31818.00円  25日移動平均
31690.00円  一目均衡表・転換線
31344.00円  5日移動平均
31177.57円  ボリンジャーバンド-1σ
31060.00円  24日夜間取引終値
30999.55円  23日日経平均株価現物終値
30537.14円  ボリンジャーバンド2σ
30194.95円  200日移動平均
29896.71円  ボリンジャーバンド3σ


◆日経225先物(寄り前コメント)=米ハイテク株が買われ、やや日経平均型優位の展開

2023/10/24(火)08:02

要約(ChatGPT併用)

  • NYダウとS&P500が下落し、一方でナスダックは上昇。特にナスダックは5営業日ぶりの反発を見せる

  • 米の長期金利が朝の5.0%から午後には4.8%台に低下。これがハイテク株の一部の買い戻しを引き起こす

  • エヌビディアがアーム技術を使用して、マイクロソフトのウィンドウズOS向けのCPUの設計に取り組むとの報道

  • 中東情勢が緊迫。ハマスが米国人2人の人質解放、イスラエルのガザ侵攻の見直しの報道でNY原油先物は下落

  • S&P500業種別で半導体、メディア、消費者サービスが上昇。しかし、運輸、エネルギー、銀行セクターは下降

  • シカゴの日経平均先物は大阪比25円安。ナイトセッションでは日経225先物が一時3万720円まで落ち込むも、3万1200円まで回復

  • ニデックの2024年3月期第2四半期決算は市場予想を下回る。ADRでは4%超の下落

  • VIX指数は20.37まで低下するも、一時的には3月以来の高水準の23.08まで上昇

  • NT倍率は先物中心限月で13.84倍に低下。短期的な取引が予想される中、米ハイテク株の動向が注目される

本文ここから

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 31060 +60 (+0.19%)
TOPIX先物 2238.0 -1.0 (-0.04%)
シカゴ日経平均先物 30975 -25
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 23日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。朝方に5.0%を超えた米長期金利が午後に入り4.8%台に低下し、ハイテク株の一角に買い戻しが広がり、ナスダックは5営業日ぶりに反発した。また、エヌビディアが、マイクロソフトのOS「ウィンドウズ」を動かすCPUとして、アームの技術を使用した半導体の設計に着手したとの報道を手掛かりに買われたことも、ハイテク株への支援材料となった。
 緊迫する中東情勢を巡り、ハマスは米国人2人の人質を解放した。イスラエルがガザ侵攻の規模を見直していると伝えられるなか、NY原油先物が下落し、若干ながらリスク回避姿勢が和らいだ。S&P500業種別指数は半導体・同製造装置、メディア、消費者サービスが上昇した半面、運輸、エネルギー、銀行が下落した。
 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比25円安の3万975円だった。日経225先物(12月限)は日中比50円安の3万950円で始まり、その後も弱い値動きが続き、米国市場の取引開始直後には3万720円まで売られた。売り一巡後は急速に切り返して上昇に転じると、中盤にかけて3万1200円まで買われた。終盤に3万1000円を下回る場面もあったが、3万1060円とプラス圏でナイトセッションの取引を終えた。
 シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時3万720円まで売られるなどトレンドは下向きだが、米国ではハイテク株が買われる一方で、ディフェンシブ株が売られるリバランスの動きが観測され、東京市場でも指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われる可能性がある。やや日経平均型優位のなか、節目の3万1000円を固めてくる動きに期待したい。
 ニデック <6594> [東証P]が大引け後に発表した2024年3月期第2四半期決算は、市場コンセンサスを下回り、ADR(米国預託証券)で4%超の下落となった。弱い値動きが警戒されるなか、売り一巡後にアク抜けをみせてくるようであれば、市場全体のセンチメント改善につながる可能性はあろう。
 日経225先物は明確な底入れは確認できていないものの、オプション権利行使価格の3万1000円を中心に、上下の権利行使価格である3万750円から3万1250円のレンジを想定。ニデックにアク抜けの動きがみられる局面では、3万1000円から3万1250円辺りのレンジに向かわせそうだ。ただし、ボリンジャーバンドの-1σと-2σによるレンジ推移のなか、スキャルピング中心の短期的な売買となろう。
 また、VIX指数は20.37(前日は21.71)に低下したものの、一時23.08と3月以来の水準に切り上がる場面も見られ、楽観は禁物である。積極的にロングに傾けてくる動きは期待しづらく、短期的にロングが強まる局面では戻り待ち狙いのショートが強まりそうだ。
 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.84倍に低下した。足もとで節目の14.00倍を回復した後は低下が続くが、支持線として意識されている25日移動平均線に接近してきた。米ハイテクが買われた流れを引き継ぐ形で、NTロングによるスプレッド狙いのトレードが入りやすいだろう。


【日経225先物08:45~15:15取引中】

【日本株09:00~15:00取引中】


【日本市場】

◆日経225先物日中取引クロージング:24日清算値=150円高、3万1150円

2023/10/24(火)15:17

本文ここから

 24日15時15分、大阪取引所の日経225先物期近2023年12月限は前日清算値比150円高の3万1150円で取引を終えた。出来高は8万6230枚だった。この日の日経平均株価の現物終値3万1062.35円に対しては87.65円高。


◆東京株式市場クローズ(24日)

16:18


◆日本株市況クロージング=突っ込み警戒感から押し目を拾う動き(24日フィスコ)

2023/10/24(火)15:53

要約(ChatGPT併用)

  • 24日の日経平均は4営業日ぶりに62.80円高の31062.35円で終了

  • 前日の31000円割れ後、自律反発狙いの買いが先行

  • 中東情勢の緊迫化ニュースにより、先物主導で一時、30551.67円まで軟化後、全戻し、大引けにかけてはプラスに転じた

  • 東証プライム銘柄では、値上がりが1100に迫り、6割以上上昇

  • セクター別では20業種が上昇、12業種が下落

  • ファーストリテ、ソフトバンクG、テルモ、HOYAが堅調、一方でニデック、中外薬、第一三共、リクルートHDが軟調

  • 前日までの3営業日で1000円超の下落後、200円超の上昇

  • ニデックの中間決算失望売りで10%超急落、中東紛争激化と先物売りで450円安接近

  • 中東情勢の緊張、米長期金利の高水準推移で米経済減速警戒

  • 国内企業中間決算開始、業績期待高いがニデックのような収益悪化ケースもあり、決算確認まで動き難し

  • 内憂外患の状態が続く中、相場の不安定さが増す可能性あり

本文ここから

 24日の日経平均は4営業日ぶりに反発。62.80円高の31062.35円(出来高概算14億8000万株)で取引を終えた。前日に節目の31000円を割り込んだこともあり、自律反発を狙った買いが先行した。しかし、中東情勢緊迫化に関するニュースが相次いだことから、地政学リスクが再燃し先物主導で軟化し、前場終盤にかけて30551.67円まで下押しした。ただ、突っ込み警戒感から押し目を拾う動きもみられ、31000円を挟んだ保ち合いを継続し、大引けにかけてはプラスに転じた。
 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1100に迫り、全体の6割超を占めた。セクター別では、精密機器、空運、鉄鋼、陸運など20業種が上昇。一方、海運、銀行、医薬品、電気ガスなど12業種が下落し、パルプ紙が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、HOYA<7741>が堅調だった半面、ニデック<6594>、中外薬<4519>、第一三共<4568>、リクルートHD<6098>が軟調だった。
 前日までの3営業日で1000円超の下落となったことから、自律反発を狙った買いが先行して始まり、日経平均は朝方に一時200円超の上昇を演じた。ただ、前日に中間決算を発表したニデックが失望売りに一時10%超急落したことが投資家心理を悪化させたほか、中東の紛争激化への懸念が再び台頭。ヘッジファンドなど短期筋による先物売りが断続的に出て、日経平均は前場終盤にかけて下げ幅を広げ、一時450円安に迫る勢いを見せた。後場に入ると、押し目を拾う動きが次第に強まった。
 中東情勢は一段と緊張感が高まっているほか、米長期金利も高水準での推移が続きそうで、米経済の大幅減速が警戒されているだけに、積極的な売買は手控えられる。また、国内企業の中間決算発表が始まったが、業績期待は高いものの、注目分野での収益悪化が鮮明となったニデックのケースもあるだけに、決算内容を実際に確認するまでは動けないとの声もあり、目先は内憂外患の状態が続きそうで、相場の不安定さが一段と強まることも想定される。


◆日経平均大引け【↑】=4日ぶり反発、一時急落も売り一巡後は切り返す (10月24日)

2023/10/24(火)18:24

要約(ChatGPT併用)

  • NYダウは4日続落で前週末比190ドル安、米長期金利の上昇一服にもかかわらず銀行株や石油関連株が売られた

  • 日経平均株価は朝方に高く始まり、一時的な下落後、前日終値を上回る位置で引けた

  • 日経平均は前日までの3営業日で合計1000円以上下落、24日は一時400円以上の下落も、終わりには60円ほどの上昇で取引終了

  • 政府の経済対策情報が伝わり、小売関連株や鉄鋼株が買われ、全体株価を支えた

  • ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、三菱重工業、ソニーグループなどが堅調に推移

  • ニデックは急落、メガバンクやレーザーテック、ディスコも軟調で下落

  • 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ、SBG、テルモ、HOYA、TDKで、合計で約103円の押し上げ効果

  • 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はニデック、中外薬、第一三共、リクルート、レーザーテクで、合計で約54円の押し下げ効果

  • 東証33業種中、20業種が上昇。上昇率上位は精密機器、空運業、鉄鋼、陸運業、小売業

  • 下落率の上位5業種は海運業、銀行業、医薬品、電気・ガス業、保険業

本文ここから

日経平均株価
始値  31157.01
高値  31210.26(09:04)
安値  30551.67(10:39)
大引け 31062.35(前日比 +62.80 、 +0.20% )
売買高  14億8470万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆7241億円 (東証プライム概算)

■本日のポイント
 1.日経平均は4日ぶり反発、一時400円安もその後切り返す
 2.直近3営業日で1000円超下落、自律反発狙いの買いが流入
 3.3万1000円台では戻り売り圧力も強く、上値の重い展開に
 4.期限付き所得減税などの経済対策伝わり、小売関連に買い
 5.ニデックが値下がり率首位に売られ、ソシオネクスは高い

■東京市場概況
 前日の米国市場では、NYダウは前週末比190ドル安と4日続落した。米長期金利上昇一服も銀行株や石油関連株が売られ指数を押し下げた。
 東京市場では、日経平均株価は朝方に高く始まった後、急速に値を崩したが、売り一巡後は戻り足となり結局前日終値を上回って引けた。
 24日の東京市場は、日経平均が朝方は高く始まった。前日までの3営業日で合計1000円以上も水準を切り下げていたことで、目先リバウンド狙いの買いが先行したが、朝方の上昇一巡後は売りが優勢となり、下値を探る展開に。中東情勢の不透明感や高止まりする米金利動向への警戒感からリスク回避目的の売りが止まらず、一時は400円以上も下落する場面があった。しかし、前場後半を境に日経平均は下げ渋る形に。後場寄りに一段安で始まったものの、その後は再び戻り足となり、プラス圏に浮上。3万1000円台を回復すると上値も重く、結局60円あまりの上昇で取引を終えた。期限付き所得減税など政府の経済対策の内容が伝わったことで、小売関連株の一角に買いが向かった。また、鉄鋼株の一角も買われ、全体株価の下支え効果を発揮した。
 個別では、ファーストリテイリング<9983>が買い優勢だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、三菱重工業<7011>、ソシオネクスト<6526>が高く、ソニーグループ<6758>もしっかり。日本製鉄<5401>、日立製作所<6501>が値を上げ、資生堂<4911>も頑強だった。アンビスホールディングス<7071>が急騰、エアトリ<6191>も活況高となった。ウェルビー<6556>、メディアドゥ<3678>、ギフティ<4449>、力の源ホールディングス<3561>なども大きく水準を切り上げた。
 半面、ニデック<6594>が大商いのなか急落し値下がり率トップに売られたほか、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>なども軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下値を探る展開に。第一三共<4568>が売りに押され、霞ヶ関キャピタル<3498>も値を下げた。川崎汽船<9107>が下落、寿スピリッツ<2222>も水準を切り下げた。
 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、テルモ <4543>、HOYA <7741>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約103円。うち58円はファストリ1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はニデック <6594>、中外薬 <4519>、第一三共 <4568>、リクルート <6098>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約54円。
 東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)鉄鋼、(4)陸運業、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)銀行業、(3)医薬品、(4)電気・ガス業、(5)保険業。

■個別材料株
△ETS・HD <1789> [東証S]
 大型風力発電所関連の大口受注を材料視。
△クオンタムS <2338> [東証S]
 米エヌビディア製GPUサーバーの販売契約締結を発表。
△マリオン <3494> [東証S]
 23年9月期営業利益が計画上振れで着地。
△モバファク <3912> [東証S]
 「駅メモ!」牽引し第3四半期営業利益は23%増。
△エアトリ <6191> [東証P]
 出資先のジャパンMA <9236> が好スタート。
△ソシオネクス <6526> [東証P]
 ADAS及び自動運転向けSoC開発に着手。
△AKIBA <6840> [東証S]
 子会社がアルコールチェック代行サービスで連携。
△富士急 <9010> [東証P]
 インバウンド需要急回復で9月中間期業績は計画上振れへ。
△GENDA <9166> [東証G]
 景品卸売事業のアレスカンパニーを完全子会社化へ。
△売れるネット <9235> [東証G]
 上値抵抗の少ない直近IPO銘柄として物色の矛先向かう。
▼サンバイオ <4592> [東証G]
 厚労省11月部会で「SB623」が議題に上がらず。
▼ニデック <6594> [東証P]
 車載事業が伸び悩み7-9月期営業益は前四半期比で減益に。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アンビスHD <7071>、(2)エアトリ <6191>、(3)ウェルビー <6556>、(4)メディアドゥ <3678>、(5)FPパートナ <7388>、(6)ギフティ <4449>、(7)鎌倉新書 <6184>、(8)力の源HD <3561>、(9)PAコンサル <4071>、(10)マーケットE <3135>。

 値下がり率上位10傑は(1)ニデック <6594>、(2)PCA <9629>、(3)川崎汽 <9107>、(4)JMDC <4483>、(5)Dmミックス <7354>、(6)寿スピリッツ <2222>、(7)ファーマF <2929>、(8)インテージH <4326>、(9)トモニHD <8600>、(10)トランザク <7818>。

大引け
 日経平均は前日比62.80円(0.20%)高の3万1062.35円。TOPIXは前日比1.92(0.09%)高の2240.73。出来高は概算で14億8470万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1091、値下がり銘柄数は507となった。東証マザーズ指数は651.09ポイント(15.69ポイント高)。


◆日経225先物テクニカルポイント(24日日中取引終了時点)

2023/10/24(火)16:10

本文ここから

 24日の日経225先物は前日清算値比150円高の3万1150円で取引を終えた。テクニカルポイントは以下の通り。

33730.80円  ボリンジャーバンド3σ
33094.40円  ボリンジャーバンド2σ
32575.00円  一目均衡表・先行スパン1(雲上限)
32520.00円  一目均衡表・先行スパン2(雲下限)
32458.00円  ボリンジャーバンド1σ
32228.27円  75日移動平均
31875.00円  一目均衡表・基準線
31821.60円  25日移動平均
31605.00円  一目均衡表・転換線
31362.00円  5日移動平均
31185.20円  ボリンジャーバンド-1σ
31150.00円  24日先物清算値
31062.35円  24日日経平均株価現物終値
30548.80円  ボリンジャーバンド2σ
30195.40円  200日移動平均
29912.40円  ボリンジャーバンド3σ


◆日経225先物(引け後コメント)=-2σまでの調整を経て、自律反発を想定したロングへ

2023/10/24(火)18:27

要約(ChatGPT併用)

  • 日経225先物(12月限)は前日比150円高の3万1150円で取引終了

  • 寄り付きはシカゴ日経平均先物清算値を上回り、買い先行

  • 前場中盤に3万550円まで売られ、前場終盤に3万930円まで戻す

  • 終盤はショートカバーを交えたロングが優勢となり、3万1150円で取引終了

  • 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ水準で始まり、-2σ水準まで売られた後、-1σ水準まで上昇

  • ニデックは10%を超える下落で年初来安値更新

  • 香港ハンセン指数は下落、上海総合は中国政府系ファンドのETF購入で反発

  • 日経225先物は短期的に-2σの調整後、-1σの突破を狙うスタンスへ

  • NT倍率は13.88倍に上昇

  • 24日の米国ではPMI、リッチモンド連銀製造業指数、アルファベットとマイクロソフトの決算予定

  • 日経225先物手口面では、野村、みずほ、SBI証券が買い越し、ABNクリアリン、シティグループ証券が売り越し

  • TOPIX先物手口面では、JPモルガン、モルガンMUFG、SBI証券が買い越し、バークレイズ、シティグループ証券が売り越し

本文ここから

日経225先物 31150 +150 (+0.48%)
TOPIX先物 2243.0 +4.0 (+0.17%)

 日経225先物(12月限)は前日比150円高の3万1150円で取引を終了。寄り付きは3万1160円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万975円)を上回り、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に一時3万1210円まで上げ幅を広げたが、その後は戻り待ちの売りに押されて下落に転じており、前場中盤にかけて3万550円まで売られた。ただし、急ピッチの下げに対する自律反発狙いのロングが入り、前場終盤にかけ3万930円まで下落幅を縮めた。ランチタイムで軟化するなか、後場の寄り付き時点で3万700円まで売られる場面も見られたが、終盤にはショートカバーを交えたロングが優勢となり、3万1150円と寄り付き近辺まで戻した。
 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ水準で始まり、いったんはこれを上回ったもののキープできず、反対に前場中盤にかけて一気に-2σ水準まで売られた。売られ過ぎが意識されやすい-2σまで下げたことで、後場は押し目狙いのロングが優勢となり、終盤にかけて-1σ水準まで上昇した。
 結局は、節目の3万1000円を中心とした、ボリンジャーバンドの-1σと-2σによるレンジ内での推移だった。仕掛け的なショートで-2σまで下げたことで、その後は自律反発狙いのロングが優勢だった。また、決算内容が嫌気されたニデック <6594> [東証P]は、結局10%を超える下落で年初来安値を更新し、2020年5月以来となる6000円割れとなった。東京エレクトロン <8035> [東証P]やレーザーテック <6920> [東証P]など一部のハイテク株に売りが波及したが、全体への影響は限られていた。
 また、アジア市場では香港ハンセン指数は下落したものの、中国政府系ファンドが上場投資信託(ETF)を買い入れたとの発表を受けて、上海総合が5営業日ぶりに反発したことも、売り込みづらくさせたとの見方もあった。
 日経225先物はレンジ内での推移であり、明確な底入れは確認できていないものの、短期的には-2σまでの調整を経て、-1σの突破を狙ったスタンスに向かいやすくなった。まずは節目の3万1000円固めとなろうが、ショートを仕掛けてくる局面では、その後の自律反発を想定したロングも入れやすいと考えられる。
 NT倍率は先物中心限月で13.88倍に上昇した。前日までの調整で支持線として意識される25日移動平均線に接近していたこともあり、タイミングとしてはNTショートの巻き戻しによるリバランスが入りやすいタイミングだった。
 24日の米国では10月の総合購買担当者景気指数(PMI)、10月のリッチモンド連銀製造業指数のほか、アルファベット、マイクロソフトの決算が発表される予定である。米長期金利が落ち着いた動きをみせ、大型テック企業の良好な決算が示されれば、NT倍率は再び14倍台を捉えてくることになりそうだ。
 手口面では、日経225先物は野村証券が2463枚、みずほ証券が1489枚、SBI証券が284枚、モルガンMUFG証券が278枚、大和証券が200枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が1684枚、シティグループ証券が768枚、ソシエテジェネラル証券が695枚、JPモルガン証券が662枚、インタラクティブ証券が258枚の売り越しだった。
 TOPIX先物は、JPモルガン証券が3865枚、モルガンMUFG証券が1810枚、SBI証券が1040枚、SMBC日興証券が173枚、みずほ証券が152枚の買い越しに対して、バークレイズ証券が2416枚、シティグループ証券が2154枚、ソシエテジェネラル証券が842枚、ビーオブエー証券が752枚、野村証券が587枚の売り越しだった。


【NEWS】

◆海外ヘッドライン一覧(24日ロイター)

2023/10/24(火)20:16

本文ここから

  • 〔BREAKINGVIEWS〕低迷する香港不動産市場、本質的問題は地位の低下
  • 〔GRAPHIC〕26日ECB理事会、追加利上げやPEPP再投資など5つの論点
  • 〔アングル〕米国の肥満治療薬ブーム、食品メーカーには福音も
  • 〔海外決算予想〕米巨大IT4社、企業ソフトや広告事業が好調か AIの本格収益化まだ先
  • 〔ロイター調査〕韓国第3四半期成長率、小幅鈍化の見通し
  • 〔ロイター調査〕英中銀、11月2日は金利据え置きか 利上げサイクル終了の可能性
  • 〔ロイター調査〕トルコ中銀、26日は政策金利5%上げへ
  • 〔ロイター調査〕ロシア中銀は政策金利14%に引き上げか、通貨安とインフレ対応で

  • サウジ投資会議、大手金融機関トップは経済を悲観 

  • ユーロ圏の銀行、与信厳格化 融資需要も減少=ECB
  • 中国政府の土地販売収入、9月前年比21.3%減 21カ月連続減
  • 中東情勢を注視、影響判断は時期尚早=アイルランド中銀総裁
  • 英サービスPMI、10月速報は49.2に低下 1月以降で最低
  • マクロン仏大統領、過激派との戦いでイスラエルとの協力表明
  • 中国の1─9月歳入、前年比+8.9%に鈍化 
  • ハマス解放のイスラエル人高齢女性、監禁中「よくしてもらった」
  • ノルウェー政府系ファンド、第3四半期は340億ドルの損失
  • 英失業率、6─8月は4.2%で変わらず 中銀予測に比べなお緩み
  • 地政学的な緊張、世界経済に深刻なリスク=世銀総裁 

  • ユーロ圏総合PMI速報値は46.5、3年ぶり低水準 景気後退の恐れ

  • 英バークレイズ、大規模なコスト削減示唆 四半期利益は予想上回る
  • ドイツ総合PMI、10月速報45.8に低下 景気後退が進行か
  • 仏サービスPMI、10月速報は46.1へ上昇 予想上回る
  • 伊ウニクレディト、第3四半期は36%増益 予想上回る 
  • BUZZ-南アランド堅調、全般的なドル安で 

  • 独消費者信頼感指数、11月は-28.1に低下 年内回復せず=GfK

  • 長城汽車、EUの反補助金調査に正式回答 中国EVメーカーで初
  • 世界の化石燃料需要、2030年までにピークに=IEA予測
  • ファーウェイ新型スマホ、6週間で160万台販売=調査会社
  • タイ乗用車生産、9月は前年比-8.45% 国内販売が減少
  • 韓国2社、ガス処理施設建設でサウジアラムコと契約 24億ドル

  • ビットコインが1年半ぶり高値、イーサ・仮想通貨関連株も上昇

  • タイ輸出、9月は2カ月連続増加 農産物伸びる 
  • 南米スリナム、ドル建て債6.75億ドルの再編提案 資源収入も活用
  • 英WPP、中国で拘束の幹部解雇 贈収賄容疑で拘束 
  • 台湾副総統、鴻海調査巡り中国を非難 次期総統選の有力候補
  • 米国防総省、中国の安保会議に代表団派遣=英字紙 
  • 韓国東部沖合に北朝鮮の船、「4人の脱北者」と地元メディア

  • インドネシア大統領、ルピア安まだ「問題ない」 税制優遇を示唆

  • 米中経済作業部会が初会合、マクロ経済情勢など協議 
  • カナダ、中国関与の「スパムフラージュ」検知 首相や議員標的
  • ガザに「継続的な支援供給」を、人質解放に取り組む=バイデン氏
  • 米司法省がオルガリヒの3億ドル豪華ヨット没収を請求 
  • ジャガー・ランドローバー、英イングランドにEV試験施設を開設
  • 中国株、政府系投資会社のETF購入でも伸び悩み 香港株は下落
  • 米EVのフィスカー、高級SUV値下げ 下位グレードは値上げ
  • EU、中国風力発電産業巡る正式調査の準備整わず=当局者

  • EU、AI規制巡る合意交渉が難航 年末まで協議継続か=関係筋

  • ペルー、鉱山・農業部門などに刺激策へ リセッション受け=経済相
  • 新たな黒海回廊で食料の輸出拡大が可能=ウクライナ農業団体
  • 米共和党、下院議長候補巡り合意模索 24日に投票 
  • アジアのバイオ燃料需要乏しい、投資を阻害=エクソン幹部
  • ギネス認定の世界最高齢犬「ボビ」、31歳で死ぬ ポルトガルで
  • バルト海ケーブル損傷、エストニアがパイプライン損傷との関連指摘
  • 世界の森林破壊阻止、30年までの目標達成に大きな遅れ=報告書
  • マスク氏のトンネル掘削会社、評価額が22%超上昇=ニュースサイト
  • 米国籍女性記者、ロシアで12月まで勾留再延長 

  • 中国、イスラエル・パレスチナ和解貢献へ最大限努力=国営メディア

  • ロシア人の約半数が「収入不足」、基礎的支出満たせず=調査
  • ウニクレディト、アルファ銀に出資 ルーマニア事業の大半取得
  • アルメニア・アゼル外相がイランで協議、「主要問題解決」とロシア
  • 原油先物は反発、ガザ危機巡る不透明感で 
  • 気候変動対策の「損失と損害」基金、先進国と途上国の溝埋まらず
  • 米共和党、下院議長候補巡り合意模索 24日に投票 
  • 訂正-ビットコインが一時14%急伸、1年半ぶり高値 

  • アラスカ航空が緊急着陸、非番パイロットがエンジン停止図る

  • 米司法省がテスラに召喚状発行、「オートパイロット」などの調査で
  • 中国・青島ビール「放尿動画」拡散、警察に通報 
  • オバマ氏、イスラエルの軍事行動に警告 「裏目に出る恐れも」
  • 米財務省高官、ソブリン債務再編に「改善の可能性」 
  • ESGファンド、米で解約が設定上回る 2020年以降初=調査会社
  • マイクロソフト、豪に32億ドル投資 AI普及に対応へ

  • バンガード、米長期国債に強気 来年の景気減速見通しで

  • インスタの子どもへの影響巡る米州当局調査、24日に最新情報公表
  • ビットコインが一時14%急伸、2年半ぶり高値 
  • 支援物資第3弾がガザ入り、燃料は2日以内に底をつく恐れ
  • 中国碧桂園の信用事由発生巡り判断要請、投資家がCDS委員会に
  • 中国外相、26─28日にワシントン訪問=米高官 
  • イスラエルとハマス、今は停戦の時期ではない=ホワイトハウス

  • イスラエル、人質理由に地上攻撃遅らせる考えない─閣僚=独紙

  • アルゼンチン外貨建て債と主力株が急落、大統領選で与党連合候補躍進を嫌気
  • ハマス、人質2人を新たに解放 イスラエル人女性 「健康上の理由」
  • ヘッジファンド、ハイテク株エクスポージャー縮小 大手2行が指摘
  • EXCLUSIVE-エヌビディア、アーム技術のPC用半導体開発に着手=関係者
  • 米テスラ、今年の設備投資額が目標上限の90億ドル上回る見込み
  • UAW、ステランティス最大の組み立て工場にもスト拡大
  • 中東の米軍基地への攻撃、イランが背後で手助け=米戦略広報調整官
  • 仏大統領、24日にイスラエル訪問 紛争拡大阻止へ「実行可能な提案」用意

◆[NEWS]カカオ豆先物が急騰、NY市場で44年ぶり高値-供給不足への懸念(24日ブルームバーグ)

2023/10/24(火)00:34

要約(ChatGPT併用)

  • NYカカオ豆先物12月限は一時2.5%高の1トン=3786ドルと、中心限月として1979年1月以来、44年ぶりの高値。コートジボワールとガーナが不作の見通し

本文ここから

 ニューヨーク市場で取引されるカカオ豆先物が23日に大きく上昇し、一時44年ぶりの高値をつけた。世界的な供給不足への懸念が背景にある。カカオ豆はチョコレートの原料。

A farm worker harvests cocoa in Ahouatoue village, north of Abidjan, Ivory Coast.

 カカオ豆先物12月限は一時2.5%高の1トン=3786ドル。中心限月として1979年1月以来の高値となった。主要生産国であるコートジボワールとガーナが不作の見通しで、価格が押し上げられている。
Cocoa Futures Soar to Highest Since 1979 | Production concerns have lifted prices

原題:
New York Cocoa Soars to Highest in 44 Years as Shortages Loom(抜粋)


◆[NEWS]【市場反応】米9月シカゴ連銀全米活動指数は予想外にプラス、ドルは軟調(23日フィスコ)

2023/10/23(月)22:00

要約(ChatGPT併用)

  • 米・9月シカゴ連銀全米活動指数:+0.02(予想:-0.14、8月:-0.22←-0.16)、8月-0.22から予想外のプラスに改善

本文ここから

 米9月シカゴ連銀全米活動指数は+0.02と、8月-0.22から予想外のプラスに改善した。
 ドルは軟調。ドル・円は149円90-95銭と150円手前で推移。ユーロ・ドルは1.0600ドルから1.0618ドルへじり高推移した。

【経済指標】
・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:+0.02(予想:-0.14、8月:-0.22←-0.16)


◆[NEWS]【市場反応】ユーロ圏10月消費者信頼感指数速報値、予想上回りユーロ堅調(23日フィスコ)

2023/10/23(月)23:08

要約(ChatGPT併用)

  • ユーロ圏・10月消費者信頼感指数速報値:-17.9(予想:-18.3、9月:-17.8)、9月-17.8から悪化するも予想は上回った

本文ここから

 ユーロ圏10月消費者信頼感指数速報値は-17.9と、9月-17.8から悪化も予想は上回った。
 結果を受けて、ユーロは堅調に推移。ユーロ・ドルは1.0591ドルから1.0608ドルへ上昇した。ユーロ・円は158円81銭から159円08銭へ上昇。ユーロ・ポンドは0.8713ポンドで底堅い。

【経済指標】
・ユーロ圏・10月消費者信頼感指数速報値:-17.9(予想:-18.3、9月:-17.8)


【昨日の世界の新聞一面】

◆2023-10-23 Mon - The Wall Street Journal - New York, N.Y. USA

2023-10-23 Mon - The Wall Street Journal - New York, N.Y. USA


◆2023-10-23 Mon - The New York Times - New York, N.Y. USA

2023-10-23 Mon - The New York Times - New York, N.Y. USA


◆2023-10-23 Mon - USA Today - McLean, Va. USA

2023-10-23 Mon - USA Today - McLean, Va. USA


◆2023-10-23 Mon - The Japan Times - Tokyo, Japan

2023-10-23 Mon - The Japan Times - Tokyo, Japan


◆2023-10-23 Mon - Kuwait Times - Kuwait, Kuwait

2023-10-23 Mon - Kuwait Times - Kuwait, Kuwait